電子書籍の販売サイトでは、定期的に大幅な割引のセールが行われていますが、現在BOOK WARKER及びAmazon Kindleにおいて、KADOKAWAグループから出されている一部書籍が最大70%OFFになるセール「ニコカド祭り2017 フライングしちゃいました!」が行われています。
様々な種類のジャンルからセール品が出ていますが、そのうちマンガ(主に男性向け)についてセールが行われているもので、個人的にオススメのものをいくつかピックアップしてみました。
『断裁分離のクライムエッジ』(緋鍵 龍彦)
アニメ化もされた作品。全11巻。
実在の大量殺人者をモデルとしたキャラが出てくるのが特徴。
しかし善悪の観念がかなり入り組んでいて、誰が善か悪か、それを固定して見てしまうと裏切られるという面白さがある。故に最後まで読んで欲しい作品。
『オルフィーナ』シリーズ(天王寺きつね)
かなり長いシリーズ(私が子供の頃からやっていて、数年前にやっと連載終了した)。12+8巻。
一見ファンタジーと思いきや、実はSFにもなるという壮大なスケール。ちなみにキャラが主要人物まで結構死にやすいけど、その時のカタルシスが溢れるものが多い。自分も過去以下のようなのを書いていた。
こちらも様々な立場からの善悪が入り組んでいる。長いけど最後まで読むといい感じ。
『数学ガール』(結城浩・春日旬)
結城浩さんの小説のコミカライズ(ちなみに3種類あるもののひとつ)。全3巻。
数学と聞いて難解に見えるけど、学園ものも交え、読みやすく、興味深いように描かれている。
『血まみれスケバンチェーンソー』(三家本礼)
コミックビーム連載の、「血まみれ」「スケバン」「チェーンソー」というパワーワード三連のタイトルも絵もインパクト絶大のマンガ。全13巻。
とにかく勢いがすごい。絵で人を選ぶかもしれないけど、その行きすぎ感が爽快な展開となっている。
『電脳なをさん』シリーズ(唐沢なをき)
週刊アスキーで長い間連載されていた作品。
いろんな作品のパロディーになっているのが特徴。けっこう表現がギリギリなものもある。
ちなみに週刊連載の時は、その時トレンドだったものを使っていることが多いので、今見るとITの歴史書的にもなっていたりする。
『氷川へきる作品集 TG天使ジャイ子ちゃんDX』(氷川へきる)
『ぱにぽに』の氷川へきるさんの作品だけど、掲載誌が掲載誌(エロゲ雑誌、テックジャイアン)だけあって、自由度が高く、暴走しまくり。氏のセンスが好きならばオススメ。
日々にパノラマ(竹本泉)
竹本泉枠。
ちなみに当作品以外にも、『トランジスタにヴィーナス』や『さくらの境』など何種類か出ている模様。
その他
ほか、単行本や雑誌連載で途中まで読んでおもしろかったけど、全部は読んでないものや、同人や他誌(主に4コママンガ誌)で好きなマンガ家だけど、ここではまだ読んではいなかったものなど(ほぼ自分用メモです)。
・『電撃4コマ コレクション CLUBゲーム倶楽部』(鈴城芹)
番外:ソードワールドなど富士見ファンタジア文庫
ラノベなので番外としますが、富士見ファンタジア文庫の作品も結構出てます。ソードワールドシリーズやそのRPGリプレイとか。あとソードワールド以外でも、当時のその他のラノベも(その中から一冊あえて下のを)。
あと、他のブログで書きましたが、MSX系の本も出ています。
結構時代幅が大きい
数が多いのでざっと見た感じになりますが、最近アニメ化されたようなもののほかに、自分が学生時代に富士見書房系列のもの、すなわちファンタジア文庫やドラゴンマガジンやコミックドラゴンで読んだものが目立つのですよね。『でたとこプリンセス』とか『黒髪のキャプチュード』とか『ロスト・ユニバース』とか。そのへんが懐かしく思いました。
セールは9/28まで。いろいろ探してみてはいかがでしょうか。自分も既に読んだこれらだけではなく、未読の気になるものをいくつか発掘してみたいと思います。