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作曲について。 私は中学3年生で、クラシックの音楽にとても興味があります。私は特に、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」、「交響曲第2番op27」などが好きで、毎日よく聴いています。 これら以外にもモシュコフスキーやチャイコフスキーをはじめとし、他の協奏曲や交響曲に興味があります。 私は彼らの曲に感銘を受け、私自身も交響曲や協奏曲といった長編になる曲を作曲しようと考えているのですが、昔の作曲家はどのように作曲していたのでしょうか? 私は数年ピアノを習っており、英雄ポロネーズや、愛の夢第3番などの曲を弾くことはできました。また、吹奏楽部では中学3年間、アルト、テナーサックスの二つを担当しました。(交響曲や協奏曲では用いられないかも?) 作曲を始めるにあたり、いくつか疑問点があります。 ①昔の作曲家は今のように電子機器がないので、音符は紙の楽譜にまとめていたと思いますが、さまざまな楽器から構成される曲では、曲の音の調整をするためにオーケストラを雇い、演奏してもらって修正していたのか。 ②どのような旋律だと聴衆に聴き入ってもらえるのか。 ③素人による作曲ではどれほど時間を要するか(数年かかる覚悟はできています)。 ④従来のように紙に楽譜を書かなくても、アプリなどを使用して音を確認しても、実際に本物の楽器で演奏された時には音に問題ないのか。 という疑問があります。 音楽の経験が豊富な方や有識者の方にとって失礼な内容かもしれませんが、ご回答よろしくお願い致します。

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回答(13件)

おお!中3でラフマニノフとチャイコフスキーですか。素晴らしい趣味をお持ちですね(⌒▽⌒) では順番にお答えしますね(`・∀・´)ゞ ①昔の作曲家は基本的にピアノで作曲していました。頭の中でオーケストレーションができる能力を持っていたんですよ。でも、時にはパトロンのお金で実験的な演奏会を開いて調整することもありました(゜-゜) ②これは難しい質問ですね。正直言って、聴衆に受けるかどうかは二の次でいいと思います。まずは自分が感動する音楽を作ることです(´・ω・`) ③実は長さより密度が重要なんです。5分の曲でも素晴らしい作品はたくさんあります。交響曲いきなりは...正直キツイですwww まずは小品から始めることをお勧めします((((;゚Д゚))))))) ④これは重要な指摘です!DTMソフトは便利ですが、実際の楽器とは全然違います。特にストリングスは要注意。でも、作曲の練習としては全然アリです(;´Д`A あと...サックスですが、実はストラヴィンスキーの「エボニーコンチェルト」という協奏曲がありますよ。クラシック音楽でもサックスは使われているんです( ー`дー´) ところで...音楽理論は勉強されていますかー。和声学とか対位法とか(,,`・‪ω・´) これらは「文法」みたいなものなので、最低限は必要になりますよ( ・´ー・`)b

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どのくらい本気で、どの程度のことを望んでいるのかよく分からないのですが、素人が自己流でちょこちょこやったぐらいでは大したものは作れません。そこをどう考えているかです。 大したものができなくても良いなら好きにやっていれば良いですし、そうではなくてラフマニノフ級のものが作りたいなら、作曲の勉強にすべてを捧げるぐらいの覚悟が必要です。 そのどちらなのか。 それから、いま「ラフマニノフやモシュコフスキー、チャイコフスキーのような音楽」を作曲しても、それはただの過去の音楽の模倣ですから、芸術的な価値は何もありません。 完全に価値はゼロですから、もしそういうものをオーケストラが演奏会で演奏してくれたとしても、誰からも見向きもされないでしょう。 ただし、劇伴(映画やテレビドラマの伴奏音楽)としてなら成立する可能性はあります。 現代なら現代にふさわしい音楽を書く必要があります(まあ、中3では無理ですから、将来的なこととして、ですが)。 そのあたりをどう考えているか。 なお、質問への回答としては、 ①→そういうことはありません。 ただ、自分で指揮をする場合なら練習のときに音を変えたりすることはできましたし、そういう例はあります。 自分で指揮をしない場合は、初演を聴いて、響きが良くないようなところを改定したりすることはありました。 ②→まあ何というか、美しく、特徴的で覚えやすい良い旋律です。 ただ、音楽は旋律だけで成り立つものではなく、構成その他も大事です。 何かこの辺もいまいち分かってなさそうです。音楽の旋律の部分しか見ていないのではないでしょうか。 ポップスなら旋律のことしか考えなくて良いでしょうが……。 ③→素人が自己流でやっていても、何年かけたところで大したものはできないでしょう。 ④→変な誤解があるようですが、クラシック的な作曲は、昔も今も紙と鉛筆(ペン)でやるものです。現代なら Finale や Sibelius などの楽譜ソフトを使いますし、一応それでプレイバックもできますが、それは単に補助的な道具でしかなく、頭の中で音を考えるということが第一です。ソフトで作るわけではないです。 「従来のように紙に楽譜を書かなくても、アプリなどを使用して音を確認して」というのは、DTMとかの人達がやるような作り方で、正統的な作曲の方法ではありません。 「実際に本物の楽器で演奏された時には音に問題ないのか」→DTM的なやり方で、きちんとした作曲の方法を取っていないなら、問題はいろいろ出てきます。 ―――――――――― もし本気で考えているなら、まず作曲の先生につくことですね。 独学ではどうにもならないでしょう。 まず和声と対位法をやる。 これは知識ではなくて技能なので、先生について習うことが必要です。 知識なら独学できますが、技能を独学するのは非常に困難です。 実作も先生の指導の下に行う。 初めはピアノ曲です。それを何年間かやる。 良いものが書けるようになったら、例えばヴァイオリン+ピアノ、次はピアノ三重奏、さらに弦楽四重奏、……というように、少しずつ編成を拡大する。 オーケストラ曲は、かなり後の段階です。音大の作曲科の学生も、オーケストラ曲を手がけるのは3年生ぐらいからです。 それから、自分で過去の傑作をよく分析しなければいけません。 分析というのは、和声分析と形式分析が中心です。これをやらないと、うまくなりません。 それとは別に、オーケストラ曲を書く場合は、管弦楽法の教科書を読み(ピストン、ヤコブ、伊福部の3冊は必携)、実際のスコアをよく研究する。 例えば、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の第1主題の初めの4小節(ドーーレ|ドーーレ|ドーー♭シ|♭ラ♭シソー)なら、 和声はⅠⅤ|ⅠⅤ|ⅠⅡ|ⅡⅤ(※ピアノパートに倚音を含む) メロディーは「付点2分音符+4分音符」で長2度上行する動機が2回繰り返され、次に転回されて長2度下行、さらに逸音♭シをはさんで♭ラ→ソと短2度下行。 バスは、ドソ|ドソ|ドレ|ファソ ※西洋音楽はバスが命。 オーケストレーションは、旋律をVnとVaのユニゾンで取り、Clが加わる。 低弦(VcとCb)は上に書いたバスの線をなぞる。ピアノの最低音も上のバスをなぞる。 ……というようなことをじっくり研究して、曲の作り方を学ぶ。 ラフマニノフが上手いのは、ここのピアノが単に8分音符ではなく、1拍目に9連の連符を入れてくるところ。これによってリズムに複雑さが生まれています。 また、ピアノを 「ドドソドミソドミ|ソソレファソシレソ」 のように和声音だけで構成するのではなくて、 「ドドソドミ【ラ】ソドミ|ソソレファ【ド】シレソ」 のように非和声音の倚音を入れてくるところ。これによって音に深みが生まれています。 こういう、作曲上のコツ、ちょっとしたテクニックを、多くの曲を細かく分析することで盗み、自分のものにしていくことが大切です。 その繰り返しです。 盗んでくるためには、それを発見できる目・耳を養わないといけないです。和声と対位法の勉強はそのために大いに役立つでしょう。 和声と対位法をやるのは当然として、とにかくたくさんいろいろな曲を聴き、楽譜をよく見て分析して下さい。 音楽は旋律だけではないです。先ずバスが非常に大切で、全体の構成や形式も非常に大切です(構成や形式の話は書きませんでしたが)。 良い曲が書けるようになるためには、どれだけよく曲を聴き、どれだけよく楽譜を分析的に見たか。 それに尽きます。

理論の勉強を何もしてないのではないかと思うので、初心者向けの本を少し紹介しときますね。これらの本に目を通してみると良いですよ。 1)「楽典 理論と実習」(音楽之友社) 2)島岡譲「和声と楽式のアナリーゼ」(音楽之友社) これらの内容がだいたい分かって初めてスタート地点に立てる、という感じです。この2冊はすぐに通読したいです。 (なお、2は和声学の本ではありません。和声学はもう少し違うことをやりますが、それは先生につかないと無理。) 3)シェーンベルク「作曲の基礎技法」(音楽之友社) 4)石桁真礼生(いしけたまれお)「新版 楽式論」(音楽之友社) この2つは通読しなくて良いですが(特にシェーンベルクの方はなかなか難しく、たぶんよく読めないでしょう)、いずれも最初の方にメロディーの作り方の説明が書いてありますから、その部分が役に立つでしょう。 メロディーとは何なのか、先ずそれを知らないと。

他に良い回答が出てるので もし本気ならピアノは続けて、 ・作曲 を習ってください。まず楽典、和声法、対位法を学びます。 将来職業にしたいなら ・ソルフェージュ を加えて習ってください。

① リハーサルのとき手を入れるのはしょっちゅうでしょうが、わざわざ演奏家を集めて試演することはほとんどしなかったと思います。 作曲家が指揮者として呼ばれることがあります。そのときあーでもないこーでもないと書き換えた人もいるそうですよ。 ② それはわからないなぁ。 ③ いまでもできる、何年かかってもできない、両方言えちゃうんだな、これが。 その人の力量によってそれなりに楽しめるところが、音楽のいいところ。 気分よくでたらめ歌を鼻歌で口ずさんでも、作曲は作曲。 ドミソとソシレだけを伴奏に旋律作っても作曲。 AメロとBメロ作ってサビと組み合わせても作曲。これにCメロつけてもいい。 作る人(あなた)の成長に合わせて曲も成長していきます。 ④ 問題ある場合があります。 ボカロの歌の中には、とてもじゃないけど生身の人間は歌いたくない(無理がある)場合があるんじゃないかな? サクソフォーンでト音記号下第3間ソを書かれても、普通は吹けないよね。機械だと音出せちゃう。ヒトでは不可能なトリルも機械ならできちゃう。 だから、「人の扱う声や楽器にできること・できないこと」は知らないといけないね。

①曲を完成させるまでにオケを使った調整はしています ②これに答えはありません。どの時代の音楽家もそれを悩みながら曲を生んでいるのです ③素人が素人のままならいつまで経っても曲は完成しません。しっかりと専門機関で学ばなければ不可能です ④実際の音で問題があったら、①同様に調整をすればいいのです