TDK株式会社とは、日本の電気機器製造メーカー。主要株主はパナソニック。
社名の由来は「東京工業大学電気化学科」。
そこから、「東京電気化学工業株式会社」で創業し、その略称(Tokyo Denki Kagaku)から「TDK」とした。
(FDKも同じ「東京工業大学電気化学科」という社名で創業するが、偶然たまたまかぶってしまったが無関係)
概要
カセットテープのOEM販売を主力としていたが、自社ブランドで出せる新たなカセットテープを出すことになった。
これまでのカセットテープの信号量では、人の声を録音する用途でしか利用できなかった。
その当時の常識を覆すべく「音楽用」のカセットテープの開発を開始。
世界最高の保磁力を持つ戸田工業の針状粒子材料をカセットテープに採用。
それが、世界初の音楽用カセットテープとなり、アポロ11号でも利用された。
現在もカセットテープで培った磁気に関する分野に強みがあるが、記録メディア製造は2016年には完全に撤退。
現在もHDD用のヘッド部品の製造で最大手で、HDD以外の磁気ヘッドやサーマルヘッド等を製造販売。
2013年、同社の加湿器によってグループホーム火災が長崎県で発生。
現在も、回収がなかなか進まずリコールCM放映中である。
かつてあった子会社
TDKコア
1979年、TDKの磁気テープ販売事業部教材部門は、子会社のTDKコアを設立し事業を継承。
教育ソフトメーカーでは大手となった。
一時期、カセットテープによる音楽レコード会社事業も行い、所属歌手も居たが事業撤退。
相曽晴日、徳丸純子、新井薫子、小比類巻かほる、椎名恵、
のちにプリンセスプリンセスとなる赤坂小町などが所属していた。
(赤坂小町の赤坂はTDKコアの所在地にちなむ)。
往年は、テレビ番組の編集(ポストプロダクション)及び
ゲームソフトの開発販売といった事業を中心としていた。
2007年、日本コロムビアが買収。
2008年、TDKが社名から外れ「クリエイティヴ・コア」(由来はコロムビア→CR→クリエイティヴ?)となった。
2010年、ゲーム開発販売事業は日本コロムビアが継承。
2011年、麻布プラザの親会社が買収、ポストプロダクション事業は麻布プラザに移管。
2012年、現在のクリエイティヴ・コアは、麻布リースの事業を引き継ぎ業態転換されてた。
関連動画
関連項目
関連リンク
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