これがインターネットだ
まずは「インターネットらしさ」を感じる自由な記事です。
偽ウーバー・バトラーを世界中のメディアに送り込む(
vice)
レビューで偽レストランをでっちあげたり、安物ジーンズでパリコレに混ざったりしている英国人ライター ウーバー・バトラーさん。
それで取材をうけるときに、自分に似てるけどちょっとかっこいい人を選んで偽物として登場させています。この人、すごいよ。(林 雄司)
これはいいですね!
細かすぎるやつ
インターネットには重箱の隅しかない。重箱の隅がつながって高解像度の重箱ができているのがインターネット。
東川隆太郎の「かごしま世間遺産探訪記」ーvol8.宇検村名柄集落のハブ棒(用心棒)ー(
KagoshimaniaX)
10月、DPZで「棒特集」というまさかのテーマが発令された時に、奄美諸島の路地に置かれるハブよけ棒「用心棒」について執筆すべくネタかぶりチェックで検索したらヒットした記事です。
棒の置かれ方などの様態が丁寧に観察され、論文に当たったり、役所や集落の人に聞いてみたりした多様な視点、情報が盛り込まれているにも関わらず文章やキャプションが軽妙で読んでいて楽しい。自分もこんな風に書けたらなあと思いつつ自らのネタをボツにしました。(伊藤 健史)
微分音のドレミの歌(31平均律ver)(変拍子兄さん on Twitter)
いわゆるドレミファソラシドの音階って、1オクターブを(#♭含めて)12の音で分けたものです。なのでやろうと思えばもっと細かく分けることもできて、微分音とか呼ばれているのですが、これは31個に分けた音階で作られたドレミの歌です。
それぞれに階名を付けて「ゲはゲソのゲ」とか歌っているのも面白いし、あと軽快なリズムと相まってけっこう耳につくタイプの歌なのに、あとでメロディを思い出そうとしても全然思い出せないんですよね。自分の頭って半音単位でしか記憶できないんだなということに気づかされました。(石川 大樹)
山をも流した河 | 常願寺川(
水土の礎)
富山県の常願寺川で起きた恐ろしい事件とそれを乗り越えた歴史を紹介したページです。大地震が起きたあと、常願寺川の流量がどういうわけか5分の1になってしまった。上流のようすを見に行った住民が見たものは・・。という感じで大災害の始まる感がすごい。お金持ちになったら映画化したい。(三土 たつお)
インターネットはいろいろある
上の2つのジャンルに当てはまらなかったものです。インターネットはこの「いろいろ」がありすぎるのが嬉しい特徴ですよね。インターネットらしい「いろいろ」をご堪能ください。
八重樫幸雄のオープン球話(
Sportiva)
長谷川晶一さんによる元ヤクルトスワローズの八重樫幸雄さんへのインタビュー。しかも連載。長いので読み応えもすごい。
現役時代やコーチ時代、スカウト時代の話などヤクルトの話題はもちろん必読なのだが、八重樫幸雄が選ぶ各球団のベストナインなど他球団の話も興味深い。
個人的には高木豊にブチ切れた話もおもしろかった(高木豊ってそういうこと言いそう~って思う)。
聞き手が長谷川晶一さんなのもガムテぐるぐる巻きくらいの安心感がある。(べつやく れい)
学者のかたが市民向けに札幌の地形について解説しているページです。石狩川は昔は太平洋に注いでいたみたいな意外すぎる事実が(著者にとっては当然なので)淡々と書いてあるのですが、こちらとしてはいちいち驚きます。とにかく専門家の啓蒙活動はほんとにありがたいです。今後とも啓蒙されたいです。(三土たつお)
2021年もインターネットおもしろリーグが開幕しました
今年はどんなおもしろい記事が読めるのだろう。我々もシリアスさを振り切って楽しいだけの記事をインターネットの海に投入していく所存である。
まずは年末に眉つぶし(眉毛をなくす舞台用メイク)を衝動買いしたので、眉毛をなくしてみたいと思う。