こんにちは、id:onishiです。今日もはてなの技術部の取り組みを紹介します。今回のネタは「エンジニア実績システム」です!ちなみに前回は「毎週勉強会」を紹介しました。
エンジニア実績システム
はてな技術部では、ブログの公開やOSS活動、イベント登壇など社外にプレゼンスを発揮する活動を推奨するための取り組みを行っています。今回紹介する「エンジニア実績システム」もその一つです。
Xbox One の実績とチャレンジ実績とは何ですか?
実績とは、特定の行動をゲームで達成したことに対するリワードです。
「実績」とはXbox 360, Xbox One に搭載されている同名のシステムを意識しています。Xboxのそれがゲーム内の進行状況や難易度の高い行為によって報酬を獲得できるのと同じように、エンジニアの社外プレゼンス活動に対して実績を設定し、エンジニアスタッフ個々人の実績解除を推奨しています。
「対外発表を行った」とか「OSSにコミットした」とか、特に社外へプレゼンスを発揮する活動を実績解除も楽しみながら行ってもらいたいという意図で設計しました。
どんな実績があるか
具体的にこういう活動を実績として認めている、という例をお見せします。
技術ブログ、スライド系
- ブログ記事、スライドについたブックマーク数(100,300,500,1000)
- 月間エントリ数(5,10,30)
OSS活動系
- GitHubリポジトリへのスター数(10,50,100,1000)
- 社外のリポジトリへ Pull Request した
- cpan, gem, npm, maven にモジュールを登録した
執筆系
- Web媒体で記事を執筆した
- 雑誌記事を執筆した
- 単行本の共著・監訳を行った
- 単著の単行本を出版した
発表系
- 発表会でLTをした
- ○人以上の聴衆を前に発表した(10,100,500)
- 大学で講義した
- 査読無し論文発表した
- 査読あり論文発表した
その他
- ISUCONで優勝した
- miyagawaさんにブクマされた
- 技術系Podcastに出演した
などなど、真面目なものからネタっぽいものまで沢山取りそろえています。社内で募集して時々増やしたりもしています。
実績を解除すると良い事があるか
実績数をそのままエンジニアの評価に反映する、ということは行っていません。月末に実績を「自己申告制かつ手動で」集計して、月初の毎週勉強会のなかで前月の実績解除を読み上げてみんなで祝う、という活動をしています。
こうやって楽しみながらエンジニアの対外活動、ひいてははてなの技術部全体を活性化していくというのが狙いです。
対外活動は「最初の一歩」が難しいので、「社外のリポジトリへ Pull Request した」みたいな実績も用意することで、その一歩の背中を押してあげたいという気持ちもあります。
みなさんの会社でも参考にしてみてください!
実績管理システム
肝心の管理システムは、Google スプレッドシートで実績ごとに列を用意しているだけ、実績解除したら本人でシートに記入する、という非常に雑な仕組みです。盛り上がったらウェブサービスにしてみるのも面白いかもしれません。実績ごとにデザインされたメダルがもらえたりするとテンション上がりそうですね!
こんな感じ。CTOさすがです。
一緒にエンジニア実績を解除しましょう
はてなでは積極的に社外活動を行い実績を解除していく達人ゲーマーエンジニアを募集しています!hatenacorp.jp