直接の事故減少に繋がるかは分かりませんが…
・カートやポケバイでのサーキット練習をしておくと、運転するという感覚が身につくかも知れない。
ただし、公道でも飛ばし屋になりやすいかもという一面も。
・運転の前に、理科や技術科の授業をもう少し充実させて「オイル交換?なにそれ?」「軽自動車だから軽油!」みたいな機械音痴を減らせたならなとは思う。
・警察庁や国交省の監修を強く受けた、本格的な運転シミュレーターのゲームソフトを開発して普及させたなら、効果は出そう。
・「小学生から運転」するにせよ、公道走行には大人と同じ試験を経ての運転免許取得は必要。
その時点で大抵の小学生は不合格となる。
何故なら一般常識の観念も形成されていないと、実地は元より学科がまずパス出来ない。
また、そもそも体格的にハンドルやペダルに手足が届かず、シート上から前も横も見えない。
子供用車両を用意しても、その専用車両限定免許を取る訳ではないので無意味。
あくまでも公道上の自動車走行は禁止されているのが基本で、免許を取得出来た者だけが運転出来るという制度なのであるから。
そして事故の際の賠償責任も絡んでくる為、その概念も理解出来ない小学生に運転はさせられない。
・もし子どもの内から普通の自動車運転をさせたいのなら、企業団体等が許諾を取って私有コースで管理した上での運転練習サービスの展開でもされないと難しい。
勿論その運営にはかなりのコストがかかるでしょうから、利用料金も相当な物になる。
そしてそのコース内でも重大な事故が起こる可能性はある。
・自宅敷地に広い庭や田畑を持ってる家庭なら、その中での運転は可能。
でも当然公道に出ての運転は出来ない。
…これらがいろいろ実現出来たとしても、結局自動車事故を『ゼロ』にする事は不可能。
事故の原因は運転技術・技能だけではないのだから。
小学生の内からの交通に関する指導はもっと強まるべきとは思うものの、「小学生から運転」させても、日常的な操作取り回しの感覚を覚えられるくらいで、重大な事故の防止には効果は無いでしょう。
やはり、授業やシミュレータで「こうしてはいけない」をより強く覚えさせるのが良いかと。