この分析結果については、具体的な調査方法や調査の生データがないとなんともいえません。
分析対象になっているのは、産経・FNN合同世論調査の結果でしょうけれども、RDD(RDS)を用いても、どれくらいの回答率だったかという基本的なデータを公開しないんですよね。
たとえば、毎日新聞の世論調査の記事にはこのようにあります。
> 調査の方法
>
> 4月22、23日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法で調査した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。18歳以上のいる1599世帯から、1011人の回答を得た。回答率は63%。
産経新聞だと以前はこんなふうに書かれていました。
> ■世論調査の方法
>
> 調査エリアごとの性別・年齢構成に合わせ、電話番号を無作為に発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で電話をかけ、算出した回答数が得られるまで調査を行った。調査対象は全国の成年男女1000人
このいいかげんな書き方もどうかと思いますが、ネットで見る限り最近は世論調査結果の記事に調査方法も書かずに配信しているようですね。
なお、同じと思われる「政治に関するFNN世論調査」には次のようにあります。
> ※「政治に関するFNN世論調査」は、2017年4月15日(土)~4月16日(日)に、全国から無作為抽出された満18歳以上の1,000人を対象に、電話による対話形式で行った。
意地でもどれくらい回答を得られなかったを明かしたくないみたいですが、もしかすると他社の世論調査より著しく回答率が低いのではないでしょうか。
他社の世論調査より著しく回答率が低いのに1000人分の回答を得るまで続けたら、どんな結果になりますかね。