小椋悟 単語

小椋悟とは、日本の映画プロデューサーである。

株式会社小椋悟事務所代表。

概要

1957年11月20日生まれ。神奈川県出身。

日本の独立系を代表する映画プロデューサー。

初期は映画のみならず映像系メディアの制作を多くこなし、音楽家として舞台音楽やアニメーション音楽に携わり、ゲームのシナリオも担当するなど幅広く活動中。

近年は活躍の場を日本のみならずアジア等にも広げている。

人物像

• 若いころはミュージシャンになりたかったが、自分には向かないと断念。さまざまなアルバイトで食いつなぐ生活を続ける。
• 知人から撮影素材の仕事を任されたのを機に、映像の仕事を数々請け負い始める。仕事が続くようになり個人事務所：株式会社小椋悟事務所を設立。
• 初めて個人で引き受けた映像の仕事は『PLAYBOY』の撮影素材のポストプロダクション（編集、音編集、色調整、納品形態への書き出しなど）。
• 数々のアルバイトの中で探偵業をやっていたこともあった。
• 移り気で飽きっぽい性格なのを自覚しているが、映像関係は仕事内容が多岐にわたるため、飽きずにやってこられたと自己分析している。
• 本人はいたってまじめに作品作りに取り組んでいるが、できあがる作品にはクセのあるものが多い。

作品

【映画作品】

• 「爆 BAKU!」（1992年、監督：吉原健一）
• 「ドライビング・ハイ」（1993年、監督：橋本以蔵）
• 「EM/エンバーミング」（1999年、監督：青山真治）
• 「ブリスター」（1999年、監督：須賀大観）
• 「けものがれ、ぼくらの猿と」（2000年、監督：須永秀明）
• 「ピストルオペラ」（2001年、監督：鈴木清順）
• 「幸福の鐘」（2003年、監督：SABU）
• 「ハードラックヒーロー」（2003年、監督：SABU）
• 「下妻物語」（2004年、監督：中島哲也）
• 「タナカヒロシのすべて」（2005年、監督：田中誠）
• 「姑獲鳥（うぶめ）の夏」（2005年、監督：実相寺昭雄）
• 「オペレッタ狸御殿」（2005年、監督：鈴木清順）
• 「蟲師」（2007年、監督：大友克洋）
• 「魍魎の匣（もうりょうのはこ）」（2007年、監督：原田眞人）
• 「戦慄迷宮3D」（2009年、監督：清水崇）
• 「KING GAME」（2010年、監督：江川達也）
• 「七瀬ふたたび」（2010年、監督：小中和哉）
• 「死刑台のエレベーター」（2010年、監督：緒方明）
• 「ラビット・ホラー3D」（2011年、監督：清水崇）
• 「ウォーリアー&ウルフ」（2011年、監督：ティエン・チュアンチュアン）

【オリジナルビデオ作品】

• 「ブラック・ジャック」シリーズ全3作（監督：小中和哉）

【TVドキュメンタリー作品】

• 「筒井康隆の21600秒」（1997年）
• 「映画監督チャン・イーモウの世界」

【TVドラマ作品】

• 深夜TVドラマ「ボイスラッガー」全12話（1999年、TV東京系）
• 特撮TVドラマ「鉄甲機ミカヅキ」全6話（2000年、監督：雨宮慶太 フジテレビ系）

【CM作品】

• 大塚商会

【音楽】

• 東京シティバレエ団（舞台音楽担当）
• アニメーション「孔雀王3 櫻花豊穣」（音楽担当）
• シティボーイズミックス（ラ・ハッスル・キノコショー）（音楽担当）
• CM「大塚商会」（音楽担当）

【その他】

• PlayStation2ゲームソフト「サイドワインダー」シリーズ（ゲームシナリオ担当）

受賞歴・招待作品

【映画作品】

• 「ブリスター」（1999年、監督：須賀大観）

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000 ファンタランド大賞受賞
みちのく国際ミステリー映画祭2000 新人作家賞受賞

• 「ピストルオペラ」（2001年、監督：鈴木清順）

2001年ヴェネチア国際映画祭「偉大な巨匠に捧げるオマージュの盾」受賞
2002年ロッテルダム国際映画祭 招待作品
2002年スペイン・ヒホン国際映画祭 特別招待作品
2002年プリズベン国際映画祭 国際批評家連盟賞受賞
2002年フィラデルフィア国際映画祭 招待作品
2002年ハワイ国際映画祭 特別招待作品
2002年報知映画賞ファン投票作品部門第1位、同新人女優部門第1位

• 「幸福の鐘」（2003年、監督：SABU）

2003年ベルリン国際映画祭 NETPAC賞（最優秀アジア映画賞）受賞
2002年釜山国際映画祭、シカゴ国際映画祭、香港映画祭 特別招待作品

• 「下妻物語」（2004年、監督：中島哲也）

2006年カンヌ映画祭・ヤングフェスティバル グランプリ受賞
2005年日本アカデミー賞／主演女優賞・助演女優賞・新人賞 3部門受賞
2005年横浜映画祭最優秀作品賞受賞を初め主要5部門受賞
第78回キネマ旬報ベスト・テン／新人女優賞・日本映画ベスト・テン3位
第59回毎日映画コンクール／主演女優賞・新人賞・美術賞 3部門受賞

2002年いばらきロケ大賞/奨励賞

• 「オペレッタ狸御殿」（2005年、監督：鈴木清順）

2005年カンヌ国際映画祭 栄誉上映特別招待作品

• 「蟲師」（むしし）（2007年、監督：大友克洋）

2006年ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門クロージング作品
2007年カタロニア国際映画祭 ベストスペシャルエフェクト賞・ベストオリジナルサウンドトラック賞　2部門受賞
日本映画テレビ技術協会主催　第７回映像技術奨励賞「VFX技術」部門　受賞

• 「魍魎の匣」（もうりょうのはこ）（2007年、監督：原田眞人）

2008 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 招待作品

• 「戦慄迷宮3D」（2009年、監督：清水崇）

2006年ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門クロージング作品
2007年カタロニア国際映画祭 ベストスペシャルエフェクト賞・ベストオリジナルサウンドトラック賞　2部門受賞
日本映画テレビ技術協会主催　第７回映像技術奨励賞「VFX技術」部門　受賞

• 「ラビット・ホラー3D」（英題：TORMENTED） （2011年、監督：清水崇）

第68回ヴェネチア国際映画祭正式招待作品

• 「ウォーリアー&ウルフ」（2011年、監督：田壮壮ティエン・チュアンチュアン）

トロント国際映画祭　特別上映作品

【オリジナルビデオ作品】

• 「ブラック・ジャック」 シリーズ全3作（監督：小中和哉）

雑誌「ザ・テレビジョン」ビデオ部門第1位選定

【TVドキュメンタリー作品】

• 「筒井康隆の21600秒」 （1997年）

1997年PerfecTV!企画制作賞　受賞

• 「映画監督チャンイーモウの世界」

NHK衛星ハイビジョン局長賞受賞

小椋作品　主な出演者たち

• 永瀬正敏

『けものがれ、俺らの猿と（2001年、須永秀明監督作品）』

『ピストルオペラ（2001年、鈴木清順監督作品）』

『姑獲鳥の夏（2005年、実相寺昭雄監督作品）』

• 阿部寛

『姑獲鳥の夏（2005年、実相寺昭雄監督作品）』

『魍魎の匣（2007年、原田眞人監督作品）』

『死刑台のエレベーター（2010年、緒方明監督作品）』

• オダギリジョー

『オペレッタ狸御殿（2005年、鈴木清順監督作品）』

『蟲師（2007年、大友克洋監督作品）』

『ウォーリアー&ウルフ（2011年、ティエン・チュアンチュアン監督作品）』

• 宮迫博之

『姑獲鳥の夏（2005年、実相寺昭雄監督作品）』

『魍魎の匣（2007年、原田眞人監督作品）』

『タナカヒロシのすべて（2005年、田中誠監督作品）』

『下妻物語（2004年、中島哲也監督作品）』

• 鳥肌実

『けものがれ、俺らの猿と（2001年、須永秀明監督作品）』

『タナカヒロシのすべて（2005年、田中誠監督作品）』

• 篠原涼子

『姑獲鳥の夏（2005年、実相寺昭雄監督作品）』

『魍魎の匣（2007年、原田眞人監督作品）』

『幸福の鍵（2003年、SABU監督作品）』

『下妻物語（2004年、中島哲也監督作品）』

• 芦名星

『七瀬ふたたび（2010年、小中和哉監督作品）』

『KING GAME（2010年、江川達也監督作品）』

小椋作品　著名監督

• 橋本以蔵（1993年、『ドライビング・ハイ』）

『AKIRA（1988年、脚本を執筆）』

『シュート！（1994年、脚本を執筆）』など

• 青山真治（1999年、『EM エンバーミング』）

『Helpless（1996年）』

『EUREKA（2000年）』

『月の砂漠（2001年）』

『レイクサイド マーダーケース（2004年）』

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ（2005年）』

『サッド ヴァケイション（2007年）』など

• 須賀大観（2000年、『ブリスター！』）

『B（1997年）』

『恋文日和（2004年）』

『最終兵器彼女（2006年）』など

• 実相寺昭雄（2005年、『姑獲鳥の夏』）

『ウルトラマン』シリーズ（1979年 - 2005年）

『D坂の殺人事件（1988年）』

『乱歩地獄「鏡地獄」（2005年）』

『ユメ十夜「第一夜」（2007年）』など、他多数

• 鈴木清順（2001年『ピストルオペラ』、2005年『オペレッタ狸御殿』）

『肉体の門（1964年）』

『河内カルメン（1966年）』

『けんかえれじい（1966年）』

『殺しの烙印（1967年）』

『ツィゴイネルワイゼン（1980年）』など、他多数

• 原田眞人（2007年『魍魎の匣』）

『クライマーズ・ハイ（2008年）』

『わが母の記（2012年）』

『駆け込女と駆け出男（2015年）』

『日本のいちばん長い日（2015年）』など、他多数

• 大友克洋（2007年『蟲師』）

『AKIRA（1998年）』

『スチームボーイ（2004年）』

『SHORT PEACE（2013年）』など、アニメーション映画他多数

• SABU（2003年『幸福の鐘』、2003年『ハードラックヒーロー』）

『蟹工船（2009年）』

『うさぎドロップ（2011年）』

『Mr.Longミスター・ロン（2017年）』など

関連サイト

http://ogurajimusyo.jp/profile.html

小椋悟事務所公式サイト

関連商品

関連コミュニティ

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関連項目

• 小椋悟に関する項目を紹介してください。