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ハイエース界隈で高評価のパーツブランド「Genb(ゲンブ)」からジムニー用パーツが登場!
- 提供:
- SPK株式会社
2025年7月18日 06:00
使い勝手のよさから趣味の道具を運ぶトランスポーターやキャンピングカーといった使い方をされるトヨタ「ハイエース」と日産「キャラバン」。
これらのクルマはライフスタイルにぴったりはまる人にとっては「代わりになるクルマはない」存在ではあるが、荷物を積む機能を優先したサスペンションは乗用車と比較すると乗り心地の面では厳しい部分もある。代わりのないクルマとはいえ、その点に不満を持つ人もいるだろう。
そんなハイエースやキャラバンのお悩みを解決するパーツを発売しているのが、ムーンフェイスの展開するカスタムパーツブランド「玄武(Genb)」である。
このムーンフェイスとはモータースポーツやチューニング業界からスタートした企業で、もともとサスペンションのチューニングを得意としていた。しかも単なるスポーツサスペンションキットの開発だけでなく、車高を変更することで起こるジオメトリーの狂いを矯正するための製品も開発。こちらはサーキット走行ユーザーを中心に大いにヒットしたもので、そうした着眼点のよさとものづくりへのこだわりは現在の「Genb」に引き継がれている。
そして2025年よりラインアップに追加したのが、本格オフロード4WDのスズキ「ジムニー」「ジムニーシエラ」である。これらの車種にはオフロードイメージを高めるリフトアップサスペンションキットなどが多く発売されているが、実際のところオフロードよりも街中で乗る人も少なくない。そのため、クルマのイメージに合ったカスタマイズをしたいが、街乗りでの快適さもほしいというニーズが高まっていたという。それに対し、「Genb」はハイエースやキャラバンで好評を得た走行安定性・運動性能を向上させるパーツを開発、販売を開始した。
今回は「Genb」が新たに発売したジムニー用のボディ補強パーツを紹介していくが、その前に1つ、ハイエースやキャラバン、そしてジムニーオーナーにお伝えしておきたい情報を紹介しておこう。
「Genb」では全国のスーパーオートバックスおよびオートバックスにて、単独の「Genbフェア」という店頭イベントを開催している。イベント日には「Genb」製品の展示販売が行なわれ、担当者が対応するので製品に対する詳しい解説を聞くことができる。
また、「Genb」パーツを装着したハイエースやジムニーのデモカーの展示も予定されているので、ハイエース、キャラバン、そしてジムニーのオーナーはイベントを訪れてみてはいかがだろうか。
Genbフェア・イベントスケジュール
・7月26日~27日:スーパーオートバックス姫路
(兵庫県姫路市花田町一本松63-1)
・8月23日~24日:スーパーオートバックスかしわ沼南
(千葉県柏市風早1-3-13)
・10月4日~5日:オートバックス桶川
(埼玉県桶川市坂田1709-1)
・11月8日~9日:スーパーオートバックス外環四条畷
(大阪府四條畷市砂3-14-11)
各イベントは店舗営業時間内の開催となる。イベント当日に購入した製品の取り付けも可能だ(作業実施日については当日、イベント会場で確認いただきたい)。
高速道路走行時の直進安定性が向上
「Genb」ブランドのパーツは、ハイエースやキャラバンのカスタマイズの世界に「改造ではなく改良」を望む新しい層のユーザーを呼び込むものであったが、そんな「Genb」ブランドに新たに追加されたのがジムニー(JB64W)、ジムニーシエラ(JB74W)用の製品だ。
ジムニーといえば頑強なラダーフレームに3リンクリジッドアクスル式のサスペンションが特徴。これらの作りにより悪路での高い走破性を実現しているが、「Genb」によると高速道路巡航では直進時の安定性がもう少しほしい面があるという。現行ジムニーにはスズキの安全技術であるセーフティサポートが搭載されているが、その項目にレーンキープアシストがないので、路面のうねりやわだちが多いとドライバー自らがステアリングを小刻みに修正することになる。そのため、運転の疲労度も高まる傾向になってしまうとのことだった。
そこで「Genb」ではラダーフレームとリーディング&トレーリングアームをつなぐ部分を連結する「サスペンションピボットブレース」を開発。このパーツを付けることでサスペンション付近の剛性が高まり、高速道路巡航時の安定性が大幅に向上。加えてコーナリング時もステアリング操作への応答性がよくなるという効果も得られるのだ。
走行安定性も改善されるワンランク上の補強パーツ
この「サスペンションピボットブレース」は、サスペンションパーツを交換した車両だけでなく、全くのノーマル車に装着しても高い効果を発揮するものではあるが、街乗りをより重視する場合はフレームに起こる変形をスプリングの反力と構造的な摩擦力によって効果的に吸収する「モーションコントロールビーム」を選ぶことをおすすめしたい。
こちらはサスペンションピボットブレースと同様に、ラダーフレームとリーディング&トレーリングアームをつなぐ部分を連結するパーツだが、荷重に対する反力を発生することができるモーションコントロールビームでつなぐことで、フレームに発生する微細な振動や変形を起こす動きを吸収する。
また、内部パーツの摩擦によって発生する減衰力で細かい振動も抑えるので、剛性感の向上だけでなくまるで車格が上がったような安定感が得られる。ジムニーの場合、その効果は得られやすく、とくにリアシートではノーマルで感じていた硬さが取れる印象を受けた。まだ適合の確認が取れていないが、リアシートを利用する機会が多そうな5ドアのジムニーノマドにも効果が期待できる製品だ。
「Genb」のジムニー用製品としては、今後サスペンションキットなどの発売も予定されているので、興味のある方は冒頭で紹介した「Genbハイエースカスタマイズフェア」で最新の情報を入手してほしい。
Photo:安田剛