synthesiaとは、MIDIファイルを読み込ませることで縦スクロール(ピアノロール)の音楽ゲームを遊べるソフトである。
概要
Synthesia(シンセシア)は、キーボードをピアノの鍵盤に見立てて演奏する、無料配布されている音楽ゲームである。流れる音楽に合わせてキーボードのキーを押し、メロディーを演奏します。PCキーボードを使った「キーボードマニア(キーマニ)/beatmania」と言ったところだが、PCとMIDI対応の楽器を接続すれば、その楽器を入力デバイスとして使用できる。
Synthesiaのプレイ画面には、楽譜を模した縦線と、その下に鍵盤の絵が表示される。音楽が始まると、音符の代わりにブロックが画面の上から落ちてくる。ブロックがキーボードの絵にぶつかるタイミングに合わせて、対応するキーを押すことで判定され得点が入る。きっちり押すことができればプロのような名演を生み出すことができるはずなのだが、環境によっては、処理のラグによりきっちりと押せる方が迷演奏になってしまう場合もある。
デフォルトの収録曲数が100以上と多い。ジャンルは童謡、クラシック、ゲーム音楽などバラエティに富んでおり、難易度の非常に高い曲もある。しかし、キャラクターや派手な演出などはないので、ゲーム性を重視する人にはストイックすぎるかもしれない。何よりパートによっては押さなくてはならないキーが非常に多く、タイミングゲーや音ゲーと言うよりも覚えゲーと言った方が適切ではないだろうか。また、有料版ではで五線譜を表示させることもできるので、楽譜を読むのが苦手な人にとっては練習用ツールとしても使えるが、暗譜してしまうと途端に難易度が低くなってしまうといった問題も抱えている。さらには前述の通り演奏者の環境によっては、指示通りのタイミングで完璧に弾きこなすよりも、指示を無視して演奏した方が良い演奏になってしまう点はいかがなものかとも思われる。
現行版のsynthesiaではmidiファイルを右クリックするとsynthesiaが読み込み起ち上がる機能が付加されており、以前までのフォルダ読み込みなどでの曲の追加よりも容易に曲の追加ができるようになった。
また、セッティング画面より、パーカッションパートとメロディパートを別々の出力先を指定できるため、BASSMIDI DriverやMIDIYORKなどを使用し複数に分けて音を出力することで同時発音数が増え、音切れや出ないノートなどの症状の軽減が図れる。
10.1.3320以降のバージョンのフリー版ではデフォルト曲のうちアンロックされている数曲のみしかプレイ、プレビューできないようになった。これは自作midiなども同様であるため、これから再生動画を撮ろうとする者は有料版を購入するか、どこからか旧バージョンを入手しないと再生動画の作成はできない。ただしバージョンアップの際にこの点は変更される可能性は0ではない。(2015年2月現在)
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