Photo: Moyo Studio / Getty Images

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ワシントン・ポスト(米国)

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Text by Haider J. Warraich

出産時の痛みに耐えなければいけない上、毎月のように生理痛を経験することもあるため、女性の方が痛みに強い、という通説がある。だが、どうやらそうでもないらしい。

米紙「ワシントン・ポスト」のヘルスコーナーで、痛みに関する著作を出版している医師が慢性的な痛みに関しては「女性の方が大変」と書いている。

意外な実験結果


慢性的な痛みに関しては、男女間で平等などは存在しない。

女性の方が大変だ。男性よりも慢性的な痛みを抱えやすく、片頭痛、線維筋痛症、過敏性腸症候群、関節リウマチなどの自己免疫疾患など、慢性的な不快感を伴う病気にかかる可能性が高い。これらの症状の多くは、CTスキャンや血液検査では見つからないこともあるため、なかには誤ってその症状が本物かどうか疑う医者もいる。

女性は、過去2世紀にわたって極めて長寿化し、平均して男性よりも5年長く生きるが、障害を抱えたまま長生きすることも多い。

慢性的な痛みを抱えやすいことに加え、ほとんどの女性は成人後、月経による多大な不快感を毎月のように体験し、出産時にはほとんどの人が激痛を感じる。
残り: 2671文字 / 全文 : 3141文字
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