Gunga Gingaとは、「グンガギンガ」「ゴンゲギンガゴンガンゴンゴン」等と裏声を出しているおじさんの動画である。
日本では通称「韓国のレジロック」の声として一部で広まっているが、実際には韓国のレジロックの声ではなく、外国のおじさんの声である(もともとは韓国もレジロックも全く関係ない音声である)。
概要
Gunga Ginga
(いわゆる「韓国のレジロック」の音声元の動画)
Gunga Gingaとは、おじさんが裏声で奇声を上げている動画である。映像は実写であり、屋外・屋内・運転中など様々なシチュエーションがある。声を出した後に笑い声が入ることも多い。おじさんが顔出しすることもある。
動画共有アプリのVineでElpresador氏によって投稿された動画が元だが、チャンネル削除の後にアプリもサービス終了しているため現存しない。2013年にはYouTubeに転載動画(リンク)が投稿されているので、それより前の時期に元動画がVineに投稿されたと推測される。
2015年以降にYouTubeにGunga Gingaをまとめた動画がさらに転載され(例1/2)、2019年にInstagramを中心に他のキャラクターに「Gunga Ginga」の音声を声当てしたMAD動画(例)が投稿されるようになったことで人気となった。
本当は韓国のレジロックではない
上記の流れの中で、映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ』など[1]に登場したレジロック(リンク)・レジアイス(リンク)・レジスチル(リンク)・レジギガス(リンク)に「Gunga Ginga」の声を当てたMAD動画が2020年~2021年にYouTubeの韓国のアカウントから投稿された。
このうちのレジロックの動画が、2021年8月下旬以降に日本のネットユーザーの間で「韓国のレジロック」と題されてTwitterなどに転載され、広まってしまった。おそらく韓国語が読めず、「これが韓国のレジロックの声である」と勘違いしてしまったのではないかと思われる[2]。
MAD動画としては、気の抜ける「ゴンゲギンガ…」の音声の直後、破壊力のある光線を射出する様子に強いギャップを感じさせる構成になっている。一方、映画の本編のレジロック(CV.宮下栄治)は、コンピューターの電子音のような高い声と猛獣の唸りのような低い声を繰り返し、むしろ無機質で不気味な印象を与えてくる。
なお、執筆者は確認できていないが、アニメのポケモンシリーズではポケモンの名前を指す言葉が鳴き声になることが多く[3]、韓国語でもレジロックの名前は「レジロック」に近い発音であるため、おそらく韓国でのレジロックの声も日本語版の音声のまま使われているのではないかと考えられる。
関連動画
韓国のレジロック
関連リンク
関連項目
脚注
- *レジギガスは映画『光輪の超魔神 フーパ』の映像である。また、レジスチルはおそらくテレビ放送のアニメの映像と推測される
- *ただし、当記事掲示板の>>2のように、韓国国内でも「韓国のレジロック」と呼んでいる場合があるとする声もある
- *(例)ピカチュウ→ピッピカチュウ!等
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