1969年創刊、物流・運輸業界関係者なら誰もが知る唯一無二の専門紙「カーゴニュース」が、毎週火曜・木曜に発行する最新号の中から、ダイヤモンド編集部が旬の話題をピックアップして「お届け」している人気連載「カーゴニュース発」。今回は、2024年に、特に読者の人気を集めたベスト記事、トップ5をランキング形式で紹介します。

ヤマト運輸が営業赤字の「元凶」/ヨーカ堂閉鎖で大打撃「取引先の内訳」/輸出額100億円!世界が欲しがる「黒い液体」〈2024物流ベスト5〉Photo:Diamond

【2024人気記事ランキング1位】『ヤマト運輸が営業赤字に転落!通期も大苦戦必至の「元凶」とは?』

 2024年の連載「カーゴニュース発」の人気記事ランキング1位は、『ヤマト運輸が営業赤字に転落!通期も大苦戦必至の「元凶」とは?』でした。ヤマトホールディングスが赤字に苦しんでいます。2025年3月期第2四半期決算では、営業損益が150億円(前年同期比273億円減)の損失となりました。

 主力の宅配便事業は取扱個数こそ前年を上回りましたが、なぜ赤字に陥ったのか。通期予想も大幅な下方修正を余儀なくされる「元凶」とは? 他方、M&Aでシナジー創出を急ぐ、宅配便に次ぐ事業の柱とは何か。解説します。

【2024人気記事ランキング2位】『ヤマト・佐川の「宅配便数」が前年割れ!日本郵便と明暗分かれたワケ』

ヤマト運輸が営業赤字の「元凶」/ヨーカ堂閉鎖で大打撃「取引先の内訳」/輸出額100億円!世界が欲しがる「黒い液体」〈2024物流ベスト5〉Photo:Diamond

 2位は、『ヤマト・佐川の「宅配便数」が前年割れ!日本郵便と明暗分かれたワケ』でした。2023年度の宅配便大手3社(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便)の取扱個数の合計が前年度比1.0%減の46億2900万個。3社のうちヤマト運輸、佐川急便の2社は前年割れとなり、日本郵便だけが前年実績を上回りました。

 一昨年秋以降、原材料コストの高騰を背景に消費財を中心に商品価格の値上げが続き、消費マインドが冷え込んだことで、ECを中心に宅配需要にブレーキがかかりました。24年度については、下期以降の需要回復を見込んでおり、年度トータルでは小幅な伸びにとどまりそうです。

ヤマト運輸が営業赤字の「元凶」/ヨーカ堂閉鎖で大打撃「取引先の内訳」/輸出額100億円!世界が欲しがる「黒い液体」〈2024物流ベスト5〉Photo:PIXTA

【2024人気記事ランキング3位】『イトーヨーカ堂「33店舗閉鎖」で大打撃!調査で判明した「取引先の内訳と巨額の売上高」』

 3位は、『イトーヨーカ堂「33店舗閉鎖」で大打撃!調査で判明した「取引先の内訳と巨額の売上高」』でした。国内流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが大規模な再編計画を明らかに。イトーヨーカ堂の33店舗閉鎖を進める中で、供給網(サプライチェーン)には大きな影響が及びそうです。

【2024人気記事ランキング4位】『佐川は2ケタ増収、ヤマトは赤字転落…物流最新決算で明暗が分かれたワケ』

 4位は、『佐川は2ケタ増収、ヤマトは赤字転落…物流最新決算で明暗が分かれたワケ』でした。物流会社の2025年3月期第2四半期決算は、「2024年問題」を追い風に価格転嫁に成功した企業とそうでない企業とで業績の明暗が分かれました。主にBtoB物流で価格改定、単価アップの収益寄与が目立った一方で、BtoC関連では価格転嫁の遅れが見られたのです。人材確保に向け、人件費の上昇が続く見通しである一方、少子高齢化で国内の物流需要の大幅増が見込めない中、プライシングが企業業績に与える重みが増してきそうです。

【2024人気記事ランキング5位】輸出額がついに100億円を突破!世界が欲しがる「黒い液体」とは?

ヤマト運輸が営業赤字の「元凶」/ヨーカ堂閉鎖で大打撃「取引先の内訳」/輸出額100億円!世界が欲しがる「黒い液体」〈2024物流ベスト5〉写真はイメージです Photo:PIXTA

 5位は、輸出額がついに100億円を突破!世界が欲しがる「黒い液体」とは?でした。2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されてから、世界的に日本食が注目されています。その影響で、輸出が増えた「黒い液体」とは?

 これら5本の記事の他にも、連載「カーゴニュース発」では毎週木曜に新着記事を更新しています。この機会に是非ご一読ください!

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