Photo: Carlo A / Getty Image

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ガーディアン(英国)ほか

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Text by COURRiER Japon

手厚い少子化対策で知られるスウェーデンでさえ…


約20年前、オーストラリア政府は、ピーク時に子供1人あたり約6000ドル(約79万円)に相当する現金を支払う「ベビーボーナス」プログラムを試みた。

キャンペーンが開始された2004年当時、国の出生率は女性ひとりあたり約1.8人だった。

このプログラムにより、2008年までに出生率は約2.0まで上昇したが、プログラムが終了してから6年後にあたる2020年までに、数値は1.6まで低下。つまり、プログラムが最初に導入されたときよりも下がった。

ちなみに、ほとんどの先進国にとって、移民なしで人口を安定させるために最低限必要な数値は2.1である。
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