ウェーイとは、日本語の間投詞である。
いわゆる俗語であり辞書などには載っていないことが多い。「うぇーい」「ウェイウェイ」「ウェイ」など様々に表記/表現の揺れがある。
実は「特に明確な意味のない言葉・掛け声」として割と古くから用いられているらしき言葉である。例えば企画院総裁などを務めた第二次世界大戦期の政治家「鈴木貞一」は、毎朝念仏や祝詞のようなものを唱えた後に「ウェーイ」と叫ぶことを日課にしていたと言われる(一種の健康法であったとされる)。
また、言語学者の「加藤主税」は「掛け声の「エーイ」を強調すると、ウェーイになります」との意見を語っている[1]。
とはいえこういった「エーイから派生した掛け声」といったものとしての「ウェーイ」は例外的なものであり、実際に普及するのは英語で喜び・祝福・賛成・親愛などの意を示す間投詞「Yay」に由来する「イェイ」「イェーイ」「いぇーい」などの言葉が日本で普及してきた後のようだ。これらの言葉から変化させた「ウェイ」「ウェーイ」「うぇーい」を、変化前の「イェイ」「イェーイ」「いぇーい」とほぼ同じ意味合いで使用する者が出始めたのである。
とは言え、言っている本人たちもさほど意識せずノリや勢いで使っていたと思われ、別に文章として残すものでもなかった。そのためこの「イェーイ」と同じ用法で「ウェーイ」が使われ始めた時期ははっきりしない。
また、インターネット上では「リア充」「ギャル」「チャラ男」など、要するに「ノリがよく、明るく、チャラチャラしている人々」が使用するであろう言葉の典型文としても広まっている。
「ウェーイwww」と、後ろに「笑い」を意味する「w」を付けて用いられることも多い。
こちらも「そういった扱いになり始めた時期」ははっきりしないのだが、「女子中高生ケータイ流行語大賞」の2010年度において8位に「うぇーい」が入賞しており、その際に「「やあ」「どうも」など挨拶として使用される言葉。また「イエーイ」などの意味としても使用される。もともとはギャル男が使用。」と解説されていた[2] 。よって「2010年より少し前にはギャル男が使っており、2010年には女子中高生にも広まった」らしいことがわかる。
また短文投稿サービス「Twitter」で検索すると、2010年には「ウェーイと言いながらハイタッチする」自らの振る舞いについてチャラいと認識している投稿が確認できる。
このあたりの材料から判断すると、2010年かその少し前くらいに「ウェーイはチャラい人が使う言葉である」という認識が広まり始めたのかもしれない。
そういった人々について「ウェイ系」または「ウェイウェイ系」などと括られる場合もある。
ウェイ系!!
事ある毎にウェーイと叫ぶパリピでイケイケなナウなヤングたち!
彼等はどこにでも存在し それはここ秀知院でも例外ではない!
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/yashirosyouyu/status/1150224381546659841
なお余談だが、2004年1月から2005年1月にかけて放映された特撮ヒーロー番組『仮面ライダー剣』において、主人公「剣崎一真」が戦うときの掛け声が「ウェイ」「ウェーイ」などと聴こえるとして当時ネタになっていたようだ。だが、そのことと「チャラい人が使うイメージ」との関係は特に見出だせず、単なる偶然の一致ではないかと思われる。剣崎一真は別にチャラいキャラでもなかったようであるし。
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最終更新:2025/01/11(土) 04:00
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