点字ブロックとは、視覚障害者が徒歩で移動する際の各種情報を与えるために設けられたブロックである。
正しくは視覚障害者誘導用ブロック。足裏の感覚で凸凹を読み取る。一般道の歩道、鉄道駅、公共施設などに設置され、視覚障害者向けのバリアフリーの一環として利用されている。
線状誘導ブロックと点状警告ブロックの2種類が存在しており、誘導ブロックは進行方向を示し、警告ブロックは方向転換地点や制止すべき地点に配置されている。
また、鉄道駅構内に設置される3種類目の点字ブロックとして、点ブロックの内側に安全側を示すホーム内方線として1本線を加えた「鉄軌道駅プラットホーム縁端警告用内方表示ブロック」も採用されている。
近年では、音声などを出して視覚障害者を誘導するなどの新しいタイプの点字ブロックや、弱視の人向けに夜間でもわかりやすくなるようLEDが埋め込まれたタイプの点字ブロックも存在する。
1967年に日本の岡山県の岡山盲学校の近くの国道に埋め込まれたのが始まり。埋め込まれた3月18日は「点字ブロックの日」として記念日となっている。
その後、様々な点字ブロックが開発されたが、模様がバラバラでは理解しにくいという視覚障害者からの要望で2001年に点字ブロックの規格がJIS規格として定められた。
2024年現在では、世界的にも利用が広がっており、世界規格も日本規格に準じて定められている。
JIS規格で定められる前の時代にはデザイン優先で作られた点字ブロックもあり、現在でも差し替えられていない例がある。弱視の人には発見しにくかったり、JIS規格の点字ブロックを前提とした視覚障害者には理解できなかったりする。
駅周辺などに設置された点字ブロックでは、その上に駐輪場からはみ出た自転車などが放置されてしまい、視覚障碍者が歩く際の邪魔になってしまうことがある。関連動画にある公共広告機構のCMでも、そのことを周知している。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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