Photo:Dobrila Vignjevic/Getty images

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アトランティック(米国)ほか

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Text by COURRiER Japon

「人は変わらない」とも言われているが、最近の研究では、人はおおよそ60歳を超えた頃から再び性格が変化しはじめることが示唆されている。

その要因には認知障害などの脳の変化もある。だが、そのような症状がない場合の「別の要因」が注目を集めている。

研究によれば、人は高齢になるにつれ、経験に対するオープンさや「社会的活力」と呼ばれる外向性が減少する傾向があるという。そして、特に人生の終わりに近づくと、神経症が増加する傾向もあるという。

この理由については、いくつかの理論が存在し、可能性のひとつには、退職、子供の巣立ち、伴侶に先立たれるなど、高齢期に起こりやすい特定のライフイベントによって性格が形成されるというものがある。

ただこれについては、仮に「別れ」を経験したとしても、その感じ方は人によってさまざまであり、一概に前述のような外交性の減少を説明するものとは言えないとの指摘もある。それよりも、健康状態の変化のほうが、性格の変化にもっと明確な影響を与える可能性があると、専門家らは米誌「アトランティック」に語っている。
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