カタールメディア「アルジャジーラ」のエルサレム支局で働くスタッフ(2017年) Photo: Mahmoud Ibrahem / Anadolu Agency / Getty Images

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ワシントン・ポスト(米国)

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Text by Laura Wagner

イスラエルが10月18日に承認した新たな緊急規制は、カタール拠点の放送局「アルジャジーラ」を検閲する地ならしとなりうるものだ。イスラエルは、同局の偏向とプロパガンダが自国の安全保障を害すると非難してきた。

「タイムズ・オブ・イスラエル」紙によれば、イスラエルの通信相シュロモ・カルイが提案したこの規制は、「放送局の発信が、国家安全保障や社会秩序を害する、または『敵のプロパガンダ』の根拠としての役目を果たしているとみなされれば、メディアの報道を中止させ、放送機器を没収する」権限を当局に与えるものだという。

カルイとイスラエルの司法長官ガリ・バハラヴ・ミアラが18日、制定に同意したこの規制は、アルジャジーラがイスラエルで活動する道を閉ざしうるものだ。アルジャジーラは、ガザ地区にもイスラエルにも支局を置く、数少ない国際メディア会社のひとつだ。

この事態をうけて人権団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」は、イスラエル政府にアルジャジーラ締め出しをやめるよう要求した。
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