回答(2件)
農薬を使って作ったお米を炊き、その残りご飯を土に混ぜると、土の中にいる小さな生き物(微生物)が、ご飯の中の農薬を分解してくれます。これは、微生物がご飯を栄養源にして、自分たちのエサに変えるようなものです。 この過程で、農薬は小さな無害な物質に分解され、ほとんどが自然に戻ります。まるで、料理人が食材を調理して、おいしい料理に変えるようなものです。 ただし、ごく一部の農薬は、完全に分解されずに土の中に少しだけ残ってしまうことがあります(残留物)。しかし、この残留物の量は非常に少なく、土壌が持つ自然の浄化能力によって、植物や環境に影響を与えるほどではありません。 土壌は、たくさんの微生物が住んでいるとても大きな浄化装置のようなものです。微生物たちは、私たちが捨てた食べ物の残りや、自然に落ちた葉っぱなどを分解して、新しい土を作っています。農薬も、その一つとして微生物によって分解され土の一部となるのです。
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