《これぐらいのおじさんの言う事の聞かなさときたらハンパない》
■装飾山イバラ道[145]
眼鏡の問題じゃない問題
武田瑛夢
■Take IT Easy![31]
IDとパスワードの管理法
若林健一 / kwaka1208
■おかだの光画部トーク[125]
神戸ITフェスティバル 2014
岡田陽一
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眼鏡の問題じゃない問題
武田瑛夢
■Take IT Easy![31]
IDとパスワードの管理法
若林健一 / kwaka1208
■おかだの光画部トーク[125]
神戸ITフェスティバル 2014
岡田陽一
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■装飾山イバラ道[145]
眼鏡の問題じゃない問題
武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20141118140300.html
>
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●遠近両用眼鏡を買いに
旦那さんが初めて遠近両用眼鏡を買うという。以前買ったのは普通の度付きレンズの眼鏡で、映画を見に行く時や、何かをはっきり見たい時に使っていた。ずっと眼鏡をかけていなかった人がかけるようになったので、私としては見た目の感じの違いの方が大きい。眼鏡選びに付き合うのは前回以来なので、あまり慣れていない。
大きな駅の大型眼鏡店に入り眼鏡を探す。1Fのフロアをぐるっと見てまわって、おしゃれな眼鏡が多いことに気づいていたけれど、どうも遠近両用眼鏡は別フロアのようだ。
店員さんに教えてもらって上の階へ行くと、それらしい大人っぽい眼鏡がたくさん並んでいた。いくつか選んでかけてみたりしていると、男性店員が声をかけてきてアドバイスしてくれる。眼鏡にド素人ということがバレたらしい。
顔の大きさに合わせて、先ほど手に取っていたものに似たタイプのものを勧めてくれる。顔の幅が狭い方なので選べる種類がそうないようだった。三つほどのタイプから、店員さんの勧める良さそうなものに賛同してうなずく。この時点でほぼ決まったなと思った。
洋服や財布など何を買いに行っても、店員さんとアクティブに話をするのはほぼ私という買い物スタイルなので、旦那さんがどんなものを欲しいか私がわかっていないと話が進まない。店員さんも具体的な要望は私から出て来ると気づくと、途中からほぼ私を見てセールストークをするようになる。
結局は、最後に買うか買わないか決めるのはやっぱり旦那さんで(あ、これは断りたいモードだな)と私が気づいて、試着しているものを脱ぐ方向に導くような感じだ。遠近両用眼鏡の場合は旦那さん本人もこれでいいというオーラを私に出していたので、「これでいいんじゃないの?」と私が言って決めた。
●目の検査が何度も
私自身は眼鏡をかけていないので知らなかったけれど、フレームの種類を選んでから目の検査のフロアへ移動するという。目の検査は以前の眼鏡の時くらいの時間はかかると思っていたけれど、予想以上に長くて驚いた。一時間以上はかかっていたような気がする。
そして検査コーナーから戻って来た旦那さんと係の人は、何か今後の相談をしている。買い物が終わった感じの晴れ晴れしさがなかったので聞いてみると、何と眼鏡を売ってくれなかったという。
複数の検査をしてみたところ、視力が安定していないので、このまま眼鏡を作っても作り直しになりそうだということ。今の目の状態を確かめるために眼科受診を勧められたのだ。
眼鏡屋さんが眼鏡を売ってくれないなんてと、ショックを受けている旦那さんが可哀想だったけれど、無駄にならないアドバイスをしてくれたのだからなかなか良心的な眼鏡屋だと思う。
眼鏡選びから検査までかなりの時間をかけたけれど、眼科を受診した方がいい状態だとわかったので良かった。選んだ眼鏡フレームは期限付きでキープしておいてくれるという。
その後近所の眼科へ行ったところ、さらに精密な検査機器での検査を勧められて、紹介された大きな眼科へ検査しに行った。そんなに深刻なのだろうかと心配になる。結局のところ、加齢から来る問題が多いということで、目の病気として病名がはっきりするということはなかった。
今の状態で眼鏡を作って、合わなくなったら作り直しでもそれでいいじゃないかということになってキープしていた眼鏡フレームで眼鏡を作りに行くことになった。
●ナイスなアドバイス
事情を説明して眼鏡店で再度目の検査を受け、次の週に眼鏡を引き取りに行った。カウンターで出来上がってきた眼鏡をかけてみる。遠近両用なので見え方のチェックが肝心だ。近くを見て、遠くを見て、と繰り返していたけれど、なかなかしっくり来ないようだ。
どう見えているかは本人にしかわからないので、女性の店員さんが詳しく様子を聞く。手元の文字を読んで、遠くのポスターの文字を読む。こんなもんですかねぇと不安げな様子だ。
眼鏡の受け取りのチェックに時間をかけるのが普通なのかもよくわからないけれど、どうも普通よりは時間がかかっている流れだったようで、ベテランらしい年配の男性スタッフが登場した。
男性スタッフによると、旦那さんは両目の視力に差があるため、今までは遠い方と近い方で左右の目の役割を分けた見方をしていたらしい。今回レンズの部位によってそれを補正していること、焦点が合うエリアが狭いので視線を移動するのではなく、顔ごと向きを変えて物を見る訓練が必要なことなどをアドバイスされた。
このベテラン男性スタッフのおかげで、旦那さんも見え方への疑問が晴れていくようで良かった。手前の物を見る時に、眼鏡をズラすしぐさをしたら、そのしぐさはあまりカッコいいものではないということまで教えてくれた。癖がつく前に知っておいた方がいいことを教えてくれるのってありがたい。
遠近両用は慣れるまで時間がかかるので、まずは家のリビングで坐って身の回りだけで使うこと、慣れたら家の中を歩き、だいぶ使い慣れた頃にやっと外出で使用可能だと教えてもらった。
足下が見えにくい状態で歩くと転ぶこともあって危険だという。慣れないと脳が疲れるので、すぐに外して休んだ方が良いそうだ。初めての遠近両用眼鏡な上に左右の度に差があるので、普通よりも慣れるのに時間のかかるはずだと言う。旦那さんもベテラン男性スタッフの話をしっかりと聞いていた。
●あれだけ念を押されたのに
包装してもらった眼鏡を受け取ってエレベーターに乗ろうとすると、ベテラン男性スタッフが駆け寄ってきて「くれぐれも、ゆっくり時間をかけて慣らして下さいね!」と再び丁寧に言ってくれた。熱心でいい人だなぁ。
その後、食事の買い物でもして帰ろうと駅の方へ歩きながら、さっきの男性スタッフが面白かったねと話をしていたら、旦那さんが今買って来た遠近両用眼鏡をかけているのに気がついた。「何もうかけちゃってんの? 家で慣らしてからってあれだけ言われたのに!」「さっきからずっとかけてるよ」
何ということだろう。これぐらいのおじさんの言う事の聞かなさときたらハンパない。それがわかっていたから、あのベテラン男性スタッフは駆け寄ってまでアドバイスをしてくれたのだ。私に。
転ばれたら困るからしまえと言ってもきかないので、手をしっかりつないでさっさと帰ってきた。新しいものを買ってもらった子供じゃないんだから、買ったその日くらいアドバイスを聞いても良さそうなものである。本当に遠近両用は足下がぼやけて見えて危ないので、甘く考えていると事故になりかねない。
旦那さんは自分のことは自分が一番わかっていると思いすぎているのか、アドバイスが入っていかないのが困る。養老先生の「バカの壁」のように何らかのバリアが覆っていて、受け付けないのだろうか。
最近はバリアが張られて聞いていない時の顔とかもわかるようになってきた。残念ながら心に響くかどうかは、こちらが真剣に言うかどうかはあまり関係がないのが悩ましい。まーそーいうもんだくらいに考えて、その都度言っていくしかないのかもしれない。
それこそ新型の拡声器のようなもので、心の芯まで届く言葉を伝えることが出来るようになったらいいのにと思う。真剣に言っている言葉を聞くと脳に響くとか。
でも、そういえば三蔵法師でさえ孫悟空の頭に輪の緊箍児(きんこじ)をつけてコントロールしようとしたように、優れた人でも道具に頼るしかなかったのか。わかってもらうってほとほと難しいのである。
【武田瑛夢/たけだえいむ】[email protected]
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>
冬は化粧品が華やかになる。化粧品店でネイルを二本選んで買おうとすると、「もう一本お買上げ頂くとこちらの可愛いパッケージに入りますよ」と言われた。確かに可愛い箱だったけれど、やさしく断った。本当は綺麗な紙箱や紙袋大好きなんだけれど、今は集めちゃった過去の物たちを処分&整理のまっただ中なのだ。くっだらないものを厳選審査にかける手間って無駄なのかなー。
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■Take IT Easy![31]
IDとパスワードの管理法
若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20141118140200.html
>
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最近色んな縁があって、ITやネットの活用に関する相談をお受けすることが多くなってきたのですが、そんなある日このような出来事がありました。
あるビジネスグループの情報共有の効率化についてご相談を受け、無料で使えるクラウドサービスを活用しましょうという提案をした時のこと。代表の方が既にアカウントをお持ちということでしたので、その方のアカウントでアクセスしていただき、グループでの運用方法をレクチャーすることになりました。
しかし、アクセスがうまくいかない。IDとパスワードが違うと言われてしまうのです。思い当たるパスワードをすべて試したけれどすべてはねられ、IDとパスワードのメモを探すものの見つからない。
仕方がないので、パスワード再設定手続きをして(それも一筋縄ではいかず)、なんとかアクセスできた時には作業を開始してから約一時間経過していました。こちらとしては、「二時間ぐらいで済むだろう」という見込みだったため、ここでの一時間浪費は想定外。
「ごめんなさいね、こんな人たち相手で大変ですよね」と笑いながら言われた時には、かなりイライラした気持ちがあったのですが、「IDとパスワードという扱いにくい仕組みにも問題がある」と考え、この方達に怒りを覚えたところでどうしようもないと、なんとかその気持ちを抑えつつ、その後のレクチャーを進めました。
IDとパスワードの問題は、このグループのみなさんのケースだけではなく、多くのケースで遭遇する問題です。クラウドサービスを利用することが多い現在において、IDとパスワードをきちんと管理することは「当たり前」と私自身は考えているのですが、まだまだ多くの方にとっては「IDとパスワードの管理」は日常的な行為のひとつとはなっていないようです。
このように「IDとパスワード」の問題は、ITやネットをより多くの方が使えるようにするために、解決していなければならない問題だということを改めて感じさせられます。
その解決方法のひとつとして、多くのクラウドサービスで採用されているのが、Facebook、Twitter、Googleなど他のメジャーなサービスのアカウントでもアクセスできるようにする仕組みがあります。
例えば、コミュニティやイベントの管理のためのクラウドサービス「Doorkeeper」では、メールアドレスで登録する以外に、Facebook、Twitter、GitHub、LinkedInなどの、サービスのアカウントによる利用も可能となっているのもそのひとつです。
Doorkeeper
< https://manage.doorkeeper.jp/user/sign_up
>
一見便利そうに見えるこの仕組みですが、私はまず使うことがありません。必ず、それぞれのサービスのアカウントを登録して利用することにしています。
というのも、すべてのサービスでこのような仕組みが提供されているわけではなく、「このサービスはFacebookアカウントで利用している」、「このサービスはTwitterアカウントで利用している」、といったことを管理することの方が難しく、結局いつも使っているメールアドレスで管理する方が覚えやすいためです。
多数のIDとパスワードを一元管理するもうひとつ方法として、「1Password」のようなパスワード管理アプリの利用がありますが、これも私は使いません。
おそらくとても便利なアプリなのだろうとは思うのですが、特定のアプリに自分の情報の管理を任せることが嫌であるということと、特定のアプリに依存すると可用性(継続的に運用できる度合い)が低くなる恐れがある、と考えているためです。
1Password
< https://agilebits.com/onepassword
>
●結論:「IDとパスワードの管理」は必須です
結局のところ、面倒でも今のところは「IDとパスワード」を各個人でやっていく他ありません。その際、以下の点について注意しておくと少しは管理しやすくなると思います。
1)IDはできるだけ同じものを利用する
サービスごとに違うものをつけても覚えられませんし、SNSなどでは同じIDを使うことで個人を同一人物と認識されることもありますので、同じIDを使う方が良い。そのためには、できるだけユニークなIDを使うことです。
例えば、私の場合はどんなサービスでも“kwaka1208”というIDを使っていますが、これでまず取れなかったことはありません。“kwaka”という名前の組み合わせに自分の誕生日“1208”という数字の組み合わせのため、他の方が同じ組み合わせを利用する可能性はかなり低く、同じIDを確実に取得することによって、管理しやすくしています。
2)パスワードはサービスごとに異なるものにする
最近多発している不正アクセス問題は、同じIDとパスワードの組み合わせの使い回しによりひとつのサービスで情報漏洩が発生すると(それがユーザー側の落ち度であったにせよ、サービス側の問題だったにせよ)利用している他のサービスにもアクセスされてしまっていることがほとんどです。
上述の通りIDを統一しているのであれば、この問題を回避するにはパスワードを変えていくしかありません。これも一定のルールを決めてしまえば、さほど難しくはありませんし、全桁異なるものにする必要もありません。
サービスごとに異なるパスワードを利用する場合のパスワードの考え方については、以下の記事を参考にしてください。
安全で管理しやすいパスワードの作り方
< http://kwaka1208.net/how-to-create-safe-password/
>
3)IDとパスワードはメモして管理する
「IDとパスワードを書いたものを残すな」とよく言われますし、それはある意味正しいとは思うのですが、しかし忘れてしまって使えなくなっては意味がありません。
上述の「安全で管理しやすいパスワードの作り方」にもある通り、パスワードは基本部分と可変部分の組み合わせで決めるのが望ましいため、基本部分と可変部分を別々にメモすることで、メモからの漏洩を防ぎつつ、忘れないように管理ができるはずです。
【若林健一 / kwaka1208】 [email protected]
Take IT Easy! - ひとにやさしいIT
< http://kwaka1208.net/
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CoderDojo奈良
< http://coderdojonara.wordpress.com/
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■おかだの光画部トーク[125]
神戸ITフェスティバル 2014
岡田陽一
< https://bn.dgcr.com/archives/20141118140100.html
>
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いよいよ来週にせまった「神戸ITフェスティバル 2014」について、わたしのオススメ見どころセミナー、イベント、ブース展示などをご紹介します。
その前に、そもそもなぜ「神戸ITフェスティバル」の実行委員会に参加するようになったのか……。一昨年、2012年の開催に遡ります。2012年10月6日に開催したCSS Nite in KOBE,Vol.1が、意図せずに同じ日に被ってしまったのがきっかけでした。
イベントの開催日は、会場が空いていて、数名の登壇者全員の予定が奇跡的に空いている日がうまくマッチした日となるので、イベントごとが多い秋に開催可能な日程はこの日だけでした。
すぐ近くの会場で、Web系のイベントの集客を取り合うことになってしまい、これはマズいと、8月の終盤のある日、神戸ITフェスティバルの実行委員会の定例会議に他意はない旨ご挨拶に伺いました。
そこで、ITフェスのオーガナイザーが「来年は一緒にやりましょう!」と快く迎えてくださり、その日の会議にオブザーバーとして参加しました。
その時の印象は……「この規模のイベントで、開催までもう一か月ほどなのに、まだこんなに何も決まってないの?! Webサイトも出来てないの? マジで?」
この点に関して、開催一か月前に諸々決まっていないことは、今もそんなに変わっていません(笑)。ただ、Webサイトの部分を弊社が担当するようになって、直前までサイトが準備できなかったというところは、改善されたんじゃないかと思います。
……ということで、昨年からがっつりと実行委員会の中に入って、企画から諸々参加するようになりました。
来場者1,600人という大きなイベントですし、大勢のスタッフで会場のデザインから設営までやるのでとても大変ですが、普段の仕事では絡むことのできない人達と一緒にひとつの大きなプロジェクトを進める(しかも完全にボランティア)という体験はなかなかできないので、いい勉強になっています。
さて、そんな「神戸ITフェスティバル」ですが、今年の開催は来週11月28日(木)・29日(金)場所は昨年と同じ、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)「セミナー・後援」「ブース展示」「参加型イベント」で構成されます。数あるコンテンツの中から、わたしの関わっているものを中心におすすめをいくつか挙げてみます。
今年は、Web25周年ということでWeb関連のコンテンツが色々とありますよ。
深見嘉明さん(特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ)による基調講演「Webの創成とつながる未来-25年の歴史と止まらない歩み」は「ウェブが誕生して25年、ウェブ標準化団体W3C設立20年の節目の今、情報基盤の核となるインフラとして成長したウェブがたどった進化の系譜を読み解くとともに、今後の社会変化を考察する」という内容です。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-170.html
>
Webの片隅でお仕事している身としては聴いておきたい内容です。
HTML5 funとのコラボセミナーも2つあります。佐川夫美雄さん(html5jエンタープライズ部)の「HTML5の現状と将来どのように変わっていくかを初心者にも分かりやすく紹介」
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-165.html
>
阿部正幸さん(KDDIウェブコミュニケーションズ)の「Web制作者必見! ユーザーにわかりやすいデザインを実現する『Google Material Design』を表現してみよう!」
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-164.html
>
また、Webに係わっている人は当時ぞっとした記憶がまだ残っている、2年前に起きたファーストサーバのデータ消失事故。あの時のことを振り返り「データ消失事故を振り返って〜あの時、社内で何が起こっていたか〜」と題し、村竹昌人さん(ファーストサーバ株式会社)が語ってくださいます。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-167.html
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これもぜったい聴いておきたい。
また、今年はMac30周年ということで、「Macintosh 30 Years Meeting KOBE」というMac好きが勝手にお祝いするイベントも企画進行中です。
「Macintoshこれまでの30年、これからの30年」林信行(ITジャーナリスト)
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-178.html
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「Macでイノベーターになるための3つの秘訣:WHY WATCH?」杉本真樹(神戸
大学大学院医学研究科)
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-179.html
>
「Macスペシャルトークショー」林信行・杉本真樹&ゲスト
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-180.html
>
Old Mac(往年の名機)の展示も企画しています。
その他も、さまざまな分野でセミナー・講演があります。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/
>
参加型イベント
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/event/
>
なかでも興味深いのは、ワークショップ「SAFECASTチームと一緒に放射線線量計を作ろう」。これは、2日間かけてGPS機能付き放射線線量計「bGeigie Nano」を組み立て、実際に外に出て放射線量を計測する。というもの。線量計のキット材料費に45,000円かかりますが、そのまま持って帰れますし、放射線について正しい知識も得られますのでお勧めです。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/event/entry-176.html
>
(当日はこのワークショップにNHKのドキュメンタリー番組の取材が入るとかという打診も来ているそうです)
展示ブースも面白そうなものがてんこ盛り。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/booth/
>
更に今年は、神戸っぽいものを提供いただける飲食ブースもあります。会場周辺にコンビニや食べ物屋さんがないので、ここで腹ごなしして、まる一日、できれば二日とも楽しんでいただければと思います。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/foods/
>
一週間前の今の時点でも、諸々進行中の企画もいっぱいありますので、当日まで公式サイトやソーシャルメティアで最新情報をチェックしてみてください。
公式サイト:
< http://kobe-it-fes.org/
>
Twitter:
< https://twitter.com/kobe_it_fes
>
Facebookページ:
< https://www.facebook.com/kobe.it.fes
>
【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:[email protected] > < Twitter:http://twitter.com/okada41
>
お知らせしてきました、2014年12月4日(木)開催「CSS Nite in KOBE, Vol.4〜Webで使うIllustrator」は、おかげさまでキャンセル待ちの状態です。会場のキャパ的に、定員を増やすのは難しいのでご了承ください。
2015年のCSS Nite in KOBEは、毎月開催しますので、ご期待ください!
< http://cssnite-kobe.jp/about.html#h2239
>
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編集後記(11/18)
●明治以降の日本の歴史を詳しくは知らない。大学受験用の知識くらいしかない。もはや大半を忘れているが。そもそも中学、高校で明治以降の日本の歴史、とくに昭和史など習った覚えがない。中学のときの社会科は問題のダメ教師で、とにかく板書の字やテストのガリ版文字がヘタだった。試験問題は自分が採点しやすいように、番号で答える問題の解答は、たとえば1、2、3、4、5と並ぶように出題するといった具合。まともな授業ではなかった。高校の時は先生が途中から産休に入ってしまった。それで、山川の参考書をつかって入試に臨んだ。倉山満「常識から疑え! 山川日本史 近現代編(下)」を読んで、やっぱりわたしは何にも知らなかったんだと実感する。社会科教師にならなくて本当によかった。
いまのわたしは「自虐史観」を敵視している。だが筆者によれば、日本の教育界の問題とは、左翼によって自虐的なイデオロギーが子供たちに刷り込まれる、などというなまぬるいものではないという。教科書が意味不明な教科書もどきで、歴史学者が歴史をわかっていない。結果として、歴史教育が国民に最低限の教養を身につけさせるものになっていない。山川にしてこうだから、山川の劣化コピーである他の教科書も全滅だ。「自虐史観」が問題だというレベルではすでにない。歴史の教養なくしては、世界の中でどうやって日本がサバイバルしていくかを考えることができない。まさに深刻な状況であると筆者は警鐘を鳴らす。
筆者の主張。なぜ日本が中国大陸に進出していったかは、山川日本史で理解することは絶対に不可能。/「軍部」なるものは実在しないフィクションである。/絶対に「満洲」という正しい表記はしない、というのが教科書のルール。/ソ連はもう前世紀になくなった国だというのに、未だに批判的なことを書けない。/当時の日本が侵略戦争を行ったなど、褒めすぎ。本当に侵略だったら、もう少しまともな計画があるはず。同じ時代のヒトラーやスターリンがどれだけ開戦前に緻密な陰謀を巡らせているかを知れば、比較にすらならないと分かる。/中国が国際法違反の常習犯であり、まともな国家ではなかったとは書けないのが山川日本史。以下たくさん。
歴史が未来に向かってどう生きるかの指針であるなら、美化でも自虐でもない歴史を学ばなければ意味がない。その基礎となる教科書には、必要な事実を掲載しなければならない。ところが、「日本近現代史は、ごく狭い分野についてのちょっとした物知りが、史料を読んで書く読書感想文にしかならない。それで学問と称しているのが日本近現代史」なのだから、「学者がタコツボから出ない限り、山川日本史は変わらない。つまり、永遠に変わる見込みはない」そうだ。結論。本文をすべて削除、図と年表をふやす、これで山川日本史はかなりましになる、ってあんまりなことを。倉山満先生に評論ではなく教科書を書いてもらいたいものだ。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864711844/dgcrcom-22/
>
「常識から疑え! 山川日本史 近現代編(下)」
●プログラマーの方をご紹介いただけませんでしょうか? 常駐して作業してくださる方だと嬉しいです。[email protected]まで。
眼鏡を買いに行っても、並んでいるフレームのレンズに度が入っていないから似合っているかどうかわからない。かけてみて、はっきり見えるところまで顔を鏡に近づけると、顔全体は見られない。
店員はあてにならない。同行者に似合うかどうかを聞くしかない。時間をかけて選び、視力検査やら何やらの壁を越え、できあがったものをかける。すると、同行者らの顔が曇る。コレジャナイ。モットヨカッタ。メノオオキサガチガウトインショウガカワル。
スーパーマンの変装が眼鏡だけだなんて突っ込めない。株主優待券で有名になった桐谷さんは、毎年同じようなフレームで新しい眼鏡を作るというが、わかる気がする。(hammer.mule)
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%90%E8%B0%B7%E5%BA%83%E4%BA%BA
>
桐谷さん
< http://matome.naver.jp/topic/1MCcm
>
桐谷さんのまとめのまとめ
■装飾山イバラ道[145]
眼鏡の問題じゃない問題
武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20141118140300.html
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●遠近両用眼鏡を買いに
旦那さんが初めて遠近両用眼鏡を買うという。以前買ったのは普通の度付きレンズの眼鏡で、映画を見に行く時や、何かをはっきり見たい時に使っていた。ずっと眼鏡をかけていなかった人がかけるようになったので、私としては見た目の感じの違いの方が大きい。眼鏡選びに付き合うのは前回以来なので、あまり慣れていない。
大きな駅の大型眼鏡店に入り眼鏡を探す。1Fのフロアをぐるっと見てまわって、おしゃれな眼鏡が多いことに気づいていたけれど、どうも遠近両用眼鏡は別フロアのようだ。
店員さんに教えてもらって上の階へ行くと、それらしい大人っぽい眼鏡がたくさん並んでいた。いくつか選んでかけてみたりしていると、男性店員が声をかけてきてアドバイスしてくれる。眼鏡にド素人ということがバレたらしい。
顔の大きさに合わせて、先ほど手に取っていたものに似たタイプのものを勧めてくれる。顔の幅が狭い方なので選べる種類がそうないようだった。三つほどのタイプから、店員さんの勧める良さそうなものに賛同してうなずく。この時点でほぼ決まったなと思った。
洋服や財布など何を買いに行っても、店員さんとアクティブに話をするのはほぼ私という買い物スタイルなので、旦那さんがどんなものを欲しいか私がわかっていないと話が進まない。店員さんも具体的な要望は私から出て来ると気づくと、途中からほぼ私を見てセールストークをするようになる。
結局は、最後に買うか買わないか決めるのはやっぱり旦那さんで(あ、これは断りたいモードだな)と私が気づいて、試着しているものを脱ぐ方向に導くような感じだ。遠近両用眼鏡の場合は旦那さん本人もこれでいいというオーラを私に出していたので、「これでいいんじゃないの?」と私が言って決めた。
●目の検査が何度も
私自身は眼鏡をかけていないので知らなかったけれど、フレームの種類を選んでから目の検査のフロアへ移動するという。目の検査は以前の眼鏡の時くらいの時間はかかると思っていたけれど、予想以上に長くて驚いた。一時間以上はかかっていたような気がする。
そして検査コーナーから戻って来た旦那さんと係の人は、何か今後の相談をしている。買い物が終わった感じの晴れ晴れしさがなかったので聞いてみると、何と眼鏡を売ってくれなかったという。
複数の検査をしてみたところ、視力が安定していないので、このまま眼鏡を作っても作り直しになりそうだということ。今の目の状態を確かめるために眼科受診を勧められたのだ。
眼鏡屋さんが眼鏡を売ってくれないなんてと、ショックを受けている旦那さんが可哀想だったけれど、無駄にならないアドバイスをしてくれたのだからなかなか良心的な眼鏡屋だと思う。
眼鏡選びから検査までかなりの時間をかけたけれど、眼科を受診した方がいい状態だとわかったので良かった。選んだ眼鏡フレームは期限付きでキープしておいてくれるという。
その後近所の眼科へ行ったところ、さらに精密な検査機器での検査を勧められて、紹介された大きな眼科へ検査しに行った。そんなに深刻なのだろうかと心配になる。結局のところ、加齢から来る問題が多いということで、目の病気として病名がはっきりするということはなかった。
今の状態で眼鏡を作って、合わなくなったら作り直しでもそれでいいじゃないかということになってキープしていた眼鏡フレームで眼鏡を作りに行くことになった。
●ナイスなアドバイス
事情を説明して眼鏡店で再度目の検査を受け、次の週に眼鏡を引き取りに行った。カウンターで出来上がってきた眼鏡をかけてみる。遠近両用なので見え方のチェックが肝心だ。近くを見て、遠くを見て、と繰り返していたけれど、なかなかしっくり来ないようだ。
どう見えているかは本人にしかわからないので、女性の店員さんが詳しく様子を聞く。手元の文字を読んで、遠くのポスターの文字を読む。こんなもんですかねぇと不安げな様子だ。
眼鏡の受け取りのチェックに時間をかけるのが普通なのかもよくわからないけれど、どうも普通よりは時間がかかっている流れだったようで、ベテランらしい年配の男性スタッフが登場した。
男性スタッフによると、旦那さんは両目の視力に差があるため、今までは遠い方と近い方で左右の目の役割を分けた見方をしていたらしい。今回レンズの部位によってそれを補正していること、焦点が合うエリアが狭いので視線を移動するのではなく、顔ごと向きを変えて物を見る訓練が必要なことなどをアドバイスされた。
このベテラン男性スタッフのおかげで、旦那さんも見え方への疑問が晴れていくようで良かった。手前の物を見る時に、眼鏡をズラすしぐさをしたら、そのしぐさはあまりカッコいいものではないということまで教えてくれた。癖がつく前に知っておいた方がいいことを教えてくれるのってありがたい。
遠近両用は慣れるまで時間がかかるので、まずは家のリビングで坐って身の回りだけで使うこと、慣れたら家の中を歩き、だいぶ使い慣れた頃にやっと外出で使用可能だと教えてもらった。
足下が見えにくい状態で歩くと転ぶこともあって危険だという。慣れないと脳が疲れるので、すぐに外して休んだ方が良いそうだ。初めての遠近両用眼鏡な上に左右の度に差があるので、普通よりも慣れるのに時間のかかるはずだと言う。旦那さんもベテラン男性スタッフの話をしっかりと聞いていた。
●あれだけ念を押されたのに
包装してもらった眼鏡を受け取ってエレベーターに乗ろうとすると、ベテラン男性スタッフが駆け寄ってきて「くれぐれも、ゆっくり時間をかけて慣らして下さいね!」と再び丁寧に言ってくれた。熱心でいい人だなぁ。
その後、食事の買い物でもして帰ろうと駅の方へ歩きながら、さっきの男性スタッフが面白かったねと話をしていたら、旦那さんが今買って来た遠近両用眼鏡をかけているのに気がついた。「何もうかけちゃってんの? 家で慣らしてからってあれだけ言われたのに!」「さっきからずっとかけてるよ」
何ということだろう。これぐらいのおじさんの言う事の聞かなさときたらハンパない。それがわかっていたから、あのベテラン男性スタッフは駆け寄ってまでアドバイスをしてくれたのだ。私に。
転ばれたら困るからしまえと言ってもきかないので、手をしっかりつないでさっさと帰ってきた。新しいものを買ってもらった子供じゃないんだから、買ったその日くらいアドバイスを聞いても良さそうなものである。本当に遠近両用は足下がぼやけて見えて危ないので、甘く考えていると事故になりかねない。
旦那さんは自分のことは自分が一番わかっていると思いすぎているのか、アドバイスが入っていかないのが困る。養老先生の「バカの壁」のように何らかのバリアが覆っていて、受け付けないのだろうか。
最近はバリアが張られて聞いていない時の顔とかもわかるようになってきた。残念ながら心に響くかどうかは、こちらが真剣に言うかどうかはあまり関係がないのが悩ましい。まーそーいうもんだくらいに考えて、その都度言っていくしかないのかもしれない。
それこそ新型の拡声器のようなもので、心の芯まで届く言葉を伝えることが出来るようになったらいいのにと思う。真剣に言っている言葉を聞くと脳に響くとか。
でも、そういえば三蔵法師でさえ孫悟空の頭に輪の緊箍児(きんこじ)をつけてコントロールしようとしたように、優れた人でも道具に頼るしかなかったのか。わかってもらうってほとほと難しいのである。
【武田瑛夢/たけだえいむ】[email protected]
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>
冬は化粧品が華やかになる。化粧品店でネイルを二本選んで買おうとすると、「もう一本お買上げ頂くとこちらの可愛いパッケージに入りますよ」と言われた。確かに可愛い箱だったけれど、やさしく断った。本当は綺麗な紙箱や紙袋大好きなんだけれど、今は集めちゃった過去の物たちを処分&整理のまっただ中なのだ。くっだらないものを厳選審査にかける手間って無駄なのかなー。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Take IT Easy![31]
IDとパスワードの管理法
若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20141118140200.html
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最近色んな縁があって、ITやネットの活用に関する相談をお受けすることが多くなってきたのですが、そんなある日このような出来事がありました。
あるビジネスグループの情報共有の効率化についてご相談を受け、無料で使えるクラウドサービスを活用しましょうという提案をした時のこと。代表の方が既にアカウントをお持ちということでしたので、その方のアカウントでアクセスしていただき、グループでの運用方法をレクチャーすることになりました。
しかし、アクセスがうまくいかない。IDとパスワードが違うと言われてしまうのです。思い当たるパスワードをすべて試したけれどすべてはねられ、IDとパスワードのメモを探すものの見つからない。
仕方がないので、パスワード再設定手続きをして(それも一筋縄ではいかず)、なんとかアクセスできた時には作業を開始してから約一時間経過していました。こちらとしては、「二時間ぐらいで済むだろう」という見込みだったため、ここでの一時間浪費は想定外。
「ごめんなさいね、こんな人たち相手で大変ですよね」と笑いながら言われた時には、かなりイライラした気持ちがあったのですが、「IDとパスワードという扱いにくい仕組みにも問題がある」と考え、この方達に怒りを覚えたところでどうしようもないと、なんとかその気持ちを抑えつつ、その後のレクチャーを進めました。
IDとパスワードの問題は、このグループのみなさんのケースだけではなく、多くのケースで遭遇する問題です。クラウドサービスを利用することが多い現在において、IDとパスワードをきちんと管理することは「当たり前」と私自身は考えているのですが、まだまだ多くの方にとっては「IDとパスワードの管理」は日常的な行為のひとつとはなっていないようです。
このように「IDとパスワード」の問題は、ITやネットをより多くの方が使えるようにするために、解決していなければならない問題だということを改めて感じさせられます。
その解決方法のひとつとして、多くのクラウドサービスで採用されているのが、Facebook、Twitter、Googleなど他のメジャーなサービスのアカウントでもアクセスできるようにする仕組みがあります。
例えば、コミュニティやイベントの管理のためのクラウドサービス「Doorkeeper」では、メールアドレスで登録する以外に、Facebook、Twitter、GitHub、LinkedInなどの、サービスのアカウントによる利用も可能となっているのもそのひとつです。
Doorkeeper
< https://manage.doorkeeper.jp/user/sign_up
>
一見便利そうに見えるこの仕組みですが、私はまず使うことがありません。必ず、それぞれのサービスのアカウントを登録して利用することにしています。
というのも、すべてのサービスでこのような仕組みが提供されているわけではなく、「このサービスはFacebookアカウントで利用している」、「このサービスはTwitterアカウントで利用している」、といったことを管理することの方が難しく、結局いつも使っているメールアドレスで管理する方が覚えやすいためです。
多数のIDとパスワードを一元管理するもうひとつ方法として、「1Password」のようなパスワード管理アプリの利用がありますが、これも私は使いません。
おそらくとても便利なアプリなのだろうとは思うのですが、特定のアプリに自分の情報の管理を任せることが嫌であるということと、特定のアプリに依存すると可用性(継続的に運用できる度合い)が低くなる恐れがある、と考えているためです。
1Password
< https://agilebits.com/onepassword
>
●結論:「IDとパスワードの管理」は必須です
結局のところ、面倒でも今のところは「IDとパスワード」を各個人でやっていく他ありません。その際、以下の点について注意しておくと少しは管理しやすくなると思います。
1)IDはできるだけ同じものを利用する
サービスごとに違うものをつけても覚えられませんし、SNSなどでは同じIDを使うことで個人を同一人物と認識されることもありますので、同じIDを使う方が良い。そのためには、できるだけユニークなIDを使うことです。
例えば、私の場合はどんなサービスでも“kwaka1208”というIDを使っていますが、これでまず取れなかったことはありません。“kwaka”という名前の組み合わせに自分の誕生日“1208”という数字の組み合わせのため、他の方が同じ組み合わせを利用する可能性はかなり低く、同じIDを確実に取得することによって、管理しやすくしています。
2)パスワードはサービスごとに異なるものにする
最近多発している不正アクセス問題は、同じIDとパスワードの組み合わせの使い回しによりひとつのサービスで情報漏洩が発生すると(それがユーザー側の落ち度であったにせよ、サービス側の問題だったにせよ)利用している他のサービスにもアクセスされてしまっていることがほとんどです。
上述の通りIDを統一しているのであれば、この問題を回避するにはパスワードを変えていくしかありません。これも一定のルールを決めてしまえば、さほど難しくはありませんし、全桁異なるものにする必要もありません。
サービスごとに異なるパスワードを利用する場合のパスワードの考え方については、以下の記事を参考にしてください。
安全で管理しやすいパスワードの作り方
< http://kwaka1208.net/how-to-create-safe-password/
>
3)IDとパスワードはメモして管理する
「IDとパスワードを書いたものを残すな」とよく言われますし、それはある意味正しいとは思うのですが、しかし忘れてしまって使えなくなっては意味がありません。
上述の「安全で管理しやすいパスワードの作り方」にもある通り、パスワードは基本部分と可変部分の組み合わせで決めるのが望ましいため、基本部分と可変部分を別々にメモすることで、メモからの漏洩を防ぎつつ、忘れないように管理ができるはずです。
【若林健一 / kwaka1208】 [email protected]
Take IT Easy! - ひとにやさしいIT
< http://kwaka1208.net/
>
< https://twitter.com/kwaka1208
>
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>
CoderDojo奈良
< http://coderdojonara.wordpress.com/
>
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■おかだの光画部トーク[125]
神戸ITフェスティバル 2014
岡田陽一
< https://bn.dgcr.com/archives/20141118140100.html
>
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いよいよ来週にせまった「神戸ITフェスティバル 2014」について、わたしのオススメ見どころセミナー、イベント、ブース展示などをご紹介します。
その前に、そもそもなぜ「神戸ITフェスティバル」の実行委員会に参加するようになったのか……。一昨年、2012年の開催に遡ります。2012年10月6日に開催したCSS Nite in KOBE,Vol.1が、意図せずに同じ日に被ってしまったのがきっかけでした。
イベントの開催日は、会場が空いていて、数名の登壇者全員の予定が奇跡的に空いている日がうまくマッチした日となるので、イベントごとが多い秋に開催可能な日程はこの日だけでした。
すぐ近くの会場で、Web系のイベントの集客を取り合うことになってしまい、これはマズいと、8月の終盤のある日、神戸ITフェスティバルの実行委員会の定例会議に他意はない旨ご挨拶に伺いました。
そこで、ITフェスのオーガナイザーが「来年は一緒にやりましょう!」と快く迎えてくださり、その日の会議にオブザーバーとして参加しました。
その時の印象は……「この規模のイベントで、開催までもう一か月ほどなのに、まだこんなに何も決まってないの?! Webサイトも出来てないの? マジで?」
この点に関して、開催一か月前に諸々決まっていないことは、今もそんなに変わっていません(笑)。ただ、Webサイトの部分を弊社が担当するようになって、直前までサイトが準備できなかったというところは、改善されたんじゃないかと思います。
……ということで、昨年からがっつりと実行委員会の中に入って、企画から諸々参加するようになりました。
来場者1,600人という大きなイベントですし、大勢のスタッフで会場のデザインから設営までやるのでとても大変ですが、普段の仕事では絡むことのできない人達と一緒にひとつの大きなプロジェクトを進める(しかも完全にボランティア)という体験はなかなかできないので、いい勉強になっています。
さて、そんな「神戸ITフェスティバル」ですが、今年の開催は来週11月28日(木)・29日(金)場所は昨年と同じ、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)「セミナー・後援」「ブース展示」「参加型イベント」で構成されます。数あるコンテンツの中から、わたしの関わっているものを中心におすすめをいくつか挙げてみます。
今年は、Web25周年ということでWeb関連のコンテンツが色々とありますよ。
深見嘉明さん(特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ)による基調講演「Webの創成とつながる未来-25年の歴史と止まらない歩み」は「ウェブが誕生して25年、ウェブ標準化団体W3C設立20年の節目の今、情報基盤の核となるインフラとして成長したウェブがたどった進化の系譜を読み解くとともに、今後の社会変化を考察する」という内容です。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-170.html
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Webの片隅でお仕事している身としては聴いておきたい内容です。
HTML5 funとのコラボセミナーも2つあります。佐川夫美雄さん(html5jエンタープライズ部)の「HTML5の現状と将来どのように変わっていくかを初心者にも分かりやすく紹介」
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-165.html
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阿部正幸さん(KDDIウェブコミュニケーションズ)の「Web制作者必見! ユーザーにわかりやすいデザインを実現する『Google Material Design』を表現してみよう!」
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-164.html
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また、Webに係わっている人は当時ぞっとした記憶がまだ残っている、2年前に起きたファーストサーバのデータ消失事故。あの時のことを振り返り「データ消失事故を振り返って〜あの時、社内で何が起こっていたか〜」と題し、村竹昌人さん(ファーストサーバ株式会社)が語ってくださいます。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-167.html
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これもぜったい聴いておきたい。
また、今年はMac30周年ということで、「Macintosh 30 Years Meeting KOBE」というMac好きが勝手にお祝いするイベントも企画進行中です。
「Macintoshこれまでの30年、これからの30年」林信行(ITジャーナリスト)
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-178.html
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「Macでイノベーターになるための3つの秘訣:WHY WATCH?」杉本真樹(神戸
大学大学院医学研究科)
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-179.html
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「Macスペシャルトークショー」林信行・杉本真樹&ゲスト
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/entry-180.html
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Old Mac(往年の名機)の展示も企画しています。
その他も、さまざまな分野でセミナー・講演があります。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/seminar/
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参加型イベント
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/event/
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なかでも興味深いのは、ワークショップ「SAFECASTチームと一緒に放射線線量計を作ろう」。これは、2日間かけてGPS機能付き放射線線量計「bGeigie Nano」を組み立て、実際に外に出て放射線量を計測する。というもの。線量計のキット材料費に45,000円かかりますが、そのまま持って帰れますし、放射線について正しい知識も得られますのでお勧めです。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/event/entry-176.html
>
(当日はこのワークショップにNHKのドキュメンタリー番組の取材が入るとかという打診も来ているそうです)
展示ブースも面白そうなものがてんこ盛り。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/booth/
>
更に今年は、神戸っぽいものを提供いただける飲食ブースもあります。会場周辺にコンビニや食べ物屋さんがないので、ここで腹ごなしして、まる一日、できれば二日とも楽しんでいただければと思います。
< http://kobe-it-fes.org/kif2014/foods/
>
一週間前の今の時点でも、諸々進行中の企画もいっぱいありますので、当日まで公式サイトやソーシャルメティアで最新情報をチェックしてみてください。
公式サイト:
< http://kobe-it-fes.org/
>
Twitter:
< https://twitter.com/kobe_it_fes
>
Facebookページ:
< https://www.facebook.com/kobe.it.fes
>
【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:[email protected] > < Twitter:http://twitter.com/okada41
>
お知らせしてきました、2014年12月4日(木)開催「CSS Nite in KOBE, Vol.4〜Webで使うIllustrator」は、おかげさまでキャンセル待ちの状態です。会場のキャパ的に、定員を増やすのは難しいのでご了承ください。
2015年のCSS Nite in KOBEは、毎月開催しますので、ご期待ください!
< http://cssnite-kobe.jp/about.html#h2239
>
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編集後記(11/18)
●明治以降の日本の歴史を詳しくは知らない。大学受験用の知識くらいしかない。もはや大半を忘れているが。そもそも中学、高校で明治以降の日本の歴史、とくに昭和史など習った覚えがない。中学のときの社会科は問題のダメ教師で、とにかく板書の字やテストのガリ版文字がヘタだった。試験問題は自分が採点しやすいように、番号で答える問題の解答は、たとえば1、2、3、4、5と並ぶように出題するといった具合。まともな授業ではなかった。高校の時は先生が途中から産休に入ってしまった。それで、山川の参考書をつかって入試に臨んだ。倉山満「常識から疑え! 山川日本史 近現代編(下)」を読んで、やっぱりわたしは何にも知らなかったんだと実感する。社会科教師にならなくて本当によかった。
いまのわたしは「自虐史観」を敵視している。だが筆者によれば、日本の教育界の問題とは、左翼によって自虐的なイデオロギーが子供たちに刷り込まれる、などというなまぬるいものではないという。教科書が意味不明な教科書もどきで、歴史学者が歴史をわかっていない。結果として、歴史教育が国民に最低限の教養を身につけさせるものになっていない。山川にしてこうだから、山川の劣化コピーである他の教科書も全滅だ。「自虐史観」が問題だというレベルではすでにない。歴史の教養なくしては、世界の中でどうやって日本がサバイバルしていくかを考えることができない。まさに深刻な状況であると筆者は警鐘を鳴らす。
筆者の主張。なぜ日本が中国大陸に進出していったかは、山川日本史で理解することは絶対に不可能。/「軍部」なるものは実在しないフィクションである。/絶対に「満洲」という正しい表記はしない、というのが教科書のルール。/ソ連はもう前世紀になくなった国だというのに、未だに批判的なことを書けない。/当時の日本が侵略戦争を行ったなど、褒めすぎ。本当に侵略だったら、もう少しまともな計画があるはず。同じ時代のヒトラーやスターリンがどれだけ開戦前に緻密な陰謀を巡らせているかを知れば、比較にすらならないと分かる。/中国が国際法違反の常習犯であり、まともな国家ではなかったとは書けないのが山川日本史。以下たくさん。
歴史が未来に向かってどう生きるかの指針であるなら、美化でも自虐でもない歴史を学ばなければ意味がない。その基礎となる教科書には、必要な事実を掲載しなければならない。ところが、「日本近現代史は、ごく狭い分野についてのちょっとした物知りが、史料を読んで書く読書感想文にしかならない。それで学問と称しているのが日本近現代史」なのだから、「学者がタコツボから出ない限り、山川日本史は変わらない。つまり、永遠に変わる見込みはない」そうだ。結論。本文をすべて削除、図と年表をふやす、これで山川日本史はかなりましになる、ってあんまりなことを。倉山満先生に評論ではなく教科書を書いてもらいたいものだ。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864711844/dgcrcom-22/
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「常識から疑え! 山川日本史 近現代編(下)」
●プログラマーの方をご紹介いただけませんでしょうか? 常駐して作業してくださる方だと嬉しいです。[email protected]まで。
眼鏡を買いに行っても、並んでいるフレームのレンズに度が入っていないから似合っているかどうかわからない。かけてみて、はっきり見えるところまで顔を鏡に近づけると、顔全体は見られない。
店員はあてにならない。同行者に似合うかどうかを聞くしかない。時間をかけて選び、視力検査やら何やらの壁を越え、できあがったものをかける。すると、同行者らの顔が曇る。コレジャナイ。モットヨカッタ。メノオオキサガチガウトインショウガカワル。
スーパーマンの変装が眼鏡だけだなんて突っ込めない。株主優待券で有名になった桐谷さんは、毎年同じようなフレームで新しい眼鏡を作るというが、わかる気がする。(hammer.mule)
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%90%E8%B0%B7%E5%BA%83%E4%BA%BA
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桐谷さん
< http://matome.naver.jp/topic/1MCcm
>
桐谷さんのまとめのまとめ