昨今、ビジネスの場でもっとも多く利用されているチャット・通話ツールであるスカイプ。
「スカイプという名前だけは知っているけれど、具体的なサービス内容や使い方まではは知らない」「仕事に導入したらもっと進捗報告がスムーズになるのではないかと気にはなっている」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方々のために、今回はスカイプの使い方について詳しく解説していきます。
スカイプの導入方法から使い方、グループチャットのやり方や画面共有の方法など、あらゆる機能についてしっかり学んでいきましょう。
スカイプとは
スカイプとは、インターネットを通じてあらゆる場所にいる人とチャットや通話を行うことができるウェブサービスです。
基本的に無料で利用することができ、パソコンだけでなくiPhoneやandroidなどのスマートフォンでもアプリとして使うことが可能です。
無料のサービスと聞くと、機能もそれなりのクオリティなのではないかと心配になってしまいますが、スカイプは無料でも十分なほどの多機能・高機能を備えており、特に、通話での音質のよさは、無料サービスとは思えないほどになっています。
今やあらゆる企業でも連絡ツールとして使われることが多くなってきているため、まだスカイプを使ったことがないという人は、ぜひ機能や使い方を知り、利用を検討してみるとよいでしょう。
スカイプの導入方法
ここからは、スカイプの導入方法について紹介します。
自分がスカイプを利用したい端末に応じてダウンロードの方法が異なるので、注意してください。
まずはファイルをダウンロードする
スカイプを初めて利用する際は、インストールに必要なファイルをダウンロードする必要があります。このファイルは、スカイプの公式サイトで配布されています。
ファイルをダウンロードする際に気を付けたいポイントが、ファイルの形式です。
Windowsのパソコンを使っている場合は「Skype for Windows」を、macのパソコンを使っている場合は「Skype for mac」をそれぞれダウンロードしてください。
自分が使用しているパソコンのOSとは違うファイルをダウンロードすると、正しく利用できませんので注意してください。
ダウンロードが完了したら、ファイルを展開します。
MACの場合、ダウンロードしたdmgファイルを開くと、画面にスカイプのアイコンとApplicationsのアイコンが表示されますので、スカイプのアイコンをクリックしたままApplicationsのアイコンの上にドラッグアンドドロップさせることで、インストールが完了します。
MACのこのインストール方法は、初心者にはとてもわかりにくいですよね。個人的にはとても謎です。
iPhoneやandroidの場合
iPhoneやandroidでアプリとしてスカイプを使用したい場合は、それぞれ「App Store」や「Google Play」からダウンロードしましょう。
アカウントを作成する
スカイプのインストールが完了したら、今度はアカウントを作成します。
スカイプを開くと、ログイン画面が表示されます。この時、「Microsoftアカウントでサインイン」というバーがあらわれます。Microsoftアカウントを持っている場合はそのバーを、アカウントを持っていない場合は、「アカウントを作成」というボタンをクリックします。
アカウント作成に必要な主な情報は、以下の通りです。
● 名前
● メールアドレス
● スカイプ上での名前
● パスワード
アカウント作成はいつもの事なのでささっと終わらせ、入力が完了したら、「同意」をクリックしてアカウントを作成しましょう。
もう一度ログイン画面が表示されるので、先ほど入力したスカイプ上での名前とパスワードを入力し、ログインします。
スカイプの使い方
スカイプの主な機能は、「通話」と「メッセージ」の2種類です。それぞれの使い方について、順番に紹介します。
スカイプでの通話のかけ方
スカイプでの通話は、パソコンやタブレット、iPhone、androidなどの端末で利用できます。ただし、パソコンで通話をする場合はヘッドセットを用意しなくてはなりません。そのため、スカイプでの通話はタブレットやスマートフォンなどの端末を利用したほうが便利といえます。
ヘッドセットがなく、こだわりのない方は、信頼のコスパのamazone choiceあたりでささっと購入しましょう。
自分も相手もスカイプを使用している場合は、相手のメールアドレスやスカイプIDを「連絡先追加」することで、通話が可能になります。この場合は、自分も相手も基本的に無料で通話を利用できます。
しかし、相手が固定電話や携帯電話である場合は、通話に料金が発生します。この場合は、少額の「スカイプクレジット」や月額プランを利用する必要があります。
スカイプから固定電話や携帯電話にかけたい場合は、しかるべき料金を支払った後、ダイヤルパッドから相手の電話番号を入力し、発信しましょう。
スカイプでのビデオ通話のかけ方
スカイプでは通常の通話の他に、ビデオ通話をかけることもできます。ただし、ビデオ通話に限っては、自分も相手もスカイプを利用していなければいけません。
ビデオ通話をかける際は、通常の通話を行う時と同じく、相手のメールアドレスやスカイプIDを登録してコンタクトを追加します。
追加された相手のアカウントをクリックすると、通常の通話を意味する受話器マークの他にビデオマークが表示されるので、それをクリックしましょう。
ビデオ通話ならお互いの顔を見ながら話ができたり、何か資料を見せながら話し合ったりすることも可能です。
また、スカイプのビデオ通話は複数人で行うこともできます。ただし、人数の上限は25人程度となっています。あまり参加するユーザーが増えると通話の処理が重くなるため、大人数でのビデオ通話は動作がぎこちなくなるかもしれません。
スカイプでのメッセージの送り方
スカイプ同士でメッセージを送信したい場合は、通話の際と同じく相手の連絡先を追加し、コンタクトを取ります。相手のアカウント画面上にある「+」ボタンをクリックし、メッセージを送信しましょう。
また、スカイプでは相手にSMSを送ることも可能です。
スカイプでSMSを送りたい場合は、チャットボックスの画面にある「スカイプ経由」というバーをクリックして、「SMS」を選択しましょう。メッセージの送り方は、スカイプ同士でのやり方と同じです。
スカイプでグループチャットをする方法
スカイプでは、複数のアカウントを交えたグループチャットを行うことが可能です。ビジネスの場でもグループチャットはよく活用されており、非常に使い勝手のよい機能となっています。
スカイプでグループを作る場合は、メニュー画面から「新しいグループ」というバーを選択します。
この時、グループ名やアイコンも設定していきます。これらの設定はいつでも変更が可能なので、「とりあえず」で設定しても問題ありません。
グループ名やアイコンを決定したら、今度はグループチャットに追加したいアカウントを選択していきます。
アカウントの選択まで終わったら、グループチャットの作成は完了です。
複数人を巻き込んだプロジェクトの進捗状況や報告などは、スカイプのグループチャットを利用してみるとよいでしょう。
グループチャットの参加者を削除したい場合
一度はグループに追加したものの、仕事の都合上、後からグループを抜けたい・抜けさせたいという場合も出てくるでしょう。
そうした場合は、グループ名をクリックし、参加しているアカウント一覧の画面を開きます。それぞれのアカウントの右端に「削除」というボタンがあるので、そこをクリックするだけで、該当のアカウントをグループチャットから簡単に削除することができます。
ただし、グループチャットに参加していたアカウントを削除すると、グループチャット内にその旨が表示されてしまうので、その点だけ注意しましょう。
スカイプでの画面共有の方法
スカイプには、画面共有という機能があります。これは、お互いのパソコンの画面を共有できる機能で、スカイプで仕事の会議などを行う時に役立ちます。
スカイプで画面共有を行うには、まず相手と通話を繋ぎます。
通話が繋がった状態で画面の右下を見てみると、「+」や「♡」などの記号が並んでいる中に、四角が2つ重なったようなアイコンがあります。そのアイコンが、スカイプで画面共有をするためのボタンです。
そのボタンをクリックすると、自分のパソコンの画面が中央に小さく表示されます。その画面の下に「画像を共有」というボタンがあるので、そこをクリックしてみてください。これで、自分のパソコンの画面を相手のディスプレイに表示させることができます。
画面共有を終了したい場合
画面共有を終了したい場合は、始める時と同じように、四角が2つ重なったアイコンをクリックしてみてください。これで画面共有が終了するはずです。
使用しているスカイプのバージョンによっては、「画面共有を表示しない」というボタンが表示されている場合もあります。そのボタンをクリックすると、画面共有が終了します。
スカイプの使い方まとめ
スカイプは、基本的に無料で利用できる通話・チャットツールです。インターネットさえ繋がる環境であれば、いつでもどこでも特定の相手と連絡を取ることができます。
スカイプの主な機能は、通話とチャットです。通話はスカイプ同士でも、相手が固定電話や携帯電話を使用していてもかけることができますが、固定電話や携帯電話を相手にする場合は別途料金がかかるため、注意してください。
また、ビデオ通話を繋ぐことも可能です。
チャットは複数人でも行うことができます。相手のメールアドレスやスカイプIDさえ分かれば、すぐに登録して連絡することが可能です。
さらに、グループチャットや通話での画面共有を行うこともできるので、複数人で参加しているプロジェクトなどの進捗管理に役立つでしょう。
スカイプは、今やあらゆる企業が導入しているビジネスツールです。ぜひこの機会にスカイプの使い方を覚え、仕事を進めるうえで活用してみてください。