申次衆とは、室町幕府の職制・および家格秩序のひとつである。下にもある通り御供衆のうち下位に属する人々が担っていた。
室町幕府においては、旧来より武家において将軍への取次奏上を担当していた申次も、申次衆として家門化しており、それはおおよそ御供衆の中でも下位の人々が担当していた。そのため一応は一つのまとまった家格として申次衆という枠組みがあるにはあったが、儀礼などでは申次衆としてほとんど特別な活動はみられず、御供衆としてまとまっていることが多かったようだ。
特筆すべきなのが政所執事などを務める伊勢氏で、嫡流・傍流ともに多くがこの役職を務め、多い時には申次衆の過半数が伊勢氏ということもあった。
なおその構成員は伊勢氏、大館氏、上野氏、中務家・播磨守家の畠山氏の4氏で、後3氏は奉公衆番方兼、御供衆兼、申次衆、とすごいことになっている。
ただし実務の伴うものなので、幕府運営が緊張を強いられた室町時代後期にはこれらの家とは無関係に申次を任じられるものも多く、例えば足利義昭の時代にはこれらの家出身の申次は割合ではだいぶ小さいものとなっていた。
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最終更新:2024/12/23(月) 23:00
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