夕方は気持ちが落ち込みやすくなります。 朝起きて太陽光を浴びたり、 有酸素運動やリズム運動をすることで作られる、 気分を安定、リラックスさせる、 脳内神経伝達物質のセロトニンは、 夕方になるとメラトニンという、 眠りを催す物質になります。 一日の生活サイクルが整うのに大事ですが、 元々作り出したセロトニンの量が足りないと、 夕方、セロトニンが急激に減ってしまうため、 不安感の原因となります。 もしセロトニン不足からくる不安感が原因でしたら、 セロトニンの材料となる、 必須アミノ酸のトリプトファンと、 代謝を助けるビタミンB6を、 食べ物などから十分に摂ることで、 夕方の不安感を軽減、改善させることが出来ます。 ロラゼパム(ワイパックス)は脳の働きの一部を低下させて、 不安感や緊張感を落ち着けるベンゾジアゼピン系のお薬です。 即効性があり、頓服として処方されることが多いですが、 その分依存性に注意が必要ですし、 あくまでも対症療法です。 ロラゼパムにはセロトニンを増やす効果はありません。 食事や運動などの見直し、改善で、 夕方の不安感がなかなか改善せず、 ロラゼパムの効きも落ちてきているようでしたら、 診てもらっている医師に相談してみてください。 おだいじに。