米国のeコマースで4割強のシェアを握る米アマゾン・ドット・コム。米高級スーパー、ホールフーズ・マーケットの買収によって、課題だった食品領域にも強力な足場を築いた。
書店や出版社、百貨店などアマゾンの前に業界ごと轟沈した企業は数多い。先日、米玩具販売大手のトイザらスが破綻した。食品スーパーの株価が下落しているのは、投資家が「ここでも同じことが起きる」とみているため。ホールフーズとの融合でアマゾンが「業界」を破壊していくことは必至だ。
日経ビジネスは10月2日号特集、「アマゾン ベゾスに見える未来」で、恐るべき勢いで巨大化しているアマゾンへの直接取材を敢行した。その中で、アマゾンが全米で建設を進める巨大なフルフィルメント(配送)センターに潜入している。アマゾンの強さと影響力の詳細は本誌に譲るとして、最先端のロボットが動き回る最新鋭の自動化倉庫の様子を動画と写真で見ていこう。(ニューヨーク支局 篠原匡、長野光)
※以下の動画をごらんください
PROLOGUE
産業を超える「破壊と創造」 アップル、グーグルも超越する
PART 1 激戦地はここだ! 容赦なき“破壊攻撃”
1.対小売り・食品スーパー
8000億ドル市場で巨大店を焦土に
2.対メーカー(製造業)
電池からサプリまで、"劇薬"PBを続々投下
3.対コンテンツ(ビデオ・音楽)
「会員はタダで」、戦慄のおまけ戦略
4.対物流(運送会社)
クリスマスの惨劇。「運送屋には頼まない」
5.対広告・マーケティング業界
ボタンと音声、仕組まれた"中毒症"
PART 2 「魅惑のエコシステム(生態系)」の全貌 全てをのみ込む小宇宙
1.マーケットプレイス
世界で売りまくる"成長装置"
2.AWS(クラウドサービス)
使わない企業は破綻する?
3.アレクサ(音声認識機能)
もうスマホは古い、次代のインフラ
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