■走行中に見やすい時計が欲しい
走行中は意外に腕時計は見にくい。冬場は長そでに隠れて見えないし、夏場でも私の時計はデジタル式なので省電力のスリープモードのために普段は消えている。友人の使うApple Watchも見えないそうだ。スマートフォンなどをハンドルバーに取り付けている時でもタッチしてスリープモードを解除しないと読めない。約束の時間に遅れそうな時に、時間がわからないと結構焦る。
そこでロードバイクに取り付けられる見やすい時計を探していたら、あった!
アデプト(ADEPT)の「アークロック」だ。丸く小型のアナログ式時計。黒い文字盤に蛍光の針で、パイロットクロノグラフの様な精悍なイメージがいい。価格は4500円(税抜き)。
トップキャップに取り付けたアデプトの「アークロック」
アルミ合金だが、アルミカラーに磨かれたタイプと黒塗りタイプの2種類がある。私はハンドルバーが黒なので、コーディネートさせて黒を選んだ。
アークロックにはステアリングコラムのトップキャップに取り付けるものと、ハンドルバーに取り付けるものがある。私の場合はハンドルバーにあまりスペースがないので、ステアリングコラムに取り付けることにした。ステムの根元、ヘッドセットの真上だ。
コイン型の小型リチウム電池(SR626)で稼働する。時計本体とボディ、ボディキャップ、それにコラムに取り付けるアンカーナットとアンカーが付属している。
取り付けは簡単。現在ステムにあるトップキャップを外し、代わりにこの時計のボディを乗せ、六角レンチでナットを締め付けるだけだ。時計は、りゅうず部分に起動しないようにロックの薄い板が挟まれている。この板を抜き、りゅうずを押し込むと秒針がスッと動き出した。
りゅうずを回して時間を合わせる。時計をボディに収め、その上からキャップで締め付けて止める。これだけで簡単に取り付けられた。
ステムとハンドルバーは黒なのでアークロックもそれらに一体化し、まるで最初からつけられているようなルックスになった。違和感がなく大満足。もっともハンドルバーではなく、ヘッドセットの上なので目線を手前に移動する必要があるが、自転車の速度なら特に不満はない。
走りに徹したピュアなスポーツ志向のサイクリストは余計なものを搭載したくないだろうが、重量はわずか75g。いつでも時間の確認ができ、ルックスも良く、軽量なのでとてもお気に入りだ。価格は4500円、ハンドルバー取り付け型は5000円(各税抜き)。