- 2009年10月29日 (木)
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MacBookにSSDを入れたらサクサクに
HDD (ハードディスク)をSSD (ソリッドステートドライブ)へ換装することでFlexやメーラーの起動が早くなるということを聞いて早一年、私もMacBook (Late 2008、13インチ、アルミボディ)のHDDをSSDに付け替えてみました。
結果からいうと、SSD換装後はアプリの起動が爆速になりました。特にCS4アプリの起動が速くなったため、普段のweb制作効率化にとても効果があがりそうです。
以下に、HDDとSSDの動画撮影と、各アプリの起動時間比較をまとめています。
アプリの起動時間
主にアプリの起動時間をまとめてみましたので、箇条書きしてみます。
- Flash CS4の起動でHDDだと45秒かかっていたのがSSDだと20秒になった
- Photoshop CS4の起動でHDDだと20秒かかっていたのがSSDだと8秒になった
- Bridge CS4の起動でHDDだと11秒かかっていたのがSSDだと6秒になった
- Flex Builder 3の起動でHDDだと19秒かかっていたのがSSDだと6秒になった
OSの挙動もさくさくに
その他、多くの挙動も非常に高速になっています。
- Mac OS X 10.6の起動でHDDだと80秒かかっていたのがSSDだと37秒になった
- Spotlightの検索結果表示がとても軽快になった
- Tweetieの起動が一瞬(Dockでアイコンが2〜3回バウンドしていたのが1回に)
- SafariやFirefoxの起動もかなり高速になった
- Dashboardのアプリが表示されるまでの時間が半分ぐらいになった気がする
- Adobe AIRアプリの起動も早くなった。これも2〜3倍くらい高速に。
- Parallels (Windows Vista)の起動・終了は体感1.5〜2倍ぐらい早くなり、サスペンド・リジュームも高速。
- ParallelsからMac OS X側のファイルを読み出すのが非常に早くなった。今まではParallels側に一度移動してから作業していたが、その必要はないように感じた。
- 私のParallelsはリジューム後は動作不能になる現象が起こっていたが、SSDに換装後は発生しなくなった。
- SSDにしたらHDDのガリガリいう音がなくなった
- DreamWeaver CS4のファイルオープンがとても早くなったように思った
- いわゆるSSD特有の問題「プチフリ」は導入直後は発生していない
ビデオ
ハードディスクの場合
SSDの場合
#ビデオのトータル時間を見るだけでも、SSDのほうが非常に早くなっていることがわかります。
Webをメインにされている方にはおすすめ
SSDは値段が高く高嶺の花と言われますが、Webをメインに活動されている方であれば、CPUの動作周波数が高いことよりも、SSD換装のほうがメリットが大きいように思いました。私の場合はCS4アプリはもちろんのこと、複数のブラウザを落としたり立ち上げたりと、アプリケーションを頻繁に切り替えます。起動にかかる時間が短縮されることで、そういった積み重ねで損失している時間をクリエイティブに回すことができるのではと思いました。なによりもアプリ起動時間短縮は、精神衛生上とてもよろしいように思います(笑)
ただ、SSDは書き換えによってパフォーマンスが下がっていくという話もありますので、サイズの大きいファイルを頻繁に書き換えるような(例えば映像とか)をメインにされている方はHDDのほうがよいかもしれません。またどのぐらいパフォーマンスが下がっていくのかも気になるところだと思いますので、1〜2ヶ月後にも追記レポートしたいと思います。
※当レポートは責任を追いませんので、SSDの換装などは自分の責任でおこなってください。
余談:MacBookのHDD→SSD換装で苦労したネジ回し
MacBookはメモリとHDDが交換しやすいように設計されているのですが、ごく稀にネジが強く閉められているために、ネジがなめってしまって開かなくなる可能性があります。運悪く私はネジをなめてしまい、全く回らなくなりました。。次のブログに対処方法などがまとめられてますので、もし交換なさる方がいらっしゃいましたら、参考にするとよいと思います。
ちなみに、すべり止めを買いましたがこれも効果がなかったので、ネジを外さない方向で力づくで交換しました(涙)
投稿者 : 池田 泰延
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