社交性とは、「社交」にかかわる性質のことであり、以下の3つの意味がある。
上記1・2の意味でとらえれば、人間全員が必ずしも社交性を持っているとは限らない。しかし、それでも本人が求める最低限の人間関係があり、相手を拒否しすぎなければ、社会生活を営むことは十分に可能である。
一方で、社会学者のジンメルなどが提唱した3の意味がある。この意味では、ほとんどの人間がこの性質を持っている。
例えば駅などの公共空間では、多くの人は知らない人に何の脈略もなく話しかけたり、相手を突然殴ったり、必要以上に大きい声を突然出したりすることは無い。これによって、公共空間での「社会」が維持されている。
一方ニコニコ動画では、「wwwwwww」「草」といったコメントで笑いを表現するが、もし「草wwwwwww」と書きこんだ場合は「草に草を生やすな」という指摘がすぐに飛ぶ。元の意味から考えれば重言になってしまうということもあるのだが、こうした一定の指摘・語録があることで、そのコミュニティを知らない新参の流入量をある程度抑えつつ、集団内での結束が高められるともとらえられる。
このような、人々が自分の人格から離れ、その場に合わせて役割を演じるための「形式」を「社交性」と呼ぶ。社交は、社交以外の目的があって行われているわけではない[1]が、それ自体が集団で生活し、社会を形作るために必要なものとなっている。
掲示板
1 ななしのよっしん
2019/03/28(木) 21:50:09 ID: 3JYK8+9hkp
射倖性
2 ななしのよっしん
2019/03/29(金) 00:30:33 ID: 2iYhaHjw1Z
社交性 sociability
「社会や集団がいかにして形成されるのか?」とは社会学の根源的な問いだが、
当初は群居本能、または個人の合目的的で合理的な判断によってなされると考えられた。
群居本能はW.トロッターによる概念で、群れを好む本能を指す。
また、集団や社会が群居本能により成り立っているさまを「群居性」と呼んだ。
以上の考えに対し、社交性も重要なファクターとするのがG.ジンメルの考えだ。
彼は個人間の関わり(心的相互作用)を通じて集団や社会が形成される過程に純粋かつ一般的な
形式を見いだし「社交」と呼び、これにより集団や社会が成り立つさまを「社交性」と呼んだ。
この社交性を解き明かすのが彼の打ち立てた「形式社会学」である。
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最終更新:2025/01/09(木) 08:00
最終更新:2025/01/09(木) 08:00
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