アソーカやキャプテン・レックスが挙がりがちな予感はするけど、個人的にはジャンゴ・フェットを推します。
最大の理由としては、全てのクローン・トルーパー及びボバのホストであることが挙げられます。
特にクローンのホストとなったジャンゴの功績はスター・ウォーズの銀河史を塗り替えるほど大きく、ジャンゴがホストにならなければ現行シリーズでアソーカと並ぶ大活躍をし続けてきたキャプテン・レックスも生まれず、シスのマッチポンプであるにせよクローン無くしては起こるべくして起きた銀河規模の戦争での銀河共和国の敗北は勿論のこと、腐敗しきったジェダイのリセットやその先のシスの敗北、と、今やジャンゴの存在価値を挙げたら枚挙にいとまがありません。
更には、エンドアの戦いに参加したりコマンダーにまで昇格したレックスはともかくとしても、『バッド・バッチ』で補完されたことによれば帝国に反旗を翻したクローンフォース99を含めた歴戦のクローン達は地味に帝国に打撃を与えている他、M因子(つまりはフォース感知者)であるオメガがクローンフォース99の看板を背負って反乱同盟軍と合流したであろうことを匂わせていたり、クローン達のまさに歴史の裏での大活躍によって帝国によるパルパティーン復活計画をかなり先送りにできた結果としてレイによるパルパティーン打倒を実現させたり、また、体制側からしてもストームトルーパーは帝国の戦力になり得たのは彼らを育成した帝国側のクローン・トルーパーの力と言っても過言ではなく、体制反体制に拘らずクローンの活躍が銀河史に深く関わっていると容易に理解できます。
また、ボバに関して言えば、ジャバ・ザ・ハット亡き後のタトゥイーンの犯罪シンジケートを片っ端から束ね上げ、恐怖ではなくて信頼で地元に平穏をもたらしたという功績はかなり大きいです。
このように、結果論が主ではありますが、スター・ウォーズの現行の銀河史を見た際にジャンゴが元となった影響は銀河や歴史の隅々にまで行き渡っており、ジャンゴの功績は計り知れないほど偉大であることがわかります。
まさに、ジャンゴを含めた彼の血統はフォースの意思によって形作られているスター・ウォーズの銀河における影の立役者だと言えるでしょう。