Good Old Fashioned Lover Boy(邦題:懐かしのラヴァー・ボーイ)とは、イギリスのロックバンド・QUEENの楽曲である。1976年発表のアルバム「A Day At The Races (華麗なるレース)」に収録され、1977年にシングルカットもされた。作者はフレディ・マーキュリー。
概要
1976年にアルバムで発表したのち、1977年5月20日に4曲入りシングル「Queen's First EP」でシングルカット、1曲目に収録された。このシングルは英国チャートで最高位17位を記録している。
フレディによればヴォードヴィルを意識した曲とのことで、「Seaside Rendezvous」にも似た雰囲気のある曲になっている。
「Hey boy ~」と「One, two, ~」を歌っているのはスタジオのエンジニアだったマイク・ストーン(Mike Stone)。Queenには1973年のアルバム「Queen(戦慄の王女)」から1977年のアルバム「News Of The World(世界に捧ぐ)」まで関わっていた。2002年の5月に彼がこの世を去ったとき、ブライアンは追悼文を寄せている。
詩の解釈
ニコニコ動画上ではよく「歌詞はバイセクシュアルを意識している」といったコメントを見かけるが、はたしてそうであろうか?
Oooh love, oooh lover boy
What are you doing tonight hey boy?Hey boy, where did you get it from?
Hey boy, where did you go?
この部分で聞き手や訳者はどう捉えるかがカギである。
「フレディのフレディによる自画自賛だ」「主人公は女。フレディが女視点で歌っているのだからゲイの歌だ」「主人公もサビ部分も男だ」・・・などなど、いろいろな解釈があることだろう。しかし今のところ、「このサビは周囲のヤジ・茶化し、もしくは囃し立てである」というのが大方のファンの見方である。もちろん、そうでないファンもいる。
念のため付け加えておくと、ファンの中にはこういう話題を好まない人もいるので動画が荒れる原因にもなり兼ねないコメントは出来るだけ控えてほしい。
ライブでのパフォーマンス
初めて演奏されたのはアルバム発売直後のプロモーション・ツアーであるA Day At The Races Tourだが、1月からの北米ツアーからではなく5月8日からの欧州ツアー初日のスウェーデン・ストックホルムが初演である。それから1年後のNews Of The World Tourの最終日、1978年5月13日まで演奏され続けた。※ 最初から最後までKiller Queenにつづくメドレーの一部として演奏されていた。 フレディはほとんどの公演において「Set my alarm~」部をアドリブで誤魔化している(※2)。歌詞忘れとも言われているが、正しく歌った公演も存在するのでビミョーなところである(※1)。・・・真相やいかに。 ※最終演奏はいつか? |
関連動画
QUEEN
※1 DVD |
現在のDVDに収録されているのは1977年6月14日の英国TOP OF THE POPS出演時の映像(いわゆるTOTP版)である。(※1) 1992年に英国で発売されたGreatest HitsにはDoRoが新たに制作したモンタージュビデオが収録された。内容は1977年6月6日と7日のロンドン公演の模様をつぎはぎしたもの。 特に、2日目の演奏風景はほとんど見ることが出来ないため貴重な資料である。 |
カバー
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関連項目
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