決済手数料が無料というとんでもないサービスを作った起業家が、
「常識に囚われたくないから人とつるみたくない」と言いました。
ごはんを「箸で食べる必然性」が理解できないから素手で食べる。
儲かりそうなビジネスはやらない。その瞬間にレッドオーシャンが予見されるから。
こんな具合な人物像です。
「成功」ってやつは人を保守的にさせるようです。
「選択と集中」ってとても力強い言葉ですが、新しいことに踏み出さない理由になるとただのイノベーションジレンマです。
ちょっとこのあたりを図解にしてみました。
世の中に400人のアイデアマンがいました。
そのうち20人は行動して、なんとかサービスにしました。
そのうち1人は大当たり、1000人の従業員を動かしています。
次の時代、アイデアマンは380人になります。
そのうち19人は行動して、なんとかサービスにしました。
そのうち1人は大当たり、1000人の従業員を動かしております。
こんな風にしていくと、どんどん有能もしくはラッキーなクリエイターから消えていきます。
成功者という名のマネージャーになっていきます。
従業員はどんどん増えて産業が大きくなっているけど、アイデアマンの母数が減っていく。
あれ、これって今の日本じゃなーい?
シリコンバレーは全世界からデスペラードがやってくるから、上記の心配はないのでしょう。
そもそも異国にいくわけだから、母国の常識が通用しない。意識しなくても先述の起業家のようなスタンスになるわけです。
世の中にはおかしいことがたくさんあります。
なぜ、不動産会社を通さずに自分の部屋を友達に紹介できないの?
なぜ、廃棄の食品が11兆円分もあるのに食べるのに困る人が日本に1000万人もいるの?
なぜ、犬が1000万頭も殺処分にされてちゃうの?
なぜ、待機児童がおこるの?無認可のところに企業協賛できたら安くなるじゃん。
なぜ、助成金の施しをうける産業は腐ってるの?
なぜ、マンガの二次配布に著作権フィの分配がなされないの?音楽はあるのになぜ。
株式会社の仕組みってなんか形骸化してない?
などなど。一旦、いまの仕事をとめて見渡すと気づくことがたくさんあるわけですが、
いざ、それでビジネスを起こそうとすると「そんなの儲からないよ、大変だよ」と言われてしまいます。
そういう雑音を聞いても聞かぬフリをしてしまう、そして保守な人から存在を無視できないような人、
こういう人がクリエイターなのだと思います。
だいたい自分のアイデアを実現させようと何度もトライする人はクレイジーですよね。
いま貨幣経済から価値経済への移行と、大企業の独自エコシステムの台頭により、
国で解決できないことが民間の営利行為で解決できつつあります。
つまるところ、ならず者が国よりも頼れるような会社を作っちゃってるわけです。
というわけで400人のアイデアマンの母数だけは大事だなと思う次第であります。
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