ランチパックとは、山崎製パンの菓子・惣菜パンシリーズの名称である。
山崎製パン株式会社が菓子パンとして1984年に発売開始。食パンの耳の部分を取り除き、2枚のパンの間に具を挟んで周辺部を圧着、具がはみ出さないように加工された、それまでに例の少ないタイプの菓子パンであった。似た形状のパンとしてはフジパンのスナックサンド(1975年発売開始)が挙げられる。
商品は2個入りでパッケージされ、パッケージングの際、エアで外袋をふくらませて、その空気圧によって極めて柔らかいランチパックを外部からの衝撃や圧力から守る仕組みになっている。
この仕組みの為、購入後無造作にバッグに放り込んでも、中身を潰す事なく気軽に持ち運びが可能となっている。
発売当時、具のラインナップはピーナッツ・小倉・青リンゴ・ヨーグルトの全四種だった。
中でもピーナッツはランチパックを代表する定番商品で、発売当初から続く最も人気のあるメニューの一つといえる。
なお、ピーナッツの名称は発売当時、「ピーナツ」であった。
先述したとおり、ランチパックは耳を取り除いた事によるソフトな食感と具がはみ出さない独自の構造による食べやすさから、その名の通り、ランチ時のメニューとして、あるいはおやつや小腹が空いたときの夜食など、様々な場面でお手軽に満足感を得られる汎用性の高い菓子パンとして人気を博した。
当初はいわゆる「菓子パン」として発売されたが、その後、様々な具を入れた新商品が次々と発売され、惣菜系の具を封入した「惣菜シリーズ」が登場。
これによってランチパックは様々な食の嗜好に応えられる多様性のある商品となっていった。
現在は、具の内容によって菓子パン系の「スイーツシリーズ」と惣菜パン系の「惣菜シリーズ」の2系統を主軸として多種多様な商品展開がなされている。これまで製造終了になったものも含め200種以上がラインナップとして登場した。加えて、地域限定の商品や工場限定の商品なども存在している。
なお、素朴な疑問として、「ランチパック製造時に発生する切り取ったパンの耳はどうなるのか?」というものがある。
山崎製パンによると、飼料やお菓子の原料としてリサイクルされているとの事。
ここから生まれた「チョコの山」がヒット商品になるなどの波及効果も生まれている。
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最終更新:2024/12/23(月) 23:00
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