ウルトラシリーズの怪獣についての質問です。 幾つかの作品の重要な展開を明かします。ご注意ください。 「ウルトラシリーズで怪獣が他の種類の怪獣に、人間や共通の敵の影響や、擬人化の要素なしに優しくする」展開のある作品はないかの質問です。 ウルトラシリーズでは、人間を攻撃する怪獣を擁護することがあり、『ウルトラマンZ』では、「人類が人類を守っているだけ」という発言もありました。怪獣が家族を守ろうとしているからと擁護される展開も『Z』や『ウルトラマンブレーザー』にはあります。 しかし私は個人的に、そのような展開の多くで、異なる種類の怪獣同士の争いを想定していない傾向があると考えています。 『ウルトラマンガイア』や『Z』では、地球の自然の怪獣同士の争いが特に描かれず、それで「人間だけが怪獣を攻撃している」ような扱いで怪獣を擁護しているとも取れました。 逆に『ウルトラマンメビウス』や『ウルトラマントリガー』では、レッサーボガール同士やディノゾールリバースの頭同士やバニラとアボラスなどの、怪獣同士の争いを扱っていましたが、「どちらをかばうべきか分からない」とみなしたのか、怪獣を擁護する展開がほとんどありませんでした。 『ガイア』のクラブガン&アネモスは共生関係だったようですが、他の地球怪獣同士は異なる種類では互いに明確には接触せず、最終回でも上空の虫を撃ち落としただけで、「共闘」かは判然としません。 『ウルトラマンコスモス』では、ゴルメデとリドリアスのように地球怪獣同士で争うこともあれば、争わないこともありました。 『ウルトラマンマックス』では、ある島でレッドキングが他の怪獣を攻撃したものの、人工的な怪獣らしいピグモンがレッドキング以外の怪獣とは仲が良いようでした。 『ウルトラマンタイガ』では、小怪獣がスカルゴモラの痛みを訴えていました。 『ザ⭐︎ウルトラマン』のサンについては、凶暴化する前には人工的な怪獣のピグと仲が良かったという回答をいただきました。 また、擬人化の要素が強い『酩酊!怪獣酒場』シリーズなどでは、異なる種類の怪獣同士も共存している要素がありますが、これは「人間同士のように共存している」に過ぎないとも言えます。 『帰ってきたウルトラマン』のサドラとデットンのように、共通の敵が現れると共闘する怪獣もいます。 『大怪獣バトル』など、宇宙人や人間が複数種類の怪獣を操り共闘させるものもあります。 そこで質問があります。ウルトラシリーズの怪獣が、異なる種類の怪獣に、人間の仲介や人工的な操作や、共通の敵の影響なしで優しくする展開のある例は他にありませんか? 『酩酊!怪獣酒場』など、擬人化の要素の強いシリーズは除いてください。