【比較】ファイル暗号化ソフトおすすめ8選!選び方やメリットもあわせて解説

ファイル暗号化ソフト おすすめ比較

業務で機密情報や個人情報が入っているファイルのやり取りを行う際、セキュリティ対策としてファイルの暗号化は必須です。

しかし、ファイル暗号化ソフトは多数存在し、特徴や機能は様々。

ファイルの暗号化1つとっても複数の暗号化技術があり、「どれを選んでいいのかわからない…」とお困りではありませんか?

そこで本記事では、各特徴を比較しながらおすすめのファイル暗号化ソフトを有料版・無料版に分けて全部で9つご紹介します。

ファイル暗号化ソフトのメリットや比較ポイントも解説するので、ぜひ自社に合ったファイル暗号化ソフト選びの参考にしてくださいね。

【比較】有料のファイル暗号化ソフトおすすめ5選

【比較】有料のおすすめ暗号化ファイルソフト最初に、有料版のファイル暗号化ソフトを厳選して5つ紹介します。

ファイルを暗号化できるのはもちろんですが、操作方法や付加機能が異なりますので、その点を比較しながら確認してください。

DirectCloud-SHIELD

DirectCloud-Shield

公式サイト:DirectCloud-SHIELD

おすすめポイント
  • 機密情報および個人情報を自動検知し暗号化
  • ファイルの操作権限を細かく設定可能
  • 万が一漏洩してもリモート削除可能

「DirectCloud-SHIELD」は、クラウドストレージ「DirectCloud-BOX」のオプションとして提供されているファイル暗号化機能です。

DirectCloud-BOX内のフォルダ単位でDirectCloud-SHIELDの使用有無を設定することで、自動的にセキュリティポリシーの設定、機密度の度合いに応じたラベリングを実施します。

また、ファイルに対する操作権限を細かく設定して、第三者による情報の流出を防止できます。

利用者が対象データについて「暗号化が必要なファイルかどうかわからない」という場合でも、このソフトなら自動的に暗号化がなされるというメリットがあります。

万が一漏洩してもリモートで削除することができるため、情報漏洩のリスクを抑えられますよ。

暗号方式

AES(鍵長256ビット)

提供企業 株式会社ダイレクトクラウド
提供形態 クラウド(クラウドストレージ「DirectCloud-BOX」のオプション)
料金 1,000円/月(1ユーザー)
暗号方式 AES(鍵長256ビット)
無料トライアル あり(30日間)
おすすめ クラウドストレージ「DirectCloud-BOX」で機密ファイルを管理する企業向け

NonCopy2

noncopy2

公式サイト:NonCopy2

おすすめポイント
  • フォルダ制御機能により機密ファイルを暗号化、ファイルの持ち出しを制限
  • デバイス制限機能により各種デバイスへの持ち出しを制限
  • ファイル操作は全て証跡を管理し、有事の際に確認可能

「NonCopy2」は「フォルダ制御」「デバイス制御」の2つの機能により、内部・外部両方のセキュリティ対策を運用できるファイル暗号化ソフトです。

フォルダ制御機能は、セキュアフォルダ内に機密情報を管理しファイルの暗号化および持ち出し制限を実現します。

NonCopy2をインストールしていないPCからはファイルを閲覧することができず、また機密ファイルにアクセスしている間はネットワークを遮断するため、ウィルス等による外部への情報漏洩を防止します。

デバイス制御機能では、登録済みUSBメモリ以外のファイルの持ち出しや、Bluetooth、Wi-Fiなどのネットワークを介したファイルの持ち出しを制限。

これらの機能により、不正行為を始めとした内部からの情報漏洩、標的型攻撃や不正アクセスなどの外部からの攻撃の両面から機密情報を守ります

暗号方式

AES(鍵長256ビット)

提供企業 サイエンスパーク株式会社
提供形態 パッケージソフト
料金
  • Premium:月額40,000円
  • Standard:月額25,000円
暗号方式 AES(鍵長256ビット)
無料トライアル あり
おすすめ 様々な端末でデータを持ち出す大規模ビジネス企業向け

Confidential Posting

ConfidentialPosting

公式サイト:Confidential Posting

おすすめポイント
  • 独自の暗号化技術により高い安全性を確保、金融業界でも多数の導入実績あり
  • 最大2GB(クラウド版)の大容量ファイル転送が可能
  • 宛先制御、承認ワークフローなど誤送信を防ぐセキュリティ機能が充実

「Confidential Posting」は、機密データを安全・確実に送受信するためのファイル転送ソフトウェアです。

クラウド版とパッケージ版の2つから選択できます。

1度に最大2GB、最大送信ファイル数1,000を送信でき、システム連携による自動送信、自動受信も可能

「毎日大量の機密データ送信作業が大変」という課題に対しても業務負荷を軽減するだけでなく、自動化により設定した宛先に確実に送信できるため、人的ミスによる誤送信も避けられます。

手動で送信する場合でも、宛先制御や承認ワークフローで事前に宛先誤送信を防止できるだけでなく、万が一誤送信した場合でもファイルの復元を取り消せます。

ネットワーク制御、MACアドレス認証により特定の端末でしか送受信できないよう制限をかけることも可能ですよ。

暗号方式

AES(鍵長256ビット)

提供企業 富士通Japan株式会社
提供形態
  • クラウド
  • パッケージ
料金
  • クラウド版:月額10,000円(25ID)~
  • パッケージ版:500,000円(100ID)~
暗号方式 AES(鍵長256ビット)
無料トライアル あり(14日間)
おすすめ 機密情報のファイル送受信におけるセキュリティを高めたい企業向け

DataClasys

DataClasys

公式サイト:DataClasys

おすすめポイント
  • あらゆる拡張子やサイズのファイルを暗号化、さらに細かな操作設定が可能
  • ファイル暗号化後もアプリケーションから直接操作でき、そのままの使い勝手で利用可能
  • 多要素認証やクラウドストレージなど、様々なシステムとの連携が可能

「DataClasys」は、あらゆるファイルを暗号化しセキュリティ対策を高められるファイル暗号化・DRM/IRMソリューションです。

DRM/IRMとは機密情報を暗号化かつ操作制限を行う情報漏洩対策システムのことで、文書ファイルのセキュリティ対策に高い効果が得られます。

DataClasysはファイルの種類やファイルサイズ、場所問わず情報を保護できるという汎用性の高さが特徴

しかも暗号化後のファイルをそのまま直接参照して利用できるため、使い勝手が変わることなく漏洩リスクを抑えられます。

さらに、様々なシステム連携と連携することでより導入効果を高められます。

例えばクラウドストレージと連携してファイルダウンロード時に自動的に暗号化したり、個人情報検出ツールと連携して個人情報検出から暗号化まで合わせて処理したりできます。

暗号方式

公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式のハイブリット
公開鍵:RSA(鍵長2048ビット)
共通鍵:AES(鍵長256ビット)

提供企業 株式会社DataClasys
提供形態 パッケージ
料金 要問合せ
暗号方式 ※公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式のハイブリット
  • 公開鍵:RSA(鍵長2048ビット)
  • 共通鍵:AES(鍵長256ビット)
無料トライアル あり(30日間)
おすすめ あらゆる種類のファイルを暗号化したい企業向け

InterSafe FileProtection

InterSafe FileProtection

公式サイト:InterSafe FileProtection

おすすめポイント
  • 自動暗号化フォルダにファイルを移動するだけで自動的に暗号化
  • 暗号化・復号にパスワード管理不要。暗号化後もそのままの操作性でファイル利用可能
  • 自動バックアップによりランサムウェア対策にも有効

「InterSafe FileProtection」は、高速かつ自動で暗号化を行うファイル暗号化ソフトです。

自動暗号化フォルダにファイルを保存するだけで自動的に暗号化されるだけでなく、自動暗号化フォルダからファイルを移動させても暗号化が継続されるため、情報漏洩を防止できます

暗号化したファイルはアプリケーションから直接参照・編集できるため、利便性を損ないません。

また暗号化したままのファイルに対してもウイルス対策ソフトによるウィルススキャンやWindows Searchによるファイルの全文検索も可能。

独自開発した暗号化エンジンを搭載し、従来製品よりもパフォーマンスが向上。高速でファイル暗号化処理を行います。

暗号方式

AES(鍵長256ビット)

提供企業 アルプス システム インテグレーション株式会社
提供形態
  • クラウド
  • オンプレミス
料金
  • クラウド:Basic Pack月額50,000円
  • オンプレミス:15,000円(5-99ライセンス)
暗号方式 AES(鍵長256ビット)
無料トライアル あり
おすすめ 標的型サイバー攻撃対策を強化したい企業向け

【比較】無料のファイル暗号化ソフトおすすめ3選

【比較】無料のおすすめ暗号化ファイルソフト続いては、無料で利用できるファイル暗号化ソフトを厳選して3つ紹介します。

有料版と比べて機能は制限されますが、簡単操作で強力な暗号化を実現できます。

アタッシェケース

アタッシェケース

公式サイト:アタッシェケース

おすすめポイント
  • 世界標準の暗号アルゴリズムAESを採用
  • 同じソフトを持っていなくとも復号可能
  • Windows、MacOS両方に対応

無料で利用できる暗号化ソフト「アタッシェケース」。

「ファイルをドラッグ&ドロップ」「パスワード入力」「暗号化処理」の3ステップで手軽に暗号化できます。

世界標準の暗号化アルゴリズムを採用しており、ファイル・フォルダ両方の暗号化が可能。

また、パスワードを入力するだけで暗号化できるため、相手にファイルを送付した場合でも、同じソフトを利用せずに復号できます

Windows向けのファイル暗号化ソフトでしたが、2021年からMacOSにも仮対応しています。

暗号方式

Rijndael共通鍵暗号(AES)

提供企業 個人
提供形態 フリーソフト
※ver4より商用での利用は有償
料金 無料
暗号方式 Rijndael共通鍵暗号(AES)
おすすめ 手軽にファイルを暗号化したい人向け

ED

ED

公式サイト:ED

おすすめポイント
  • 3種類の強力な暗号化アルゴリズムに対応
  • ファイル名隠蔽、パスワードご入力防止機能など豊富な機能
  • マウスのドラッグ&ドロップだけでなく、コマンドラインでも実行可能

「ED」はWindows用のファイル暗号化ソフトです。
シンプルで使いやすく、簡単にファイルを暗号化できます。

3種類(TwoFish、Rijndael、GOST 28147-89)の暗号化アルゴリズムが利用できるだけでなく、セキュリティレベルの設定も可能です。

また、コマンドラインによる実行もできるため、バッチによる自動化を行うこともできます。

2GBを超えるファイルの暗号化も可能ですが、処理に時間もかかるため注意が必要です。

暗号方式

  • TwoFish共通鍵暗号
  • Rijndael共通鍵暗号(AES)
  • GOST 28147-89共通鍵暗号
提供企業 個人
提供形態 フリーソフト
料金 無料
暗号方式
  • TwoFish共通鍵暗号
  • Rijndael共通鍵暗号(AES)
  • GOST 28147-89共通鍵暗号
おすすめ 手軽にファイルを暗号化し、複数の暗号方式を使い分けたい人向け

Tora Tora

toratora

公式サイト:Tora Tora

おすすめポイント
  • パスワードだけでなく、ICカードを利用した暗号化が可能
  • ドラッグ&ドロップによる操作で暗号化・復号化が可能
  • AES256bitによる暗号化

簡単操作でファイルの暗号化・復号ができるファイル暗号化ソフト「ToraTora」。

パスワードとICカードを組み合わせて暗号化ができるのが特長です。
パスワードとICカードを併用すれば、仮にパスワードが漏洩しても情報が漏洩することはありません。

無料の暗号化ソフトを利用したいものの、パスワードだけではセキュリティ対策として不安に感じる方は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

暗号方式

AES(鍵長256ビット)

提供企業 株式会社 iCanal
提供形態 フリーソフト
料金 無料
暗号方式 AES(鍵長256ビット)
おすすめ  パスワード以外で復号を行いたい人向け

ファイル暗号化ソフトとは:ソフトごとに特色や機能が様々

ファイル暗号化ソフトとはファイル暗号化ソフトは、個人情報や機密情報に対して流出や悪用を防ぐため、解読できないようにデータを暗号化するためのソフトウェアです。

特に金融系の業界や自治体では機密性の高いやりとりが多いため、強力なセキュリティ対策が求められるでしょう。

ファイル暗号化ソフトには、下記のような様々なものが存在します。

  • 簡単操作で暗号化および復号(暗号化されたデータを元に戻すこと)ができるもの
  • 暗号化するだけでなく、データのやりとり(ファイルに対する権限設定や暗号化・復号の履歴、対象ファイルの送付履歴の管理など)を追跡できるもの

続いては、ファイル暗号化ソフトを導入した際のメリットとデメリットを解説します。

ファイル暗号化ソフト導入のメリット3つ

ファイル暗号化ソフト導入のメリットファイル暗号化を行うことで得られるメリットを3つ解説します。

1.データ紛失時の情報漏洩防止

ノートPCやUSBメモリにデータを入れて持ち歩く場合、注意しなければならないのがデータを紛失するリスクです。データを紛失し誰かに見つけられると情報が漏洩します。

しかし事前にデータを暗号化しておけば、復号されない限りデータを参照することができず、情報漏洩を防止することが可能です。

2.セキュリティ対策

データの情報を抜き取るセキュリティリスクは他にも色々あります。例えば、以下のようなものが考えられます。

  • ファイルを添付したメールの誤送信
  • ウイルス感染によるファイルの悪用
  • 外部からの不正アクセスによるデータの閲覧・改ざん
  • 内部からの情報漏洩によるデータの流出

それぞれに対してセキュリティリスクを備えたとしても、100%完全とは言い切れません。

そのため、セキュリティ対策は何重にも行っておくことをおすすめします。

ファイル暗号化によってデータを直接参照できない状態にしておけば、セキュリティ対策として有効です

たとえ不正アクセスやメールの誤送信などファイルが流出したとしても、暗号化によってデータの参照ができなければ、情報漏洩を防止できます。

3.データのやりとりを管理できる

業務都合上機密データをやり取りする場合もあるでしょう。

重要度の高いデータは「いつ」「誰に」「どのデータを」送付しているのか、やりとりをきちんと履歴として残せば、万が一情報漏洩が発生した際に追跡することが可能です。

また、ファイル暗号化ソフトの中でデータのやりとりを管理することで、管理工数を削減できます。

ファイル暗号化ソフト導入のデメリット3つ

ファイル暗号化ソフト導入のデメリット様々なメリットがあるファイル暗号化ソフトですが、導入時にはデメリットも考慮しておく必要があります。

1.ファイルの暗号化に手間・時間がかかる

通常のメールのやりとりと比べ、暗号化ソフトでファイルを暗号化するという作業が一手間加わり、また相手先でもファイルを受領後復号する手間が必要です。

ファイルサイズが大きいと暗号化・復号それぞれで時間もかかります。これらを面倒と感じる人が少なくありません。

できる限り暗号化・復号の手間がかからないソフトを選ばなければ、作業効率の低下により利用者からクレームを受けるだけでなく、ファイル暗号化ソフトを利用してもらえない可能性があります。

2.送付先の理解が必要

暗号化したファイルを送付すると、送付先で復号する作業が必要になります。

同じソフトを使う、パスワードを使うなど復号化の方法はさまざまですが、送付先にも理解が得られるよう取り決めをしておくことが重要です。

社内であれば問題ありませんが、社外取引先企業によっては、取引先のルールに則る必要がある場合や、「いちいち復号するのは面倒」と不満の声が出る場合もあります。

3.復号化キーを紛失すると復号できなくなる

復号するために必要なパスワードなどの情報を紛失してしまうと、暗号化したファイルは二度と復号できません。

暗号化する前の状態のファイルがないと、そのファイルは完全に閲覧できなくなります。

このような操作ミスがないよう「扱いやすいソフトを利用する」「操作方法を間違えないよう徹底する」といった対策が必要です。

ファイル暗号化ソフトの比較ポイント4つ

ファイル暗号化ソフトの比較ポイントファイル暗号化ソフトは有料版、無料版含め多数あります。

それぞれのソフトでどこが異なるのか、比較すべき点はどこかを解説します。
これから導入を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。

1.処理性能

ファイルの暗号化スピードはソフトによって異なり、データが大容量であればあるほど暗号化および復号に時間がかかります。

機密ファイルを急いで送付しないといけないときに、暗号化で何時間もかかるようでは運用に耐えられません。

導入する前に試用してみて、暗号化の処理性能を必ず確認しておきましょう。

2.操作性

ファイルを暗号化および復号するための操作性も必ず見ておきたいポイントです。

「素早く暗号化できるか」「簡単に暗号化できるか」の2つの観点で見ておきましょう。

何度も暗号化するのに複雑な操作が必要だと作業効率が低下しますし、誤操作によってファイルを破壊したり二度と復号できない状態になったりしては問題です。

いつ何度利用しても負担を感じないソフトを選びましょう。

3.価格

ファイル暗号化ソフトは有料版と無料版があります。

有料版は強力な暗号化やウイルス対策など付加機能が備わっており、無料版は機能が限定されますが手軽に利用できます。

また、有料版も買い切りのパッケージや利用ユーザー数による課金など複数あります。暗号化を行う対象ファイルの重要度や利用ユーザー数などを考慮し、適切な価格帯を選択しましょう。

4.サポートの充実度

有料版のファイル暗号化ソフトでは、ベンダーサポートが得られるものもあります。
導入時や運用中にトラブルが発生した際、ベンダーサポートが得られると安心です。

サポート範囲はソフトによって異なるため、どこまでサポートが得られるか確認しましょう。

トラブルが発生しソフトが利用できなくなると業務に支障をきたすため、速やかに対応してもらえるかが重要です。

まとめ:ファイルを暗号化し、セキュリティを強化しよう

本記事ではファイル暗号化ソフトについて紹介しました。今では社内外問わず情報漏洩の危険性があるため、機密情報を扱う際はあらゆるセキュリティ対策が必須です。

ファイル暗号化ソフトは、有料ツールは多機能で扱いやすい分、費用がかかります。

単にファイルを暗号化するだけでよい場合は、無料ツールでも十分な暗号化アルゴリズム方式を使っているものも存在します。

重要なのは扱うデータの機密レベルや利用するユーザー数に合わせてファイル暗号化ソフトを選択することです。

本記事の内容を参考に、ファイル暗号化ソフトを導入してセキュリティを強化しましょう。


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