乗務員の指示にも一切耳を傾けない 「渭南政法」より

乗務員の指示にも一切耳を傾けない 「渭南政法」より

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中国新闻网(中国)ほか

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Text by COURRiER Japon

中国の高速鉄道車内で、他人の座席についた女性がそこを離れようとせず、乗客員や警察の再三の注意に反発した結果、強制連行されるという騒動が起きた。

中国メディア「中国网新闻」によると、女性は列車が間もなく目的地に到着するため、窓際の席から通路側の席へ勝手に移動したという。通路側の乗客が席に戻ったところ、女性が座っていたため、車内スタッフに対応をお願いした。スタッフは、「元のお客様に席をお譲りください」と丁寧に女性に伝えたが、「その人が私の席に座ればいいだけじゃない、何の違いがあるっていうの?」とあろうことか反論し始めたのだ。

その後、鉄道警察が現場にかけつけ、「最初の警告を発します。この席を離れてください」と注意するも、黙り続ける女性。スタッフも、「冗談はやめて、席を離れましょう。お子さんがいるんでしょう」と諭すも、女性はうんともすんとも言わない。

その後もやりとりは続き、「三度目の警告を発します。これからあなたを強制連行します」との警察の言葉にも女性は耳を貸さなかったため、そのまま強制連行されていった。動画には上記のやりとりの一部始終が収められている。



他人の席に居座る行動は中国で「覇座」と呼ばれており、近年、中国でも社会問題となっている。この女性はその後、法律に基づいて、5日間拘留されたという。

このやりとりを見たネットユーザーからは、「どうしてこんなに厚顔無恥でいられるのだろう」「自分も覇座に遭ったことがあるけど、全然話が通じなかったね」といった声が寄せられたほか、「スタッフと鉄道警察の行動に無駄がないね、すごい」と関係者の対応を褒める声などが寄せられた。



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