知り合いが Samsung Focus (AT&T mobility) から international 版の Galaxy S II に使用する handset を変えたので、余った focus を買わない? と聞かれた。
取り敢えず最近 Windows 8 preview を試してみて Metro UI も touch panel 付きの device なら良いかもしれない (mouse & keyboard で使うのは中々面倒なので Metro は disable にしたけれど) と思っていたので引き取ることにする。
1年弱使われてきた handset で back door が傷だらけだったりするのもあって、car charger、silicon case それに unlock code など込でおよそ $100 程で譲り受ける。取り敢えず handset に貼られていた screen protector はあまり好みではないので、ebay で新しいものを order して剥がす。それから back door も $10 程なのでそちらも order。
色々挙動が微妙な場合もある、という話だけどSDCard が使える handset なので、SanDisk の 32GB (class 2) の MicroSDHC card を slot に設定して factory reset。
Internal Storage と合わせて storage size は 36.90GB と認識されたので Zune Software と sync して使い始めた。
Unlock も無事に出来たので T-Mobile で電話をしたり SMS の送受信は特に問題もなくできた。ただし 3G に関して言えば AT&T model ということもあって UMTS band I, II, V への対応で、T-Mobile AWS band (UMTS band IV) には対応していないので、2G – EDGE のみでの使用となる。もっとも、普段は大体 WiFi が使えるのと、EDGE でもそれなりの (200Kbps 前後) の速度は出るのであまり困らない感じだ。
入手したのは火曜日なので、これを書いている時点では4日目というところだ。この4日間、Nexus S に main で使っている line の SIM を入れて、Focus には殆ど data 用にしか使っていない SIM を入れて使ってみたけれど全体的に使いやすいし、使っていてそれなりに面白い。後は暫く Android ばかり使っていたので新鮮というのもあるだろうか。
というわけで、Windows Phone 7/7.5 を使ってみた感想などをまとめておきたいと思う。
Late to the Party
Microsoft が Windows Phone 7 を launch したのはほぼ1年前。現時点では成功でも無いし、失敗でもないし、まだ recognition を確立していない、という感じだろうか。Mobile device/handset OS としては、Symbian や Palm、BlackBerry そして Windows Mobile から iPhone の登場により市場がそれまでの PDA+電話機という感じの限られたものから、常時接続を前提にした media consumption device へと変化した。
iPhone 以前に Smartphone と呼ばれていたのは、必要な時に接続して email の読み書き、あるいは office documents を見る、あるいは少し手直しをする、そして schedule 管理という PDA 的な側面が強かった。そして、そうした device は多くの人にとっては必要性の余り無いものであり、市場自体もどちらかと言えば小さなものだった。
それが iPhone の登場により、常時 network に接続している media consumption device という、趣味的なものに変化して市場が広がったと見るのが妥当だろう。出来なくはないけれど、iPhone で exchange sync をしたり office documents を… と考えるくらいなら BlackBerry か Windows Mobile を通常選択するだろう。
ただし、暇つぶしのための、あるいは遊ぶためのおもちゃ、と考えれば楽しいのはもちろん iPhone の方なのは間違いないので、従来 BlackBerry や Windows Mobile などを必要としていない層がこの新しい種類の device、拡大された smartphone というものに飛びついてきた。そしてその後に Google が release した Android OS、こちらも iPhone/iOS と似通った concept で常時 network に接続して network 上に散在する media を消費するためのものとして登場してきた。
Android OS 自体は、現在でも inconsistent で使いづらい UI、そしてとりかかりの悪さ、marketplace の最悪とも言える検索性など、main consumer に受け入れられる要素は余り無い OS だ。ただ、それも色々と言われつつも out-of-box experience を改善しようとした handset maker による様々な customize、そして大体ターゲットとする層にはこういうものが受け入れられるだろう、という予測によって bundle された carrier bundle applications などによって緩和された、というところだろうか。そして、Verizon Wireless が Droid を release した時の大量の費用をかけた marketing campaign によって離陸できた。Verizon の marketing はともかく、UI customization も bundle applications も core な nerd には嫌われる要素だけれど、business としてみた場合には nerd は相手にする必要が無いので、別に構わないだろう。実際 US market で数が大量に出るのは high-end では無くて、$100 以下の mid/low spec なものだし。
あの Verizon の marketing campaign が無ければ、今でも Android OS は nerd 専用のどう使っていいのかよく分からない OS だったに違いない。
そして、BlackBerry や Windows Mobile が market share を減らし続ける中で 1年前に登場したのが Microsoft Windows Phone 7 だ。
Too late
殆どの人は Windows Phone 7 の登場に対して、遅すぎるという評価を下しただろう。買収した Danger という宝の山を抱えつつ、Microsoft KIN のターゲットを見誤ったとしか言いようのない料金設定のミスによる無残な失敗、そして iPhone/Android が備える cloud 要素、独自の application/contents を提供する market による eco-system という物を全てはるか以前に実現していた Danger を買収していたにも関わらず、新しい市場に合わせた Mobile OS を投入するのに時間がかかりすぎたのは巨大すぎるためなんだろうか、とか考えてしまう。
ただ、iOS/Android による dominance は永遠に続くものではないし、これからも新しい player は登場し続けるだろう。そういう意味では、今の party には遅れてきたけれど、挽回できないほど遅いということには決してならない。
Apple は device と提供する service からの利益を手にするために、Google は user の個人情報を収集してより効率の良い広告を提供し、検索と広告の収益性を高めるためにこの分野を諦めることは当分無いだろう。そして Microsoft もまた、Windows 及び各種 service と連携可能な mobile device を通じての収益を諦める事はないだろう。
It’s… beautiful
Windows Phone 7 は従来の Microsoft の style からは大きく離れたと言っていいだろう。Microsoft がより使いやすい UI を、という時には青くて icons が大きくなったり、とかそんな変更だった。そして Start Menu というコンセプトはずっとそこにあり、それが無くなることは多分誰も考えていなかったに違いない。
Windows Mobile でも結局小さな Windows という感じで start menu がそこにはあったし、それが Microsoft の提供する UI として当たり前だ、という感覚が使っている私にもあった。
ところがこの Metro UI は、これまで Microsoft が提供し続けてきた UI とは全く違うものだ。Desktop OS である Windows 8 の default UI layer が Metro になるのは個人的には勘弁して欲しいけれど、touch panel device で使うととても使いやすい、そして立体感に欠けるという点はあるものの、とても分かりやすく、見やすくて、そして美しい。私自身の意見として言えば現時点で mobile market に存在するどの UI よりも美しい。
競合他社、特に Apple の share の拡大を防ごうと常に努力しつつも、user experience という点だけでは、常に Apple に大きく差をつけられてきた Microsoft の製品らしからぬ出来上がりだ、と言ってもいいだろう。そして単に表面上の美しさだけではなく、その背後にある OS としての構造もきちんと設計されていて、そして効率的だ、と言うのを使っていて感じることが出来る。
巨大で官僚的な組織の中にあって、個人が前面に出てくることはまずないけれど、それでも Microsoft という巨大な組織の中には多くの優秀な engineer が存在するのだ、と言うのを確かに実感させてくれる出来上がりだ。
Where is my Start Menu?
ある device に数多くの applications が install されている時に、device の home (Desktop あるいは home screen) を flip しながら切り替えて applications の icon を探す、というのは効率的ではない。Folder 等でまとめることで大分混乱は抑えられるとはいえ、それは問題に対する solution では無い。
Microsoft Windows ではこれに対する解決策は Start Menu で、Mac OS X ならば dock がその役目を果たす物となるだろう。そして Windows Mobile でも start menu がそこに存在していた。Android では application drawer がそれにあたり、iPhone では Max OS の実装を取り込もうとして dock なのだろう。ただ、iPhone のそれは 4 つしか dock に格納できないのと、finder – system wide search による application の絞り込みも、typing が面倒だし、desktop の Mac OS 程早くはないので解決策になっているとはあまり思えない。
そして Windows Phone 7 では、dock でも無く、start menu でも無い新しい解決策を Microsoft は提示した。それが Metro UI であり、Microsoft が言うところの Start Screen だ。
Start Screen は 2 つに分かれていて、最初の screen は tiles が並んだ screen となる。この tiles は applications への shortcuts であり、あるいは WEB pages への bookmarks だったり、HUB – 同じ category に属する applications をまとめたもの – だったりする。
購入時の標準状態では、最初の 4 つの tiles は全て同じ、Phone、People、Messaging そして email となる。それに続く次の 4 つの tiles は carrier による customize が認められていて、それぞれの carrier、あるいは機種ごとに、 bundle applications のタイルだったりする。
これらの tiles はどの機種にも共通な最初の4つも含め、全て user が位置を動かしたり、あるいは tile を外したり、追加したりすることが可能だ。また、bundle された applications に関して言えば全て uninstall することが可能となっている。Uninstall した場合でも、factory reset を行うと再び復帰してくるけれど、これ自体は良い仕様だろう。
同時に一部の tile は live tile と呼ばれ、未読の emails の数を表示したり、あるいは weather application に link する tile なら、その時点で取得されている気温や天候を表示したりすることが出来る。
Start screen の 2 つめの screen は最初の screen を左側に slide することで表示される。
ここには handset 内に表示する applications と hubs が alphabet 順で表示されることになる。この 2 つの screen が Windows Desktop で言う start menu にあたるものだ。
Wide Layout applications
Start Screen は実際は 2 つの screens というわけではなく、handset の横方向の解像度より広い一つの大きな screen となっている。Microsoft は Windows Phone 7 ではこの device の解像度より横に幅広い layout という style を多用している。
Page、あるいは tab による切り替えに近い感じではあるけれど、実際に使うとやっぱりこれはどう見ても、wide な application なんだろうな、というところで落ち着いてしまう。それを device の screen で一部だけ見ている感じだ。
これは、Microsoft の press center で提供されている people hub の image だけど、これを見ると、page 切り替え、という手法ではなく、純粋に幅広い application screen layout だということが分かるだろう。Recent のところには最近 check した人の icons が並ぶことになるけれど、これが4人から5人と増えていくと screen もそれに合わせて横に伸びる、という挙動を取る。また、Start Screen 以外では殆どの場合、loop して右端まで行ってさらに slide させると、左端が出てくるようになっている。
こうした実装から来る制限なのか、Windows Phone 7 では、基本的に portrait mode での使用を前提に design されている。もちろん rotate する application も数多くあるし、また video player 等のように landscape を前提としているものもあるけれど、start screen をはじめとする Microsoft 社製の applications に関してはほぼ全てこの横に長い design layout となっていて、そうした applications は portrait mode でしか動作しない。
Other UI elements
全体的に Metro UI の UI は clean あるいは minimalist design ということが出来るだろう。例えば status bar には他の smartphone OS でも見られるような、network/signal の状態、あるいは WiFi/Bluetooth、battery などの状態が表示できる。
ところが、普段は status bar は現在の時刻だけが表示されている状態だ。何か有意な event、例えば WiFi が圏外になったとか、そうした時だけ必要な indicator が表示される。
あるいは status bar の位置を指で tap すれば、現在の状態に関わらず全ての indicator を表示させることも可能だ。
これは application の menu/option – Application Bar にも共通していて、通常は最小限の表示で、application に option menu などがあれば、下部左側に存在する … の表示を tap すれば、settings や option menu 等が popup してくるような design になっている。
Windows Phone 7 の UI は大きく分けると2つの要素、Start Screen で見られる四角い tile と tap 可能な text から成立している。
Tap 可能な text は、通常これを tap することで別の screen、あるいは wide layout screen の別の位置への shift が行われる。UI としては tab と同じ種類で、Windows Phone 7 では単に大きい文字の title が tab title という位置づけにあたる。
例えば people hub なら、People という最上位の要素 (一番 text size も大きい) の下に 中程度の大きさの text で、recent / all / what’s new という 3 つの tab があると理解すれば分かりやすいだろう。実際には tab あるいは page として区切られているわけではなく、一枚の wide screen 上に全て rendering されているのだけれど、一度に見ることができない要素を screen を slide させる、あるいは tap 可能な text を tap して shift する、という手法自体は tab layout と実質的に同じものだ。
そして今やおなじみになった tab による view の切り替え、というのは非常に効果的な UI presentation の手法だ。
そしてもう一つの要素である tile は、先に解説したとおり、単なる shortcut では無くて、live に機能するものとなっている。Calendar なら実際の日付を表示し、次の予定も合わせて表示してくれる。email account に link した tile なら未読数を表示するなど、それらの情報は基本的に notification に対応しているものなら real time で、それ以外の 3rd party の weather application 等なら設定した時間毎に更新される。
Amazingly fast
UI の transition の際には殆どの場合 animation effects が再生される。そして、その全てが GPU acceleration を使用している。
Windows Phone 7 は UI に関連して 2 つの threads を常時平行して動作させていて、その内の一つは tap など、user による interaction を handling するもの、そしてもう一つは GPU acceleration を利用して UI を rendering するためのものだ。
Samsung Focus は 1年前に発売された handset で、SoC は第一世代の Snapdragon で GPU は Adreno 200 となる。今年発売される HTC Rader などの新しい handsets も第二世代 Snapdragon で GPU は Adreno 205 で、多くの High-end Android handsets で採用されている、第三世代 Snapdragon (Adreno 220 GPU) や Samsung 製 SoC、あるいは最新世代の TI OMAP などと比較すれば遅い、と言っても良いだろう。
にも関わらず Windows Phone 7 の UI、そして UI transition の際の animation など、どれを取っても Windows Phone 7 の方が圧倒的に早い。結局 Microsoft は ARMv7 architecture の weak point をきちんと認識して、適切に GPU へ処理の負荷を offload した、と言うことだろう。
Windows Phone 7 では、全ての UI animations が 60 FPS で smooth に動作する。これは使っていてもかなり気持ちが良いし、使っていてこれが落ち込んだりすることもないために、system 全体が非常に高速で動作している (実際は決してそうではないにせよ) と感じさせるには充分だ。
ただし、その分 3rd party applications の中にたまに見受けられる、適切な tuning を施されていなくて、動作に lag を感じてしまうものがあると非常に大きな frustration となる。
Where is my KIN studio?
Microsoft に買収された Danger Inc が中心となって launch した Microsoft KIN。主要なターゲットが teens そして twenty-something であるにもかかわらず月の利用料が最低 $70 から、というどうやってもその層には受け入れられない plan と組み合わせたために大失敗に終わったけれど、決して software、platform としては酷いものではなかった。
高機能 feature phone とでも呼ぶべきもので、特徴は T-Mobile Sidekick と同じく完全な cloud integration にあった。Contacts その他の情報は全て cloud に、そして例えば handset で撮影した image は自動的に WEB server に転送されて、そこで保存される。KIN に対しての plan 設定が unlimited text に多少の voice minutes と data で $40-$50/mo あるいは、使った日毎に $1 という Sidekick Prepaid と同じ程度の設定ならかなり売れただろう。
残念な結果に終わった KIN ではあるけれど、そこで実装された cloud integration は、Windows Phone 7 にもしっかり受け継がれている。
http://windowsphone.live.com へ access し、Windows Phone 7 handset と関連付けている live account で login すると、設定が有効になっていれば、handset で撮影した image、あるいは contacts や、SkyDrive と sync している office documents などを参照したりすることが出来る。
また GPS が on になった handset がどこにあるか分からない時には、地図上に handset の位置を表示したり、あるいは remote から lock したり、wipe あるいは、handset を鳴らす事が出来たりもする。
SkyDrive については account 毎に 25GB の容量が用意されるけれど、これをすべて image の sync で使うのはまず不可能だろう。何故ならば、非常に残念なことに、撮影した image がそのまま sync されるのではなくて、713 x 539 (0.38 megapixels!) で、非常に圧縮率の高い状態で sync される。殆どのファイルは 100KB 未満で、これで 25GB 使いきるのはほぼ不可能じゃないかと思う。
ただ、これは出来れば original size のままで sync して欲しいと思うし、SkyDrive の容量も後から有料で増やせるようにして欲しいと思う。かつて 2002 年の頃なんかは Sidekick で撮影した image が、さらに小さくなって remote server に保存、というのも確かにあの時点では通信速度も遅いし、storage の価格も高かったので分かるけれど、今ならば original size のまま保存して、必要なら有料で容量を追加、という方が受け入れられるのではないかと思う。
後は windowsphone.live.com の UI がなんというか使いづらいし、何かを click する度に Microsoft の別の service の page に、という状況なので、もっときちんと integrate した作りにして欲しいところだ。現状はあまりに酷い、としか言いようがない。
Office integration/Exchange sync
Windows Phone 7 には office pocket edition とでも言うべきものが統合されていて、office hub から access 可能だ。Office Hub からは Word、Excel、PowerPoint、OneNote そして SharePoint Workspace の表示/編集が可能となる。
編集、と言っても簡単なもので、Word なら font style を変える、あるいは comment を埋め込む程度の機能しか support されていない。Excel でも pivot-table など複雑なものは表示できないようだ。ただ、表示できない物でも他の編集できる部分を編集してから保存して、それを desktop で開くと、handset で表示出来なかった要素もきちんと残っており、問題なく表示可能だ。
最初は表示できない部分が無くなるのか? という不安がちょっとあったけれど、色々試してみても全く問題はないので安心して使えると思う。Office の全機能を support しているわけではないけれど、通常は mobile device/handset 上で一から office documents を作成することはないと思うので、特に問題はないだろうと思う。あくまでも desktop で作成したものを review したり、あるいはちょっと comment をつける、と言った用途が主として想定されているのではないだろうか。
Office documents のやり取りは基本的に SkyDrive 経由の sync となる。かつての Windows Mobile の様に ActiveSync 経由で直接 file の転送ができるわけではない、というのが若干不便かもしれないけれど特に困ることはないだろう。
SkyDrive という外部 service に保存するのが不安で、かつ office documents の mobile device と desktop 間のやり取りが多い、という場合には社内に Microsoft SharePoint の server を導入すれば良いだろう。
次に Exchange Sync に関して言えば流石 Microsoft というかかなり良くできている。基本的に email address と password だけを正しく input すれば自動検出がきちんと動作して、server 側が要求する security settings に合わせて account を構成してくれる。
後は多分滅多に使うことはないと思うけれど、Windows Phone 7.5 (Mango) からは複数の exchange server の account と sync することも可能だ。また通常 mobile device 上の exchange client は全ての email を同期することはなく、過去3日以内とかそういう設定で利用することになるだろう。また、必要がない email は、server からは削除せずに device からだけ削除することが出来る、というのは過去の Windows Mobile と同じ仕様だ。
この時、過去の email を、とか一度 device から削除した email を再度読もうとすると中々面倒だったけれど、Windows Phone 7 device からならば、exchange client で search を行えば、server side で search が行われて古い email 等でも読み取ることが出来る。これも、細かいけれどとても便利な改良点だろう。
Zune!
Zune Pass を持っている人、あるいは Zune をこよなく愛している人にとっては Windows Phone 7 は MUST HAVE item だ。
Zune への access は start screen から Music+Video hub を tap する。
最初の panel からは local に store された musics、videos、podcasts への access と FM Radio そして Zune Marketplace への access を行うための menu となる。UI が clean で軽快で使いやすいところを別にすれば、特にそれぞれの使い方に悩む必要もないだろう。
Equalizer 等は用意されていないけれど、Samsung Focus は充分素直な audio output なので、特に必要ないだろう。残念ながら bluetooth headset を使うと hiss noise が耳につくけれど、wired headphone/earphone なら問題にならない。
普通に storage に store したものを再生するだけなら、単に見た目の綺麗な player となるのだけれど、Windows Phone 7 は Zune の service が integrate されていて、もし、Zune Pass の subscription に $15/mo 支払っているなら PC 上で可能なことが全て Windows Phone 7 上でも可能なことが気づくだろう。
Zune Pass は基本的には Rhapsody、あるいは Pandora 等と同じ streaming service だ。Pandora 等と違うのは、Artist/Album/title 等で検索してある特定の曲を好きなだけ聴くことが出来る、という点だろう。(Zune Marketplace で販売されている曲に限る)
私自身はほぼ Zune 同等の service となる Rhapsody をお金を払って使っているけれど、10/3 から $10/mo の subscription plan が出来るので、そこから取り敢えず試してみようと思う。
Final Words
4日ほど使ってみたけれど、正直なところ Windows Phone 7 がこれほど快適で使いやすいものだとは思わなかった。
UI はとにかく良く出来ていて、そして非常に軽快に動作する。Exchange sync、そして Office integration もこれ以上のものは他の platform では望むことは出来ないだろう。
そして Microsoft は OS と Microsoft 自身が開発した pre-load applications について GPU acceleration を使って非常に高速に動作しているかのように見せている。人の応答速度には限界があるし、UI を操作するのもそれほど高速なわけではないので、実際はそんなに飛び抜けて早いわけではないのだろうけれど、早い、そして smooth だと感じさせることが出来るのは素晴らしい。
色々 3rd party applications も試してみたけれど、どれ一つとして Microsoft 製 applications の水準には達していない。恐らくこれは開発資料などの問題もあるので developer だけを責めることは出来ないだろう。Visual Studio は持っているので、他に必要なものを download したけれど、まだ SDK の documents 等には目を通していない。それでも恐らくは platform holder である Microsoft からの適切な資料の提供が無い、という理由が大きいのだろうと思う。XBOX Live から入手できる game 等の applications が特に performance という点では問題が多いので、この辺は改善して欲しいところだ。
iOS/Android と比較すると提供されている application が、とは言われるけれど、これは殆どの場合問題にはならないだろう。Calendar や calculator など基本的なものは提供されているし、People Hub から Facebook、Twitter、Linked-in 等に access することが可能だ。そして email も利用可能だし、音楽再生も可能だし、game が欲しいならば XBOX Live から入手可能だ。
色んな online service を使っていて、それに対応した applications が欲しい、というのは十分理解できる。私自身も Google+ application が欲しいとか思うけれど、そうした普通知られていない service を使うのは極めて少数派だ。Main stream consumer にしてみれば、Google+ などという名前すら聞いたことがないだろう。そして carrier を通じて handset を買い、手にする人達の圧倒的多数は geek でも nerd でも無い、こうした普通の人たちだ。
結局そうした層にしてみれば、箱から出してすぐ、そのままの状態で何が出来るのか、というのが重要だ。Game がしたい、という人ならば Games Hub を tap すれば、すぐに game だけが出てくるから分かりやすいだろう。Flickr とか Picasa、あるいは Google+ とかいう呪文みたいな名前の service は知らない人は圧倒的多数でも、XBOX と書いてあって、Game と caption がふってあればそれを tap すれば game が出来るとすぐに理解できるわけだから。
Windows Phone 7 に関して言えば sync/update するのに Zune Software が必要、というのは大きな欠点だけれど、それを差し引いても箱から出してそのままの状態でどう使えるのか、という out-of-box experience に関して言えば Android をはるかに凌いでいる。恐らく今の何が何でも Android という一種の marketing hype 状態が落ち着けばそれなりに market share を獲得できるのではないだろうか。
ピンバック: 12 days with Windows Phone 7.5 | blauen Himmels