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米フロリダ州のトヨタ販売店に展示されているRAV4のハイブリット車 Photo: Saul Martinez/The New York Times

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ニューヨーク・タイムズ(米国)

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Text by Neal E. Boudette

トヨタといえばEVシフトへの遅れを指摘されていたが、ハイブリッド車に注力するという決断が効を奏していると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。

EVに「無気力だった」トヨタ


今日のようなハイテク、ハイリスクな自動車業界では、運勢はすぐに変わってしまうものであり、トヨタ自動車ほどその好例はない。

少し前まで、トヨタは電気自動車の分野で危険なほど遅れをとっているように見えた。電気自動車のパイオニアであるテスラは急成長を遂げ、世界で最も価値のある自動車メーカーとなった。テスラの成功を見て、ゼネラル・モーターズやフォード・モーターといった他社は、多くの消費者がバッテリー駆動の自動車やトラックに乗り換える準備が整っていると判断し、遅れを取り戻すために数百億ドルを投資し始めた。

しかし、トヨタはもっと慎重だった──あるいは無気力だった、と批判する向きもある。トヨタは、これまで米国でわずか2車種の完全な電気自動車を発売しただけで、ガソリンと電気のハイブリッド車やプラグインハイブリッド車といった、トヨタが得意とするハイブリッド車の人気は今後も変わらず、気候変動への対応には当面は充分だと踏んでいたのだ。

ここ数年の電気自動車に対する熱狂を、トヨタは理解できていないように見えた。
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