現在の京都府南部を国域とした令制国で、かつては「山背国」とも呼ばれた。これは、かつての都である平城京から見て奈良山の背後に位置する国であるからという由来が元となっている。都が平安京に遷都すると、山河が襟帯して自然に城をなす形勝となっていることから「山城国」へ改称している。
京のお膝元である国であったため、戦乱に巻き込まれやすい国でもあった。鎌倉時代には源平合戦の一つである宇治川の戦い、後鳥羽上皇と北条泰時が対立した承久の乱、室町幕府滅亡の戦いとなった槇島城の戦い、明智光秀が裏切って攻め込み、織田信長が自刃した本能寺の変、その明智光秀を羽柴秀吉が討った山崎の戦いなどがある。さらには江戸時代以降も禁門の変や戊辰戦争の一つである鳥羽・伏見の戦いなどの戦乱が勃発している。
江戸時代には、淀城を本拠地とする淀藩、長岡陣屋を本拠地とする山城長岡藩、伏見城を本拠地とする伏見藩、そのほか御牧藩が置かれた。(このうち、淀藩以外は全て廃藩となっている。)
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最終更新:2025/01/09(木) 08:00
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