[2905] Ustream社がそらのさんのオススメ番組設定をはずした件で

投稿:  著者:


《民主主義にとって大切な存在になりうるUstream》

■子だくさんIT社長のFileMaker日記[23]
 Ustream社がそらのさんのオススメ番組設定をはずした件で
 茂田カツノリ

■クリエイター手抜きプロジェクト[249]Adobe Illustrator CS3/CS4/CS5編
 リンク画像を埋め込み画像にする
 古籏一浩

■明日もデザインで食べていこう![01]
 CSS3グラデーションのソースを生成する「Grad? Gradient!」の紹介
 秋葉秀樹

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■子だくさんIT社長のFileMaker日記[23]
Ustream社がそらのさんのオススメ番組設定をはずした件で

茂田カツノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20100830140300.html
>
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「FileMaker Go」について書きたいこと溜まっているのだが、今回は最近のUstream/Twitterがらみの状況の話で。

●Ustreamは素晴らしい!

Ustreamでの生中継っていうのは、本当に面白い。特に業界内のセミナーなど価値の高いものがリアルタイムで見られることはとてもありがたい。たまに「Ustream中継してしまうと会場に来てもらえなくなるのでは?」という意見も聞くが、実感としてはそれはまったく逆で、見ていると行きたくなる。

特に地方在住の人こそ、しっかりUstream番組をチェックしてほしいと思う。

UstreamはTVとは質の異なるメディアだが、仮にTVの進化系としてとらえると、金銭的バックグラウンドなどなくても、誰でも放映できるという点がなにより素晴らしい。まさに言論の自由を支える、民主主義にとって大切な存在になりうるのだ。

日本のTVは、地上波各局が強大な力を持っている。'90年代の始めに「スカイポートTV」という衛星放送が開始されたとき、僕は「これでCNNやMTVが思い切り見られる」と喜んだのもつかの間、当時の郵政省から「通信は認めるが放送はダメ」とのアホな横やりが入ってサービスがなかなか開始できず、やっとこ放送開始したものの数年で頓挫したという例がある。

電波法上の問題もなく誰にも迷惑かけないのに、放送はダメとは、まるで封建制国家だ(実際そうか...)。WOWOWは認められるのはなんでだろと、当時いろいろ邪推したのを覚えている。

地上波に権力が集中することは、CM収入という点でも世論誘導という点でも既存地上波局にとっては有利なこと。そんな状況を長く続けてしまったがために、いまだに地上波とNHK BSしか見ないという人が多くなってしまい、CS局はビジネスとして成立が難しい状況が続いている。

「マイクロソフトやアップルのような企業を生み出せない、日本の社会構造には問題がある」という話がされることがあるが、その前にCNNも生み出せなかったのだという点も意識しておきたい。

そんな一部大手メディアの圧倒的支配状況がある日本だからこそ、Ustreamでみんなが好き勝手に意見を述べることは、とっても大事。たとえ発言が稚拙であってもいい、あちこちから意見が出ること自体が大事なのだ。

●Ustream社がそらのさんに対して「オススメ番組設定」を外した件

そのUstreamにおいて、さまざまな番組配信を手がけ時代の寵児となっているそらのさんが、先日自身の配信についてUstreamからの「オススメ番組設定」を外されるということがあった。

僕はUstream社側の内部事情や当日の細かい事情は知らないのだが、そらのさんのツイートによると、Ustream社から『画面上に他サービスへの誘導リンクが確認されたので、オススメ番組設定をはずす処理を行いました。ご了承ください。』というTwitter DMが来たそうだ。

流れとしては、WISH2010というイベント配信中にそらのさんのUstream配信機材が不調で、では緊急的にニコニコ動画で見てくださいと案内したのが問題とされたようだ。

この件についてのUstream 技術チーム(@UstreamTech_JP)のツイートは以下の通り。

"本日のそらのさんの件。他の配信サービスが紹介されていることよりも、大きなロゴ等によりUstream上で映像がみえずらくなっていた点の方が重要な判断基準。他サイトへのリンクはオススメ番組であれば可能ですが、それによりUstream上での視聴が損なわれているのであれば問題かと。"< >

論法としてはそらのさんに送られたというDMとは明確に異なっているが、とにかく事実としてあるのは、Ustream社がそらのさんの配信に対して、Ustream社としてのオススメ番組設定を外した、ということだ。

僕はそらのさんとは面識はあるけど、別に肩入れする義理はなんにもない。ただ、頼まれてもいないのにUstream普及に貢献したそらのさんに対して、「オススメを外す」という行為は、そらのさんを強く痛めつける行為であり、わざわざそんなことする理由を僕は理解できない。

もちろん、Ustream社側はリアルタイムでさまざまな判断が求められるので、そのときの担当者が外すと判断したこと自体は尊重されるべきだろう。だから、後日この件について判断すればいい。

また、誰が配信していようが、生中継というものはその場で見逃したらあとはない。視聴者としては、Ustreamが見られないならニコニコ動画で、というのはまったくもって当然のこと。中央線が止まったら京王線が振替輸送するのと一緒。インフラっていうのはそういうものだ。

Ustream社が自社のブランドを守ることの大切さも、理解しているつもりだ。ただ、生中継のインフラとなっているUstreamは、たとえばAppleやディズニーとはいくぶん事情が違う。

Appleやディズニーは、自分たちのブランドが傷つかないように最大限の注意を払っている。これらはときに横暴と取られる向きもあるが、僕は決してそう思わない。彼らのブランド、彼らの商品について、その価値が毀損されないよう全力を尽くす姿は、無条件に応援しようという気持ちになる。

ただ、ブランド保護の強い姿勢を表に出すのはかなり慎重であるべき。オススメ付けるかどうかはUstream社の自由であるけれど、そらのさんがこれ外されるというのは彼女を大変痛めつけることになる点を、どのくらい意識されているのだろうかという点が僕は気になる。

Ustream社としても、他サービスへの誘導はもちろん気分は良くないだろうが、これはジャーナリズムや言論の自由というレベルに関わることなので、「オススメを外す」なんてことはしなきゃよかったのに、と僕は思うのだが。間接的な言論介入じゃねーの。

日本は他人の失敗に乗じて足を引っ張るのが好きな人が多いから、Twitter上でも「ニコニコ動画に誘導したのは悪い」という論調が多いようだが、僕はこれは絶対にひとつも悪くはないと思う。

Twitter上では、そらのさんを擁護するような発言をすると「取り巻き」呼ばわりされるようだが、僕は別に取り巻いたり取り巻かれたりする趣味はないので念のため。

最後になるが、この話についてはある種終わったことを蒸し返すような話になる点、関係者の皆さんにはお詫びします。Ustreamのジャーナリズム的価値を大きく期待する一人としての意見なので、ご理解ください。

【しげた・かつのり】FileMaker公認トレーナー/FileMaker11認定デベロッパー。システム開発およびコンサルティングが主な仕事だが、企画やIT系ライターもやってるので最近は「ITジャーナリスト」の肩書きも加えることにしている。株式会社レクレアル代表取締役。FileMaker Goでのアンケートシステムや営業日報入力ツールなどの問い合わせ、そしてもちろんFileMakerのコンサルティングご要望など、ぜひともお待ちしております。

Twitter (個人用)< http://twitter.com/shigezo
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■クリエイター手抜きプロジェクト[249]Adobe Illustrator CS3/CS4/CS5編
リンク画像を埋め込み画像にする

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20100830140200.html
>
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今回は、リンク画像を埋め込み画像にするスクリプトと、埋め込み画像をリンク画像に戻すスクリプトです。

最初は選択した画像がリンク画像の場合、埋め込み画像にするものです。これは、リンクパネルで複数の項目を選択してから、埋め込みのメニューを選択するのと同じです。

// 選択したものがリンク画像の場合のみ埋め込み画像にする
var selObj = app.activeDocument.selection;
for(var i=0; i<selObj.length; i++){
if (selObj[i].typename == "PlacedItem"){
selObj[i].embed();
}
}

選択した画像ではなく、ドキュメント内のすべてのリンク画像に対して処理するには、以下のようにします。

// ドキュメント内の全てのリンク画像を埋め込み画像にする
var imgObj = app.activeDocument.placedItem;
for(var i=0; i<imgObj.length; i++){
selObj[i].embed();
}

リンク画像を埋め込むのとは逆に、埋め込み画像をリンク画像にしたい場合もあります。以下のスクリプトは、「画像が傾斜していない、回転しない」という条件付きで、再度自動的にリンクを設定します(拡大縮小されている場合は、正しく処理されます)。

// 選択画像を再リンク
var selObj = app.activeDocument.selection;
for(var i=0; i<selObj.length; i++){
if (selObj[i].typename == "RasterItem"){
var pItem = app.activeDocument.placedItems.add();
pItem.file = selObj[i].file;
pItem.matrix.mValueA = selObj[i].matrix.mValueA;
pItem.matrix.mValueB = selObj[i].matrix.mValueB;
pItem.matrix.mValueC = selObj[i].matrix.mValueC;
pItem.matrix.mValueD = -selObj[i].matrix.mValueD;
pItem.matrix.mValueTx = selObj[i].matrix.mValueTx;
pItem.matrix.mValueTy = selObj[i].matrix.mValueTy;
pItem.left = selObj[i].left;
pItem.top = selObj[i].top;
selObj[i].remove();
}
}


【古籏一浩】[email protected]
< http://www.openspc2.org/
>

忙しいのでストック原稿からf(^^; パナソニックの3Dカメラ TM750+3Dレンズキットもあるけど、撮影する時間なく自宅の庭を撮影しただけ。アイデアはあるけど......。そのうちサンプルの映像データなど用意したいところです。

・ハイビジョン映像素材(縦方向)
< http://118.22.25.23/HDTV/footage/HD/60p_vertical/
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・ハイビジョン映像素材
< http://118.22.25.23/HDTV/footage/HD/60p/
>

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集 発売中
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/
>

・電子書籍作成用ページ
< http://www.openspc2.org/eBook/index.html
>

毎度おなじみASCII.jpの連載。ここ数回は電子書籍データの作り方です。
・「今すぐ始める電子書籍制作入門 - 第1回 Kindle/iPad対応! 電子書籍の作り方」
< http://ascii.jp/elem/000/000/543/543785/
>
・今すぐ始める電子書籍制作入門 - 第2回 EPUB/MOBI/PDFで作るiPad&Kindle写真集
< http://ascii.jp/elem/000/000/545/545856/
>
・今すぐ始める電子書籍制作入門 - 第3回 チュートリアルで学ぶ電子書籍制作の4つの方法
< http://ascii.jp/elem/000/000/548/548935/
>

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■明日もデザインで食べていこう![01]
CSS3グラデーションのソースを生成する「Grad? Gradient!」の紹介

秋葉秀樹
< https://bn.dgcr.com/archives/20100830140100.html
>
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はじめまして、秋葉秀樹です。残暑厳しい夏も終わろうとしていますが、クリエイターのみなさん、がんばってますか〜?

連載第一回目は、私のパーソナル・ワークとして作ってみましたCSS3のグラデーションのコードを簡単に生成してくれる便利なWebアプリをご紹介するとともに、プログラムなしで「うにっ」とアニメーションするCSS3のtransitionプロパティを勉強して、こ〜んなナビゲーションを作ってみよう! を。

●CSS3のグラデーションのコードを簡単に生成してくれる便利なWebアプリ

下記のコードをみてください。

background: -webkit-gradient(linear, left top, left bottom,color-stop(0, #d5def6), color-stop(1, #ff0000));
background: -moz-linear-gradient(top,#d5def6 0%, #ff0000 100%);

CSS3ではグラデーションが描けるようになります。
ただし、グラデーションをコードで書くと、カラーの情報と位置をそれぞれ記述しないといけないのと、ブラウザのレンダリングエンジンによって、グラデーションの書き方が違うという、とても大変というよりやる気を損ねるハードルが......これは大変です!
Safari, Chrome, Firefoxに適用させるとしたら2つも書かないといけません。しかも指定方法が違います。

で、「グラデーションだけでも直感的に書き出しが出来たらいいのになあ......」と考えて、何気なく試していくうちに今回ご紹介のサービス「Grad? Gradient!」が出来たので公開しました。(自己責任で使ってくださいね)

▼CSS3のグラデーションのコードを簡単に生成してくれるサイト
「Grad? Gradient!-CSS3 GradientButton Generator-」
< http://akibahideki.com/css3gradient/
>

[機能]
・グラデーションのスライダーは縦であって欲しい! を実現(ボタンは縦グラデーションが割と多いという理由で)
・基本的にCSS2を使いこなしている人対象、なのでpadding, margin, font-family, font-size, text-decorationプロパティなどは省略。むしろそ
んなのは自分で書こうよ!
・ボタンはあらかじめ完成サンプルを用意、一度イメージに近いボタンをクリックしてちょっと変更、が可能。
・グラデーションスライダーはPhotoshopやIllustratorのそれと同様、スライダー追加や削除が出来る。
・出来たコードをコピー&ペースト、そのまま使えます。


●プログラム要らず!? マウスオーバーでアニメーション拡大するボタン

▼サンプルファイル(hover時にCSS3だけで拡大するボタン)[case1-1]
< http://www.akibahideki.com/digicre/case_01/ex01.html
>

今度はマウスが乗った時の処理をしてみましょう!
今までのCSSではhover擬似要素が大活躍でしたが、今回もそれでいけます。今回のサンプル[case1-1]のソースコードを見てみましょう。CSSの記述の中に以下のようなものがあります。

transition: transform 0.1s ease-out;
-webkit-transition: -webkit-transform 0.1s ease-out;
-moz-transition: -moz-transform 0.1s ease-out;
-o-transition: -o-transform 0.1s ease-out;

まずこの役割からしっかりと理解しましょう。この「transition:」で、「時間によってどのような変化を与えるか」を設定します。そう、設定です。つまりこれだけでアニメーションするわけではありません。

transition: transform 0.1s ease-out;
0.1秒かけて減速しながら変形する、という意味になります。どう変形するかはここでは記述しません。
transformが「実行されたときに」transitionの設定通りに動きなさい、ということです。(単語が似てる......ややこしい)

なので「transition:」を設定しないで、transformのみの設定だと、アニメーションせず、表示された瞬間にすぐに変形(transform)状態が表示されてしまい、単なる画像の入れ替えのようになってしまいます。

hover時は、

transform:scale(1.25,1.25);
-webkit-transform:scale(1.25,1.25);
-moz-transform:scale(1.25,1.25);
-o-transform:scale(1.25,1.25);

と記述します。
transform:scale(1.25,1.25);
縦と横をそれぞれ1.25倍する、という意味です。

これで、transitionの設定通りの時間やタイミングで、scaleの縦と横の倍率を目標としたアニメーションができました。さらにscaleだけでなく、回転や移動といった動きも可能です。次回はそのあたりをもっと探っていきましょう。
それでは、次回、またお会いしましょう!!

●補足

▼注意!〜-webkit-transition、現行Firefox 3.6では動かない!〜
Firefox 3.6ではtransitionプロパティがサポートされていません。
よって現行バージョンのFirefoxで上記のサンプルを実行したら、hover時に一瞬で大きくなり、アニメーションはしません。さらにFirefox 4の開発バージョンであるブラウザ「MineField」でサンプルを実行したところ、筆者の環境では動作した、と思いきやクラッシュして終了します。まだもう少し不安定と言ったところでしょうか、是非開発には頑張ってもらいたいですね。

▼注意!ベンダープレフィックス-o-を使ってもOpera10.5ではアニメーションが全く効かない
Operaは10.6からアニメーション対応が可能です。10.5だとアニメーションどころか、scaleすら効きません。

【あきば・ひでき】[email protected]
< http://www.akibahideki.com/blog/
>
テクニカルディレクター・デザイナー。DTP黎明期からグラフィックデザインを学び、東京都営団地下鉄など交通広告を多数手がける。同時に音楽活動も活発に行い、西日本半全国ツアーなどを展開、某専門学校のテーマソングを作詞作曲、編曲から楽器全てを演奏してレコーディングするなど、マルチなクリエイティブ活動も。最近では東京と大阪の教育施設などで講師業をも務める。
HTML CSS JavaScript Flash ActionScript 3DCG Movie DTP GraphicDesign...多種スキルを持つ。
Web標準技術だけに執着せず、全てのメディアで説得力のある表現にチカラを注ぎたい、そんな仕事をしたい。

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■編集後記(8/30)

・中野俊成「巨大仏!!」を見る(河出書房新社、新刊)。B5変型、横型96ページの写真集である。実物大ガンダムは身長18メートルだが、それを超える巨大仏は国内に67体もあるという。この写真集には40メートルから120メートル(牛久大仏)まで16体、および鎌倉大仏(13.35m)以上ウルトラマン(40m)以下の準巨大仏12体の写真を収容する。作者は人気放送作家で、あるとき大船観音に出会って衝撃を受け「全国にある大仏を見に行こう」と決意、約3年かけて全国を撮影して回ったという。この分野では宮田珠己「晴れた日は巨大仏を見に」(白水社)という名著がある。そのビジュアル版ともいうべき本がこれで、巨大仏マニアは両者必読である。ともに巨大仏の魅力を「ぬっと現れたときの違和感」だという。よくわかる。作者は、そのなんともいいようのない胸がざわっとする違和感を味わいたいが一心で現地に赴いていたのだが、そのうち目的が変わり、巨大仏の撮り方に腐心するようになる。機材はズームレンズ一本と一脚、フットワークを軽くして、巨大仏がいちばん魅力的に映るアングルはどこかを捜す。日常感のあるところに、ぬっと巨大仏が入ると違和感が倍増する。なんという素敵な「巨大仏のある風景」写真だ。作者はプロカメラマンではないが、実にうまいなー。添えられた一行コメントが笑える。とりあえず、一番近い牛久大仏に行かなければなるまい。涼しくなったら。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309272045/dgcrcom-22/
>

・本日より秋葉さんの連載開始! ありがとうございます。CSS3やHTML5についてのお話が読めるよ〜!/CNiO「iPhone特集」のお手伝いに行ってきた。懐かしい人にお会いできたり、新興勢力を知ったり。Android携帯「Nexus One」を触らせてもらったり。Widgetが便利だわ。iPhoneアプリの作り方やら、実態やらを知る。でもお目当ては後半のWebアプリ。iPhone、iPad対応のWebアプリなので、Mobile Safariの機能のみ追求すれば良い、というのが嬉しい。実際のコードを見て、試しに作ってみたくなった。よしだゆたかさんのセミナーで、このコードで「こういうことができます」の後のアプリ例が想像以上。応用力があるとここまでできるのか。/iPhoneアプリ制作で有名な中学生のてふ君。堂々とした講演ぶりに舌を巻く。灘中学校に通う、彼と彼の友人にいろいろ聞いてみた。勉強時間は15分という人がいれば、夏休みは13時間で英語は3歳からという人もいてばらばら。共通していたのはゲームをしないこと。するより作る方が楽しいという回答あり。映画やアニメもあまり見なくて、ドキュメンタリー系が好きなのだとか。てふ君は子供の頃からWindowsを触っていたが、iPhone購入をきっかけにMacを触りはじめ、そこからMacの魅力に取り付かれたそうな。約2年しか触っていないのに、彼が生まれる前のMacやコンピューターの歴史なんかも勉強。ジョブズに会ったことがないという話なので、カンファレンスに行かないのかと聞いたら、18歳以上じゃないと参加できないのだそうな。そんな制限があったとは......。あっ、このチーム、Linuxのカーネルバグを指摘したこともあるんだって。日本の将来、面白くなりそう〜。(hammer.mule)
< http://osaka.cssnite.jp/vol23/
>  CNiO 23
てふ君らのサイトは↑のリンクから