勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
2008-03-23-1
[BookReview]
著者より献本いただきました[2008-03-08-2]。
ありがとうございます。
■勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
さて、本書は2006年初頭に出た「インディでいこう!」
を新書化して加筆のうえ再発売してものです。
「インディでいこう!」の表紙から分かるように、
女性仕事人(キャリアウーマン)を対象としている本です。
男性の私としては、
たぶん書店で並んでいるのを見ても手に取らないと思います。
しかし、勝間さんの後のベストセラー群と同様に
男性にも有用な情報・Tipsがつまっていますので、
目を通す価値は十分にありました。
この記事では、そのような観点で、
枝葉末節的ですがいくつかメモ書きしていきたいと思います。
なお、本全体を俯瞰し内容に踏み込んだ書評を読みたい方は
例えば下記等をご参照ください:
- 【新インディ】勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド:
マインドマップ的読書感想文
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51342801.html
- 「100万部ベストセラー作家の、超恥ずかしいあのページ!」
「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」その1:[俺100]
http://blog.zikokeihatu.com/archives/001348.html
- 404 Blog Not Found:過去の恥こそ誇り - 書評 -
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51012842.html
§
2006年の発売当時はあまり売れなかったそうで、
その理由として「はじめに」でこのように述べらています。
多方面からいろいろと「やる気をそぐ言葉」を聞きがちです。
自分のやりたいことと違う方向では「正しい」アドバイス
であったりするので、ありがたいけれども…といったことも。
あとから考えると、
当然そうすべきであったことでもその時点での自分の確信が弱いと、
そういう言葉ですぐ崩れちゃいます。
ということで、
なるべくそのような言葉を聞かないように行動していますが
(例えば一人でだまってこっそりすすめる等)、
しばしば失敗してやる気ダウンしがち。難しいですね。
私も遠い将来には制約のない環境を目指したいところです。
§
「アンチ根性主義」[2005-08-22-3]な私としては、
がんばりすぎないという話は非常に納得です。
考えなくてよいから。
安心してがんばれるんだけど、それをやらないと
闇雲・無鉄砲・無意味な行動になっちゃうかと。
ところで、「楽をするために努力」というポリシーは高林氏を
はじめとしたギーク文化圏プログラマーには浸透しています。
やはり、がんばるのはがんばらないため、ってのが王道ですよねえ。
このブログの読者の大部分の割合を占めるIT系な方のために
「なんで私はこんなにがんばっているのに報われないの!?」(p.92)
の分かりやすい例を私の過去記事から挙げておきます:
この章の章末のコラムの
「上手にがんばって、がんばりすぎない」
という言葉も身にしみます。壁にはっておく?
§
コミュニティ・ラーニングの話。
今私が気になっているのは喫煙スペースと
このようなコミュニティ・ラーニングの関係なのです。
同じ興味を持った人たちといかに知り合うか、
という点で喫煙室コミュニケーションがかなり機能している気がします。
例えばこんな話が→「タバコ部屋は僕らのパラダイスなのさ!」
(http://d.hatena.ne.jp/hsksyusk/20070413/1176483033)。
喫煙室コミュニケーションのために
喫煙を始めた人の話はよく聞きます。
オープンスペースである普通の休憩スペース
(自販機があって、机や椅子があるスペース)は
通りがかりの人からも丸見えですので、
「さぼっている」と認識されやすいように感じています。
一方、喫煙ルームは煙が漏れないように囲まれている関係で、
外から見えづらいのでそういう面でも安心です。
つまり、非喫煙者にとって、
周囲から消えた状態で休憩する(集う)場所、
またはちょこっと話をする場所がないのが、
コミュニティ・ラーニングの敷居をちょこっと高くしているのかな
と思ったりしています。
イントラネットなどを活用する方法もありますが、
やはり面と向かったコミュニケーションにはかなわない
ような気がします。
あまり効果的な解決方法を思いつけないのが
つらいところです。
ありがとうございます。
■勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
さて、本書は2006年初頭に出た「インディでいこう!」
を新書化して加筆のうえ再発売してものです。
「インディでいこう!」の表紙から分かるように、
女性仕事人(キャリアウーマン)を対象としている本です。
男性の私としては、
たぶん書店で並んでいるのを見ても手に取らないと思います。
しかし、勝間さんの後のベストセラー群と同様に
男性にも有用な情報・Tipsがつまっていますので、
目を通す価値は十分にありました。
この記事では、そのような観点で、
枝葉末節的ですがいくつかメモ書きしていきたいと思います。
なお、本全体を俯瞰し内容に踏み込んだ書評を読みたい方は
例えば下記等をご参照ください:
- 【新インディ】勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド:
マインドマップ的読書感想文
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51342801.html
- 「100万部ベストセラー作家の、超恥ずかしいあのページ!」
「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」その1:[俺100]
http://blog.zikokeihatu.com/archives/001348.html
- 404 Blog Not Found:過去の恥こそ誇り - 書評 -
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51012842.html
§
2006年の発売当時はあまり売れなかったそうで、
その理由として「はじめに」でこのように述べらています。
それは、私がまだ証券会社の社員で、上司に限らず、知人、面識のない方(ブログをやっていると)等、
著者名も「ムギ」と表記して本名は括弧にしていたくらい、
本を売ることについて正直、腰が引けていたためです。
当時は、「証券会社の本業に身が入らなくなるのは困るから、
稼いだ印税は慈善団体などへの寄付も考えるように」と
上司から言われていたくらいですから、売れるわけがありません。
(p.4)
多方面からいろいろと「やる気をそぐ言葉」を聞きがちです。
自分のやりたいことと違う方向では「正しい」アドバイス
であったりするので、ありがたいけれども…といったことも。
あとから考えると、
当然そうすべきであったことでもその時点での自分の確信が弱いと、
そういう言葉ですぐ崩れちゃいます。
ということで、
なるべくそのような言葉を聞かないように行動していますが
(例えば一人でだまってこっそりすすめる等)、
しばしば失敗してやる気ダウンしがち。難しいですね。
しかしその後、2007年1月に会社を辞めて独立してから、やはりこれが理想ですよね。
そのような制約もなくなり、力一杯マーケティングに
いそしんでいたら、どんどん結果がついてきました。
(p.4)
私も遠い将来には制約のない環境を目指したいところです。
§
「アンチ根性主義」[2005-08-22-3]な私としては、
がんばりすぎないという話は非常に納得です。
「がんばる」ということは、実は、難しいようでなぜなら思考停止状態ですむから。
簡単なことです。 (p.92)
考えなくてよいから。
本当にがんばらなければいけないのは、何をがんばるかを決めることに手を抜かなければ
なぜこんなにがんばらないといけないのか、
という現実を見つめて、その原因が何なのかを把握することです。
(p.93)
安心してがんばれるんだけど、それをやらないと
闇雲・無鉄砲・無意味な行動になっちゃうかと。
ところで、「楽をするために努力」というポリシーは高林氏を
はじめとしたギーク文化圏プログラマーには浸透しています。
やはり、がんばるのはがんばらないため、ってのが王道ですよねえ。
このブログの読者の大部分の割合を占めるIT系な方のために
「なんで私はこんなにがんばっているのに報われないの!?」(p.92)
の分かりやすい例を私の過去記事から挙げておきます:
10年ほど前の話です。
あるテキストファイル中のある単語をカウントすることになった某氏。
ディスプレイにテキストを表示し、指差しでカウントしていました。
根性あるなあと思うも、やはり間違っていると思います。
絵に描いたような「無駄な努力」です。
ちょっと人に聞くか、調べるかすれば、grep などの便利ツールの存在が
分かるはずです。やはり、努力は思い立ってすぐの行動にかけるよりも、
事前準備にそのほとんどをかけるべきですね。
(ref. [2005-08-22-3])
この章の章末のコラムの
「上手にがんばって、がんばりすぎない」
という言葉も身にしみます。壁にはっておく?
§
コミュニティ・ラーニングの話。
学校で学んできた方法と同じように、仲間と一緒に、
少しずつ、宿題をしたり、授業を受けたり、
休み時間にいろいろな話をしながら、
試行錯誤で学んでいく方法です。
これまでの経験則から、同じくらいの力や経験を持っている
仲間同士で協力し合いながら、一緒に知恵を共有していくのが、
もっとも効果的な学習方法[...] (p.117)
今私が気になっているのは喫煙スペースと
このようなコミュニティ・ラーニングの関係なのです。
同じ興味を持った人たちといかに知り合うか、
という点で喫煙室コミュニケーションがかなり機能している気がします。
例えばこんな話が→「タバコ部屋は僕らのパラダイスなのさ!」
(http://d.hatena.ne.jp/hsksyusk/20070413/1176483033)。
喫煙室コミュニケーションのために
喫煙を始めた人の話はよく聞きます。
オープンスペースである普通の休憩スペース
(自販機があって、机や椅子があるスペース)は
通りがかりの人からも丸見えですので、
「さぼっている」と認識されやすいように感じています。
一方、喫煙ルームは煙が漏れないように囲まれている関係で、
外から見えづらいのでそういう面でも安心です。
つまり、非喫煙者にとって、
周囲から消えた状態で休憩する(集う)場所、
またはちょこっと話をする場所がないのが、
コミュニティ・ラーニングの敷居をちょこっと高くしているのかな
と思ったりしています。
イントラネットなどを活用する方法もありますが、
やはり面と向かったコミュニケーションにはかなわない
ような気がします。
あまり効果的な解決方法を思いつけないのが
つらいところです。