関西は地理条件的に沿線人口が増えづらいため、
客単価を増やすために徐々に有料化はしていってますよ。
JRのAシート・うれシート・らくラクはりま/ラクびわこ/やまと、
京阪のプレミアムカー・ライナー、阪急京都線のプライベース、
阪神の(まだ臨時列車の段階ですが)らくやんライナーなどがそうです。
あと阪急はロングシートの比率を明らかに増やしてますね。
阪急神戸線・宝塚線の8000系初期6編成は改修工事の度に三宮・宝塚方2両のクロスシートをロングシート化して残り1編成になってますし、
(8005Fが改修されると神宝線からクロスシート車が消滅します)
京都線の新2300系もクロスシートは残しつつも、9300系と比べて梅田側をロングシートにしたり、立席スペースを大幅に増やしています。
またプライベース連結対象外となった9300系はどんどんロングシート化改造されてますし、今後もプライベース非連結の特急・準特急は1300系・8300系・7300系や改修後の9300系などロングシート車の運用になるようです。
阪神電鉄や山陽電鉄も今後はロングシート車中心になっていくと思います。
5000形を5700系で置き換えた後に、もうすぐ最大勢力の8000系の置き換えが始まりますが、新車両は8000系ではできなかった近鉄奈良線乗り入れ対応のため9000系・1000系と運用を共通化できるようロングシート車になるかと思います。
近鉄は58x0系や8A系がL/Cカーですが、阪神は近鉄より車両の長さが短いため、ロングシートにしないと詰め込むことができません。
山陽でも3000系列4両(一部クロスシート車あり)を6000系3両で置き換えた場合、どうしてもロングシート化が不可欠です。
つまり京阪とJR西日本が異端となっていくということです。