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fpdの映画スクラップ帖 https://fpd.hatenablog.com/

名作に進路を取れ!をサブタイトルに、外国映画・日本映画の新旧作品の感想をアップしています。映画を劇場で見始めた1970前後の映画には思い入れが強いです。NetflixのCC(英語字幕)で、英語表現などのヒアリング力アップに挑戦中です。

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2021/04/23

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  • 【コーヒーブレイク】宣弘社(「月光仮面」「怪傑ハリマオ」etc.)昭和100年記念動画。

    「月光仮面」「怪傑ハリマオ」などで知られる日本のテレビ映画の制作プロダクション「宣弘社(せんこうしゃ)」が、1950年代から1970年代にかけて制作を手がけていた作品をまとめたYouTubeがあった。 タイトルは「昭和100年」。 宣弘社は現在はその著作権管理(ライツ)を事業とする企業。1960年ごろ小学校低学年の世代にとっては懐かしい作品が次々に登場している。「月光仮面」世代には特に懐かしい。 「月光仮面」の放送が開始された当時(1958年)は、まだテレビの普及は少なく、駄菓子屋(「日影屋」)に行って見せてもらった。その後「七色仮面」「豹(ジャガー)の眼」などの後半のころが放送されたころによ…

  • ドラマ「SHOGUN 将軍」②おまけ:全10話のストーリー。

    ドラマ「SHOGUN 将軍」(全10話)は、徳川家康をモデルとした「関ヶ原の戦い」前夜の日本の1600年の時代劇。あわせて異人(イギリス人のジョン)と鞠子との淡いラブストーリーも描いている。首がスパッと切られて飛ぶシーンや、腹を掻っ切るシーンがかなりグロい。 さらには遊女のエロいシーンもちらほらと突然現れるので、家族で見るときは要注意。 【全10話のあらすじ】は以下の通り。 第1話「按針(あんじん)」 1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は5人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永(真田広之)は、かつて太閤の寵愛を受け、太閤の子が成人するま…

  • ドラマ「SHOGUN 将軍」①(ディスニー、全10話)を見る。超ド級時代劇ドラマシリーズ!

    アメリカ時代劇ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニー製作、全10話)を見た。大満足のドラマだった。言語は80%が日本語だったが、17世紀初頭の日本語の言葉を、英語ではどのように(シェイクスピアのような古語で?)訳されたのか(笑)。 ジェームズ・クラベル原作の「将軍」(全4巻)は全世界で1500万部以上売れた大ベストセラー。1980年にもリチャード・チェンバレン主演の「将軍 SHOGUN」押してドラマ化されており、本作はそのリメイク作品。 アメリカ人なら、「将軍(SHOGUN)」の名前は広く知られているので、今回のドラマも中世のファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に続く重要な…

  • 【訃報】「トップガン」の米俳優ヴァル・キルマー(「バットマン・フォーエバー」)死去。65歳。

    「トップガン」でトム・クルーズ(右)と談笑するヴァル・キルマー 「トップガン」で知られる米俳優ヴァル・キルマーが1日に肺炎のため亡くなった。65歳だった。俳優としてのキャリアを通して海軍パイロットからバットマンまで、あらゆる役柄を演じてみせた映画スターだった。 近年は俳優業から離れていたが、2022年公開の「トップガン マーヴェリック」で短期間復帰を果たした。キルマーは2014年に喉頭(こうとう)がんと診断され、気管切開手術を受け、発声に障害が残ったが、病からは回復していた。 1984年のコメディー映画「トップ・シークレット」でデビューし、1986年の「トップガン」でスターダムを駆け上がった。…

  • 映画「ミステリー・ストリート」(原題:Mystery Street、1950)ジョン・スタージェス監督(「荒野の七人」「大脱走」)デビュー作。

    「ミステリー・ストリート」(原題:Mystery Street、1950)はのちに「荒野の七人」で有名になるジョン・スタージェス監督による殺人事件を扱ったフィルムノワール。 ほとんど知られていない映画のようだが、ジョン・スタージェス監督のデビュー作。B級映画からスタートしたが、のちに「OK牧場の決斗」「荒野の七人」「大脱走」「墓石と決闘」など西部劇、アクション映画の大作を手掛ける大監督となった。 ナイトクラブでダンサーとして働くヴィヴィアンという女性が殺され、ヴィヴィアンと関わっていた人物の中の誰が殺したのかというストーリー。 ・・・ヴィヴィアン(ジャン・スターリング)は安アパートに住んでいる…

  • 映画「窓」(原題:The Window,1949)ヒッチコック風サスペンス。

    映画「窓」(原題:The Window,1949)は、ヒッチコックのサスペンス映画とそん色のない傑作サスペンス。それもそのはずで、ヒッチコックの「汚名」で撮影監督を務めたテッド・テズラフがメガホンを取っているのだ。1時間13分/モノクロ(日本公開1950年)。 さらに原作は探偵小説家コーネル・ウールリッチの原作「The Boy Cried Murder」で、「らせん階段」のメル・ディネリが脚本化している。 出演はディズニー映画の子役で知られるボビー・ドリスコール、「高原児」「影なき殺人」のアーサー・ケネディ、「緑色の髪の少年」のバーバラ・ヘイル、「善人サム」のルース・ローマンなど。 シンプルな…

  • 連続ドラマW 「落日」(湊かなえ原作、2023、全4話)を一気に見る。

    連続ドラマW 「落日」 (湊かなえ原作、2023、全4話)を一気に見る(アマゾンプライム)。湊かなえ原作だけに複雑に思えた人間関係の点と点がやがて線として結びつく展開が飽きさせない。引きこもり男がなぜ妹をナイフで殺したのかが明かされていく。 映画監督(北川景子)と脚本家(吉岡里帆)がコンビを組んで15年前の事件を映画化しようと奔走するサスペンス・ミステリー。 吉岡里帆が美貌をかなぐり捨てて役に溶け込み、素のような自然体ですばらしい。北川景子も、死刑囚との面会シーンでハッとさせる演技を見せている。竹内涼真は好青年イメージとは真逆の引きこもり男を演じている。 ・・・ 新進気鋭の映画監督・長谷部香(…

  • 映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(呉美保監督、2024)主演・吉沢亮。五十嵐大の実録ノンフィクション

    「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024)は耳の聞こえない両親のもとで育った青年の揺れ動く心を描いたドラマ。監督は「そこのみにて光輝く」(2014)や「きみはいい子」(2015)の呉美保で、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を映像に紡いだ渾身の作品。 原作は、作家・エッセイストである五十嵐大の実録ノンフィクション「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)。 主演は吉沢亮。母役の忍足(おしだり)亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。脚本は「正欲」の港岳彦が手がけた。 ・・・主人公は、ろうの両親の…

  • 【訃報】米俳優・リチャード・チェンバレン(「三銃士」「タワーリング・インフェルノ」「将軍」)死去。90歳。

    「将軍」(1980)で島田陽子と共演 「四銃士」のリチャード・チェンバレン(左から2人目) 「三銃士」「四銃士」「タワーリング・インフェルノ」などの俳優リチャード・チェンバレンが29日、脳卒中の合併症のため、ハワイ州オアフ島で死去した。90歳だった。誕生日がきょう3月31日で、誕生日の2日前だった。 リチャード・チェンバレンといえば、1980年制作のテレビドラマ「将軍 SHOGUN」で故島田陽子と共演した米俳優として知られる。 1934年、カリフォルニア州ビバリーヒルズ生まれ。ポモナ大で美術を学んだが卒業後に俳優となり、1960年代にテレビドラマ「ドクター・キルデア」で主役の医師を演じて人気と…

  • ドラマ「アドレセンス」(原題:Adolescence、全4話)を見る:驚異の全編ワンカット撮影。

    「アドレセンス」(原題:Adolescence、全4話)というイギリスのドラマが話題になっているというので見た。このドラマを見るきっかけは、途切れなくカメラを回し続ける「長回し(ワンカット)」で撮影が行われたというのを目にしたからだった。 Netflixで3月13日から配信が開始されたが、配信後2週間で視聴回数は6630万回を記録し、これはNetflixのリミテッドシリーズとしては史上最多となったという。 13歳の少年が引き起こした衝撃的な事件を軸に、捜査する刑事、少年の同級生たち、加害者家族など、関係者の姿がリアルに描かれ、根底にある問題が浮き彫りにされる。 タイトルは思春期、青年期といった…

  • 映画「母と娘-完全な夜はない」(フランス、ジョージア、2023)監督は95歳のラナ・ゴゴベリゼ。

    「母と娘-完全な夜はない」(フランス、ジョージア、2023)は、95歳のラナ・ゴゴベリゼ監督がソヴィエト体制下における母ヌツァとの日々を語ったドキュメンタリー作品。全編モノクロ、1時間29分。高崎映画祭授賞式の当日、授賞式前にミニシアター、電気館にて鑑賞。 ソ連時代に母が映画監督でもあったことから、自分のルーツ、母の足跡を辿った映画で、厳しい時代を生きた母へのオマージュでもある。2024年のベルリン国際映画祭に正式出品された。 ジョージアの映画を見る機会は少ないが、昨年(2024年)「ジョージア映画祭」と題してミニシアター「ユーロスペース」で特集としてジョージアの映画が上映された。 「母と娘-…

  • 映画「この愛のために撃て」(原題:À bout portant、2009)を見る。フレンチ・ノワール。

    「この愛のために撃て」(原題:À bout portant、2009)を見る。パリを舞台にしたサスペンス・アクション。何者かの陰謀に巻き込まれ身重の妻を誘拐された男が、様々な危機に直面しながら繰り広げる決死の救出劇をノンストップで描くフレンチ・ノワール。 原題のフランス語は「銃口を突きつけて」比喩的に「間近で、面と向かって」という意味(英語では "point-blank")のようだ。 監督はデビュー作「すべて彼女のために」が評判を呼んだフレッド・カヴァイエ。主演は「アデル/ファラオと復活の秘薬」のジル・ルルーシュ。 誘拐された妻を救うため、普通の男が立ち上がるという点では、リーアム・ニーソンの…

  • 【コーヒーブレイク】「3月26日」「fpdの映画スクラップ帖」のfpdの誕生日でした。プレゼントが続々。第5弾まで一気に紹介。

    【今日のニュース】 「fpdの映画スクラップ帖」のfpdが きょう「3月26日」誕生日を迎える。 「fpdの映画スクラップ帖」ブログのfpdが今日3月26日に誕生日を迎えました。お祝いのプレゼントが全国各地、津々浦々から届いた模様です。順に紹介していきます。 ■第1弾:ジーナさんから。 fpdの好みである「甘いもの」が届きました。とはいっても甘すぎない適度な甘さがちょうどよくおいしくいただきました。フィナンシェのフレーバーが絶品でした。 ■第2弾:べべちゃんから。 高崎映画祭で授賞式に参加した際に、K県K市から群馬県高崎市までわざわざ持ってきていただきました。「果樹園の実り」というメロン、マン…

  • 【映画祭】第38回高崎映画祭授賞式に参加。最優秀作品賞は「箱男」。浅野忠信、永瀬正敏、江口のりこら参加。

    第38回高崎映画祭授賞式が23日に高崎芸術劇場で開催され参加した。この映画祭に参加するのは6回目か。今回も昨年同様、群馬県在住の映画の友・徳さんとブログ仲間のべべちゃんとともに授賞式、会食などを終日楽しんだ。 今年の映画祭はオープニングから圧巻のショーがあり圧倒された。オープニングアクトを務めたのは東京農業大学第二高等学校吹奏楽部カラーガードによる群舞のパーフォーマンスで一糸乱れぬパフォーマンスだった。 高崎映画祭の須藤賢一委員長(高崎健康福祉大学学園長)が冒頭にあいさつ。昨年のセンバツ高校野球で優勝校となった健大高崎(高崎健康福祉大学高崎高等学校)がちょうど、映画祭の直前であったことから、ぎ…

  • 映画「湯道」(鈴木雅之監督、2023)銭湯エンターテイメント。

    「湯道」(ゆどう、2023)を見る。監督は「HERO」「マスカレード・ホテル」の鈴木雅之、主演は「人間失格」「脳男」の生田斗真。また、タイトルにもある「湯道」の提唱者である小山薫堂が企画・脚本を担当。 茶道、柔道と同じように入浴の作法を極めたものが「湯道」であるとする。湯は一言で言えば「太陽」であり、心の中を照らすお日様のような存在であるというセリフがある。 ラストでは「ユー(湯)アー・マイサンシャイン」を登場人物が湯につかりながら全員で元気に合唱するシーンが圧巻。 銭湯の男湯にクリス・ハート、女湯に天童よしみがいるときには「オンリー・ユー(湯)~♪」が歌われるなど、お湯にまつわるシャレたシー…

  • 映画「ある閉ざされた雪の山荘で」(飯塚健監督、2023)を見る。東野圭吾原作の密室ミステリー。

    「ある閉ざされた雪の山荘で」(2023)を見る。劇場公開は2024年1月。原作は東野圭吾の同名の長編推理小説。監督・脚本は「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」「ステップ」の 飯塚健。 主演は「禁じられた遊び」の重岡大毅。共演は、間宮祥太朗、中条あやみ、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴など。原作が東野圭吾だけに、一筋縄ではいかないストーリーの重層構造が見どころ。 役者が劇中劇の役者を演じるということで、演じている感は否めない。設定だけは密室劇として面白いが…。 ・・・バスの中でアイマスク(目隠し)をした若者たちが目的地に向かう。海辺のバス停で降りて、全員が目隠しを外す。男4人、女3人の…

  • 映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」(ジム・ジャームッシュ、原題:Night on Earth, 1991) タクシー運転手の5話オムニバス。

    「ナイト・オン・ザ・プラネット」(原題:Night on Earth, 1991)は地球という星の同じ夜空の下の5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語を5話のオムニバスで描いたジム・ジャームッシュ監督作品。出演はウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。 <ロサンゼルス編:大物エージェントを乗せる若い運転手> 若い女性タクシー運転手コーキー(ウィノナ・ライダー)は、空港で出会ったビバリーヒルズへ行こうとしている中年女性ヴィクトリア(ジーナ・ローランズ)を乗せる。 映画のキャスティング・ディレクターであるヴィクトリアは、新作に出演する女優を探し出すのに…

  • 映画「RUN/ラン」(原題:Run、2020)は、真実と狂気のサイコ・サスペンススリラー。

    「RUN/ラン」(原題:Run、2020)は「Search/サーチ」(2018)で注目を浴びたアニーシュ・チャガンティ監督の長編第2作。 生まれつき身体に不自由を持った娘と、彼女を過剰なまでに介護する母親。そんな母娘の間に生じた日常の綻びから明かされていく衝撃の真実と狂気を描いたサスペンス・サイコスリラー。 豹変する毒母の狂気が暴走するが、母と娘のバトルがすさまじい展開を見せる。隠されていた秘密が明らかになるとき…。 ・・・ある郊外の一軒家で暮らすクロエ (キーラ・アレン) は、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。 しかし地元の大学への進学を望み自立しようとしていた。そ…

  • 【コーヒーブレイク】国民的ヒーロー大谷翔平が日本を元気にする(NY Times)

    メジャーリーグ(MLB)ではこれまでスター選手が不足することはなかったが、日本版ベーブ・ルースとも言える大谷のようなセンセーションを巻き起こした選手はかつていなかった。こう報じたのはニューヨーク・タイムズ。 Ken Belson記者によると「日本がピークを迎える 大谷翔平、ドジャースとカブスがMLBシーズン開幕」…日本では、大谷翔平は国民的ヒーローであり、マーケターの夢であるという。 東京は大谷翔平一色。羽田空港でJALの機体から始まり、空港を降りた人が最初に目にするものの1つが自動販売機の「お~いお茶」(伊藤園)の緑茶ボトルに載った大谷の写真だ。 空港を出ると、コンビニエンスストア、市内を走…

  • 映画「チャレンジャーズ」(ルカ・グァダニーノ監督、原題:Challengers、2024)を見る。ゼンデイヤ主演。

    「チャレンジャーズ」(原題:Challengers、2024)を見る。監督は「君の名前で僕を呼んで」「ボーンズ アンド オール」のルカ・グァダニーノ監督。 主演は「DUNE デューン 砂の惑星」「グレイテスト・ショーマン」「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤ。共演は「ゴッズ・オウン・カントリー」のジョシュ・オコナー「ウエスト・サイド・ストーリー」のマイク・ファイストなど。 2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士のテニス選手の10年以上にわたる三角関係の愛の物語を描いたテニス映画でありセックスコメディ色のあるラブストーリー。 タイトルはテニストーナメントの名称…

  • 映画「生きる/LIVING」(2022)を見る。黒澤明の「生きる」のリメイク。

    「生きる/LIVING」(2022)は黒澤明の名作「生きる」をノーベル賞作家のカズオ・イシグロが英国を舞台に翻案・脚色。監督はオリヴァー・ハーマナス。 第35回東京国際映画祭のクロージング作品として上映された。余命半年を告げられた男が、人生を見つめ直し変わっていく様を描いている。 主演は「ラブ・アクチュアリー」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の名優ビル・ナイ。共演は「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」のエイミー・ルー・ウッド「シカゴ7裁判」のアレックス・シャープら。 ・・・ 1953年のロンドン。若いピーター・ウェイクリング(アレックス・シャープ)は市役所の市民課に就職した。課長で…

  • 【訃報】俳優・歌手のいしだあゆみ(「ブルーライト・ヨコハマ」「駅STATION」)、死去。76歳。

    驚きの訃報が飛び込んできた。俳優で歌手のいしだあゆみが11日、甲状腺機能低下症のため亡くなったことが17日分かった。76歳(3月26日の77歳の誕生日が目前だった)。所属事務所がHPで発表した。 いしだあゆみは幼少の頃、フィギュアスケート選手として活躍。1964年に芸名のいしだあゆみに替え、本格的に芸能活動を行う。1965年にかけて「七人の孫」に森繁久彌の孫役で出演するなど、劇団出身の演技力を活かして歌手と俳優を掛け持ちした。 歌手に専念するため、1968年6月に日本コロムビアへ移籍したことが転機となる。 同年12月に発表した「ブルー・ライト・ヨコハマ」は累計150万枚のミリオンセラーを記録し…

  • 映画「私にふさわしいホテル」(堤幸彦監督、2024)痛快文壇下克上コメディ。のん主演。

    映画「私にふさわしいホテル」(2024)を見た。昨年12月27日に劇場公開された話題作で、柚木麻子の同名小説を原作とした堤幸彦監督作品。 物語は、新人賞を受賞しながらも大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評により華々しいデビューを果たせなかった新人作家・加代子(のん)の逆襲を描く文壇下克上コメディ。 あまり期待しないで予備知識もゼロで見たら、のんのはじけた演技が爆笑ものだった。すごい。これが”あまちゃん”女優として大ブレイクしたのん(当時能年玲奈)か? のんが堂々と感情豊かに多才な演技女優ぶりをいかんなく発揮している。痛快な逆転サクセス・ストーリーが面白い。98分というのもいい。 カメレオン…

  • 「第48回日本アカデミー賞」で「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞の快挙!

    「侍タイムスリッパー」が快挙達成! 日本アカデミー賞で最優秀作品賞受賞! 邦画の祭典「第48回日本アカデミー賞」の授賞式で「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞と編集賞を受賞した。同作は安田淳一監督が脚本、撮影、編集など一人で12役を兼ね、ほぼ自己資金で製作した作品。東京のミニシアター1館から上映が始まり全国に拡大、ヒットした。fpdの「邦画一押し作品」だったので、うれしい(笑)。 「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督 fpd.hatenablog.com 「正体」は監督賞(藤井道人)、最優秀主演男優賞(横浜流星)最優秀助演女優賞(吉岡里帆)の3部門でが受賞した。 最優秀主演男優賞の横浜流星は一…

  • 動画配信「バックステージ・ドジャース/ Backstage Dodgers」(シーズン1、エピソード1)を見る。

    「バックステージ・ドジャース/Backstage Dodgers」(シーズン1、エピソード1)がアマゾンプライムにより日本向けに配信が始まった。大谷ファンには見逃せない。 ロサンゼルス・ドジャースのホームテレビ局「Sportsnet LA」と協力し、ドジャースがドジャースファン向けに配信しているロサンゼルス・ドジャースのシグニチャーシリーズ「Backstage Dodgers」の一部のエピソードを、日本で独占配信。 ワールドチャンピオン、ロサンゼルス・ドジャースの選手たちの舞台裏、グラウンド内外での生活と活動に迫る。 インタビュアが昨年のポストシーズンを前に大谷にインタビューする場面。「はじめ…

  • 映画「まる」(荻上直子監督、2024)を見る。 3月14日は何の日?(円周率の日)

    映画「まる」(2024)を見る。監督・脚本は「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子。主演は「劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」以来27年ぶりの映画主演となる堂本剛。 まる(〇)を巡り繰り広げられる奇想天外なドラマ。共演は綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美、吉田鋼太郎など。片桐はいりがどこに出ているのかわからなかったが、骨董屋の店主だった。 蟻が何かを暗示するようにたびたび登場するが「蟻の2割は働かず、人間社会も2割の人間がサボっている」という。蟻の周りを筆で円を描くと蟻がそこからでられなくなるというのも面白い。 〇にとらわれた主人公の沢田には、世の中のすべてのベースが…

  • 映画「ビーキーパー」(原題:The Beekeeper, 2024)を見る。今年公開の映画が配信開始。

    「ビーキーパー」(原題:The Beekeeper, 2024)はジェイソン・ステイサムと「スーサイド・スクワッド」のデビッド・エアー監督がタッグを組んだ無敵ヒーローが死の果てまで追いかける痛快・爽快リベンジアクション。今年(2025年)1月劇場公開され早くも配信(アマプラ)開始。 ・・・アメリカの片田舎で養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送る謎めいた男アダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)。ある日、彼の恩人である善良な老婦人エロイーズ・パーカー(フィリシア・ラシャド)がフィッシング詐欺に遭って全財産をだまし取られ、絶望のあまり自ら命を絶ってしまう。 怒りに燃えるクレイは、詐欺組織への復…

  • 映画「ANORA アノーラ」(2024)を見る。アカデミー賞最多5冠制覇は伊逹じゃない。

    「ANORA アノーラ」(2024)を見る(MOVIXさいたま)。アカデミー賞最多5部門を受賞したショーン・ベイカー監督作品。 ストーリーとしては古風な身分違いの恋を現代風にアレンジして描いたシンデレラストーリー。「プリティ・ウーマン」は金持ちビジネスマンと娼婦を描いていたが「アノーラ」は、ストリップダンサーのアノーラが、ロシアの大富豪のボンクラ御曹司イヴァンと出会い、1週間1万5000ドルの“専属契約”から結婚へと突き進むが…というストーリー。 ストリップダンサーであるセックスワーカーが主役のアグレッシブでセンセーショナルな内容で、アカデミー賞の主役である作品賞を獲ったことに時代の変化を感じ…

  • 【春のセンバツ高校野球】トーナメント1回戦の組み合わせ決まる。32校激闘のプレイボールは18日。

    センバツ高校野球の大会トーナメントの1回戦の組み合わせが決まった。センバツは今月18日に甲子園球場で開幕する。 「四丁目ブログ」で間もなく予想クイズが始まる。 去年のセンバツで初優勝し史上4校目の大会連覇を目指す健大高崎は大会1日目の第3試合で、去年秋の四国大会で優勝し4年ぶり21回目の出場となる明徳義塾との対戦となった。 昨年の優勝校がいきなり強豪相手と対戦することになり、優勝を占ううえで、まずは大注目の一戦となる。そのほか有力候補としては、二松学舎、横浜、広島実業、智辯和歌山、日本航空石川などが名を連ねる。 大会は今月18日に開幕し、2日の休養日を含む13日間の日程で開かれ、順調に進めば、…

  • 映画「マダム・ウェブ」(原題: Madame Web、2024)を見る。マーベル初のミステリーサスペンス。

    「マダム・ウェブ」(原題: Madame Web、2024)を見る。マーベル・コミックスのキャラクター、マダム・ウェブを主役に描くマーベル初のミステリーサスペンス。 監督はこれがデビュー作となるイギリスの女性監督S・J・クラークソンで、それまでは主にテレビの「ゲーム・オブ・スローンズ」などの企画などに関わってきた。 「ドライブ・イン・マンハッタン」で印象的だったダコタ・ジョンソンが主演ということで見たが、なんと第45回ゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)で最低主演女優賞を受賞。 批評家から酷評され興行的にも失敗した同作は、最低主演女優賞(ダコタ・ジョンソン)のほか、最低脚本賞も獲得し、3冠を…

  • 映画「フォールガイ」(原題:The Fall Guy、デヴィッド・リーチ監督、2024)ライアン・コズリング主演のアクション・コメデイ。

    「フォールガイ」(原題:The Fall Guy、2024)を見る。監督は「ブレット・トレイン」のデヴィッド・リーチ。主演は「ラ・ラ・ランド」「バービー」のライアン・コズリング。共演は「オッペンハイマー」のエミリー・ブロント。タイトルは落下する男でスタントマンのこと。 縁の下の力持ちの役割を担うスタントダブルの涙ぐましい奮闘物語を描いたラブコメ・アクション。 ・・・黒子に徹するスタントマン(スタントダブル)は主役のアクションシーンなど主に危険なシーンを担当するが、背格好やルックスも似ていることが条件。スタントマンのライアン・コズリングと映画スターのアーロン・テイラー=ジョンソンがそっくりなのに…

  • 【新語・造語】「ラーケーション」とは何ぞや。

    今朝のテレビ番組「ズムサタ」をたまたま見ていたら、小学生が「ラーケーション」を取りますと取材に答えていた。「ラーケーション」とは「ラーニング(学習)+バケーション(休暇)」の造語。あえて訳すと「校外学習活動の日」のこと。 「…ケーション」ということでは「ワーケーション」という「仕事(Work)と休暇(Vacation)」を組み合わせた言葉も普及していて、普段の職場とは異なる場所で仕事をする働き方もあった。 学校で授業のある平日に、前日までに「予定」「行先」を書いたカードを提出すると、学校に行かずに自由に社会見学ができ、欠席扱いにならないという。 愛知県では、2023年9月から「ラーケーション」…

  • ドラマ「プライベートバンカー」(全9話)最終話まで見る。痛快マネーサスペンス。

    唐沢寿明主演のテレビ朝日系ドラマ「プライベートバンカー」(全9話)の最終話が終了した。プライベート・バンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリストのこと。 プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)が、相続争いや愛人問題、裏金疑惑など“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルや巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく痛快マネーサスペンス。 「天宮寺アイナグループ」社長(橋爪功)が老人ホームに入り遺産を狙って子供たちがあの手この手で「遺言状」を書かせようとするが、書いたのはいいが、最後に大番狂わせがある。 いろいろな作戦は「○○スキーム」と呼ばれるが、…

  • 映画「ゴールド・ボーイ」(金子修介監督、2024)サイコ・クライムサスペンス。

    「ゴールド・ボーイ」(2024)を見る。サイコキラーと悪童たちが闘うクライムサスペンス。監督は「デスノート」「ガメラ」シリーズなどの金子修介。 原作は「中国の東野圭吾」と呼ばれるミステリ作家・紫金陳(ズー・ジンチェン)の人気小説「悪童たち」(原題:「坏小孩」)。オープニング・タイトルは「黄金少年 GOLDBOY」。 出演は岡田将生、黒木華、江口洋介、北村一輝のほか、中学生役の羽村仁成、前出燿志、星乃あんななど。 ・・・ 冒頭、沖縄。海岸に打ち寄せる波が映し出されるとカメラは一気に読谷岬(よみたんみさき)の頂上へ。 東ホールディングス代表取締役夫妻(矢島健一、中村久美)と婿養子の東昇(岡田将生)…

  • 映画「パリ、テキサス」(原題:Paris, Texas,1984、ヴィム・ヴェンダース監督)

    「パリ、テキサス」(原題: Paris, Texas,「テキサス州パリス」の意)をようやく見た(アマプラ)。昨年話題になった「PERFECT DAYS」のヴィム・ヴェンダース監督が一躍有名になった作品。 テキサスとパリ?とタイトルが不思議だったが、アメリカ・テキサス州にパリスという場所があった。 映画を見始めて小一時間くらいは、話しが淡々と進み、やや面白みに欠け、しかもあのナスターシャ・キンスキーが全く出てこないので、どうしたのかと思ったが、中盤、ナスキンが登場してからは、がらりと一変し、別の映画のように引き込まれる映画となった。 荒野に突然現れた髭面の男(ハリー・ディーン・スタントン)。4年…

  • 【第97回アカデミー賞授賞式】「アノーラ」が作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5冠。

    第97回アカデミー賞授賞式が3日(日本時間)行われ「アノーラ」が作品賞、監督賞、主演女優賞など5部門の最多受賞となった。 「アノーラ」はショーン・ベイカー監督が手がけた人間賛歌の物語。ニューヨークを舞台に、若きストリップダンサーのアノーラが、自らの幸せを勝ち取ろうと全力で奮闘する等身大の生きざまを描いた。 2024年・第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞している。 次いで「ブルータリスト」が主演男優賞(エイドリアン・ブロディ)等3部門で受賞した。2作品ともに大手映画会社ではなくインデペンデント系の製作。ノミネートされていた「あめだま」など日本の3作品は受賞とはならなかった。 受賞作品は…

  • 【第97回アカデミー賞】授賞式が3日8:00~NHK BSで放送。予想は…?

    第97回 アカデミー賞授賞式がアメリカ時間2日(日本時間3日)開催される。 アカデミー賞は世界最高峰の映画の祭典。毎年、優れた作品や個人を表彰するために開催される。作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、主演女優賞など23部門。 第97回は3つの部門で日本人監督作品がノミネートされた。 メインのプレゼンターは昨年度の4人の受賞者たち。 <放送>NHK BS:生中継:2025年3月3日(月)午前8:00~12:30 スタジオゲスト:佐々木蔵之介、トラウデン直美、奈良橋陽子ロサンゼルス レッドカーペット中継:猿渡由紀、菅久瑛麻 ・・・ アカデミー賞の受賞予想クイズが行われています。 ghidorahc…

  • 【映画音楽コンサート】フィルフィルの「スターウォーズ」の楽曲演奏を堪能。

    映画音楽の中でも今では定番の1曲ともいえる「スターウォーズ」のテーマ曲。「スターウォーズ」の楽曲だけで3時間も持つのかと思ったら、全く危惧に終わった。企画構成に工夫があり、全く飽きさせない3時間だった。 「GRACTIC SPECTACULAR」と題したフィルフィル・コンサートがミューザ川崎シンフォニーホールで3月1日に開催され参加した。 www.youtube.com フィルフィルは「フィルム・スコア・フィルハーモニック・オーケストラ」の略称で、昨年の8月以来、2度目の参加。 昨年8月は「ジョン・ウイリアムズ」映画特集で、今回は「スターウォーズ」にフォーカスし、第1部(スカイウォーカーの継承…

  • 映画「あんのこと」(2024)を見る。河合優実が各種映画賞で主演女優賞受賞。

    「あんのこと」(2024)を見る。監督は入江悠、主演は河合優実。実話に基づくといわれるが、機能不全家族の家庭が中心に描かれる姿がすさまじく重い映画。 杏(あん)を演じた河合優実は日本アカデミー賞やキネマ旬報の主演女優賞などを授賞、2024年度の女優賞レースを席巻する勢いを見せた。2024年の日本映画では記憶されるべき1本であることは間違いないようだ。 ・・・21歳の香川杏(河合優実)はホステスの実の母・春海(河井青葉)から暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられ、金銭や自由も搾取され、薬物しか逃げ場のない人生を送っていた。 春海は娘をママと呼び、身体を売って金を稼いで来いと暴力を振るう。「3…

  • 映画「ブルージャイアント」(2023)を見る。テナーサックスのジャズが光る。

    「ブルージャイアント」(2025)を見る。「岳」の石塚真一の同名漫画をアニメ映画化。ジャズに魅せられた少年が、世界一のジャズプレーヤーを志す物語。 果たして、日本のジャズ界の最高峰ともいわれるジャズ・ライブハウス「SoBLUE」(ソーブルー)で演奏する夢はかなうのか…。 ジャズというと、ジャズ・ピアニストを思い浮かべるが、主人公はテナー・サックスで世界を目指す。そのソロ演奏がファンを魅了する。 ジャズが好きな人にはお勧めの映画。 ・・・仙台に暮らす高校生・宮本大(声:山田祐貴)はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二(…

  • 【訃報】ハリウッド名俳優・ジーン・ハックマン(「フレンチ・コネクション」「許されざる者」)死去。95歳。

    映画「フレンチ・コネクション」や「許されざる者」などで有名なアメリカの俳優ジーン・ハックマンが、自宅で妻とともに死亡しているのが見つかったという。95歳だった。 ジーン・ハックマンは1930年にアメリカ西部カリフォルニア州で生まれ、16歳のときに海兵隊に入隊し4年ほど勤務したあと、しばらくして30歳を過ぎてから俳優を志すようになり、パサディナ・プレイハウスやリー・ストラスバーグ主催のアクターズ・スタジオでダスティン・ホフマンとともに演技を学んだのち、ニューヨークへ渡る。その後、テレビや舞台で俳優として活躍し、映画出演3作目の「俺たちに明日はない」(1967)で第2回全米批評家協会賞の助演男優賞…

  • 【コーヒーブレイク】梅の季節:「大陶器市」開催中(さいたま市大宮第2公園で)

    この2,3日は、ポカポカ陽気。2月の時期は、さいたま市では梅祭りがあるが、広大な敷地を誇る大宮第2公園では2月22日から備前焼、有田焼、九谷焼など日本各地の陶器が一堂に集まる「大陶器市」が始まったので覗いてみた。3月9日まで開始される。 テント内の展示のほかにも、野外に様々な”骨とう品”もあった。中でも目についたのが、車のナンバープレートやガソリンスタンド、ドラマ「ルート66」のなどのUS Plate(アメリカ製プレート)など。 さらに、オードリー・ヘプバーン、マリリン・モンローなどハリウッド女優などハリウッド女優のプレートもあった。 n 興味はあるが、断捨離中なので…見るだけにした。 会場に…

  • 映画「トランス・ワールド」(原題:Enter Nowhere, 2011) を見る。

    「トランス・ワールド」(原題:Enter Nowhere, 2011)を見る。原題の「Enter Nowhere」は「どこにも行けない」といったニュアンス。 舞台となる謎の森と小屋のことを言う。邦題のトランス・ワールドは、内容的に登場人物の異なる”異次元の世界”を描いていることから宣伝担当が付けた苦肉のタイトルか。 予備知識なしで見る映画。(と言いながら、一部ネタバレあり…これから見る人はスルーして下さい。) ・・・ 冒頭、男女二人組の強盗が店の主人に銃を突きつけて金を奪おうとする。女が金庫を開けるように言うと、店主は気に入らないと思うよと意味深なことをいう。発砲音が鳴る。 場面は変わり、車が…

  • 映画「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督、2025)を見る。

    「ゆきてかへらぬ」(2025)を見る(MOVIXさいたま)。「探偵物語」「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の名匠・根岸吉太郎監督による16年ぶりの長編映画。「ツィゴイネルワイゼン」の田中陽造が脚本を担当。 大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄という男女3人の三角関係の愛と青春が描かれる。 大正ロマンとモダニズムと呼ばれた大正から昭和戦前にかけてのレトロな街並み、雰囲気が味わえる佳品。ダンスホールでのチャールストンの踊り、きらびやかな夜の遊園地、手を取り合い滑ったローラースケートなどのシーンが圧巻。 主人公・泰子を演じる広瀬すずがすばらしく、…

  • 映画「観察者」(原題:The Voyeurs、2021)を見る。アマゾン配信デビュー。

    「観察者」(原題:The Voyeurs、2021)を見る。アマゾンプライム・オリジナルの官能エロティック・スリラー。邦題は固い印象だが、原題のVoyeur(ヴォワイヤ)は、フランス語が語源で、盗撮やプライベート生活の覗き見を指す言葉のようだ。(注:鑑賞は絶対に一人で。) ヒッチコックの「裏窓」を彷彿とさせる設定。 若いカップルのピッパ(シドニー・スウィーニー)とトーマス(ジャスティス・スミス)が新しい部屋で新生活に心踊らせていたが、その部屋から向かいのマンションに住んでいる人の生活が丸見えだった。どんどん向かいの人の生活に興味を持ち、きょうも暗い部屋から双眼鏡で覗く。 そんな中、その住人が浮…

  • 映画「ロストケア」(前田哲監督、2023)介護・認知症テーマの社会派サスペンス。

    「ロストケア」(2023)は介護・認知症など重いテーマの社会派サスペンス。原作は第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞の作家・葉真中顕(はまなか・あき)の小説「ロストケア」。Netflixで配信中。 監督は「そして、バトンは渡された」の前田哲、脚本は前田監督と「四月は君の嘘」「ストロベリーナイト」の龍居由佳里との共同脚本。 松山ケンイチと長澤まさみが初共演。連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描き、重いテーマに正面からぶつかりあう演技が印象に残る。人が人を裁けるのか、といった法についても問題を提起している。 ・・・ ある早朝、民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。死ん…

  • 映画「ドライブ・イン・マンハッタン」(原題:Daddio, 2025)を見る。今年前半のベスト・ワン(2月現在)

    「ドライブ・イン・マンハッタン」(原題:Daddio, 2025)をヒューマントラスト渋谷で見る。ポスターなどは、英題が日本語のカタカナ・タイトルに合わせて「Drive in Manhattan」となっているが、原題はDaddio(お前の意)。 ポスターにひかれて予備知識なしで見たが、哀愁に満ちた「こんな映画が見たかった」というような直球ドストライクの映画だった。感動と余韻が尾を引いて、見てから2日目にようやく、感動の1割も伝わらないような記事をアップ(笑)。 この映画、実は、2023年製作で、赤裸々で率直な会話であることから、オーストラリアなどではR指定だったようだ。その要因は、主に性や人間…

  • 【映画賞】第98回キネマ旬報ベスト・テン表彰式に参加。「夜明けのすべて」が作品賞、監督賞など4冠。

    第98回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が20日に渋谷のオーチャードホールで行われ昨年に引き続き映画ファン仲間の徳さんとともに参加した。寒波の影響か寒い一日だった。 それにしても、熱心なファンが多いのには驚く。開場は17:30だったが、16:00ごろには長い行列ができていた。 若い女性が多かったのは、6人組グループ・SixTONESの松村北斗が主演男優賞を受賞したため松村目当ての押し活ファンが押し掛けたからか…。 今回のベスト・テンでは、松村北斗主演の「夜明けのすべて」が作品賞、監督賞(三宅唱)、読者選出監督賞、主演男優賞の4冠を達成した。 三宅唱監督は2年前には「ケイコ目を済ませて」でも4冠だっ…

  • 【名作上映】「午前十時の映画祭15」4月4日~1年間(「アラビアのロレンス」「ローマの休日」「七人の侍」ほか)

    名作映画を劇場で再上映する「午前十時の映画祭15」が、4月4日~2026年3月26日に全国66カ所の映画館、シネマコンプレックスで開催されますね。 15回目を迎えた本映画祭では、これまで「午前十時の映画祭」で上映した全316作品の中から「もう一度スクリーンで見たい作品」を募集。集まった7万1742票を参考に、日本で上映可能な25本の名作を上映する。 2024年にカンヌ国際映画祭で上映された黒澤明監督作「七人の侍」(新4Kリマスター版)をはじめ「ショーシャンクの空に」「ローマの休日」「アラビアのロレンス 完全版」「ベン・ハー」「ウエスト・サイド物語」「メリー・ポピンズ」「ニュー・シネマ・パラダイ…

  • 【さよなら丸の内TOEI】「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」東映、松竹、東宝、日活、KADOKAWAの名作42本上映。

    東映の最後の直営館である丸の内TOEIで、3月28日(金)より5月8日(木)まで「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」をテーマに「昭和」の時代を彩った名作・ヒット作42本を一挙上映することになった。 時代の流れで消えていく映画館の最後の打ち上げ花火のようなものかもしれない。 丸の内TOEIは7月27日(日)をもって閉館するが「100年映画祭」のあとは丸の内TOEI閉館プロジェクト「さよなら丸の内TOEI」へと、ラストスパートのバトンを繋いでいく。丸の内TOEIは日本最後のロードサイドシアターとしても愛された劇場で約65年の歴史に幕を下ろす。 今回の「昭和100年映画祭」では、東映のみでなく…

  • 映画「ラ・ドルチェ・ヴィッラ」(原題:La Dolce Villa、2025)イタリア舞台のロマコメ。

    「ラ・ドルチェ・ヴィッラ」(原題:La Dolce Villa、2025)はイタリアの架空の町、モンテザーラを舞台にしたロマコメ。平凡なストーリーながらイタリアの田舎町の風景が素晴らしく、観光気分を味わえる。 <イタリアの田舎町のヴィラ(屋敷)を1ユーロ(約160円)で購入できます!> という広告があったら、眉唾と思っても興味が沸くかもしれない。田舎の町おこしのために廃墟のような空き家を安く提供して移住してもらい、あとは自由に改造して住んでもらうというもの。 のんびりした町の雰囲気や、町の人々も個性的でユーモラスで、昔からこの地に住む、主のような3人のおばあさんが、いつも噴水の前に座っているが…

  • 映画「リアル・ペイン〜心の旅〜」(原題:A Real Pain、2024)を見る。監督・脚本・製作・主演ジェシー・アイゼンバーグ。

    「リアル・ペイン〜心の旅〜」(原題:A Real Pain、2024)をMOVIXさいたまで見てきました。ミニシアターで上映されるような小粒で良質な作品。 ポーランドの第二次大戦時のナチスの強制収容所(ホローコースト)の一部が保存状態もよく観光名所として登場する。ユダヤ人とポーランドなどについて考えさせられる重いテーマながら、脚本(アカデミー賞脚本賞ノミネート)と個性的な役者でじわりじわりとくる映画でした。 アメリカとポーランドの合作映画。ニューヨークに住むユダヤ人で、互いに疎遠だったいとこ同士の男2人が、ポーランド出身の祖母の遺言で、いつかポーランドを訪ねて自分のルーツを見てきなさいという言…

  • 【コーヒーブレイク】きょうはHappy Valentine's day! 洋菓子ギフト届く。

    ハロウィン、クリスマス、バレンタインデーなど西洋社会の記念日でも日本のお菓子業界にとっては、チャンスとばかりに一部では盛り上がっていますね。 今日2月14日は「バレンタインデー」ということで、ブログ友&ドロンファン仲間のべべちゃんから銀座千疋屋(せんびきや)の洋菓子ギフトが届きました。べべちゃん、ありがとうございます。 イチゴ&ミルク、レモン&はちみつ、メロン&ミルク、バナナ&チョコの4種類のバウムクーヘンでした。おいしかった。 ・・・ イチゴつながりでいうと、埼玉県本庄市の「あまりん」が、日本野菜ソムリエ協会主催の「全国イチゴ選手権」で3年連続の最高金賞を受賞しました。 最近は、渋沢栄一、深…

  • 【米大リーグ】ドジャースの大谷、佐々木朗希らがキャンプインで始動。

    ドジャース2年目の大谷が始動。 ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、アリゾナ州グレンデールでキャンプインを迎え、順調ぶりを示した。 昨季は打者専念。打者として159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁を記録しホームラン、打点の二冠を獲得。 史上初の「50-50(50本塁打50盗塁)」を成し遂げてMVPに輝いた大谷は2年ぶりに「二刀流選手」としての復活に挑むシーズンとなる。 MLB公式は投手として順調な回復ぶりを見せる大谷が今週末にもブルペン入りすると報道。デーブ・ロバーツ監督の起用プランについても明かされている。 一方、今年のドジャースは、佐々木朗希投手…

  • 【見学】鉄道博物館は鉄道関連の宝庫:歴史的・時代モノ車両、ジオラマ、鉄道映画エトセトラ。

    昨日の日曜日(9日)は、10年ぶりくらいに鉄道博物館を訪問した。 家から自転車でも30分くらいで行ける場所だが、台湾の友人一家が車で訪ねてきたので、まずは、回転すしチェーン「銚子丸」で寿司をたっぷり食べたあと、車で20分ほどの鉄道博物館に案内したのだった。 鉄道博物館はJR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、2007(平成19)年10月14日、さいたま市大宮に開館した。 「てっぱく」(鉄道博物館の愛称)を訪問するのは3回目だが、リニューアルもあり、毎回新しい発見がある。 入り口前で蒸気機関車「D-51」が出迎える。日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計・製造した、単式2…

  • 【コーヒーブレイク】映画の〇〇〇券を求めて都内の書店巡り。

    キネマ旬報社が選出する「第98回キネマ旬報ベスト・テン」が発表された。ベスト・テン表彰式は今月20日に開催される。このベスト・テン表彰式には昨年は参加したが、今年は…? <ベスト・テン表彰式に出席する方法> (1)「キネマ旬報」の年間定期購読者(購読料17,040円)になること。これは最も確実。 (2)キネマ旬報シアター(柏市)のゴールド会員(年間会費2,000円、ゴールドの意味は不明)になる。ゴールド会員証を提示した希望者に表彰式入場券を先着順で配布。 (3)都内の有力書店限定で、キネマ旬報2月号増刊(ベスト・テン&個人賞発表号)購入者に授賞式券を限定して配布。発売日に先着限定で配布。各店舗…

  • 映画「敵」(吉田大八監督、2024)を見る。長塚京三主演。東京国際映画祭”3冠”(グランプリ・監督賞・男優賞)受賞作品。

    映画「敵」(2024)をMOVIXさいたまにて見る。原作は筒井康隆の同名小説。妻に先立たれた老齢の男性が、自らの「Xデー」(預金残高に見合った死)を決めたが、そこにパソコンに不穏なメッセージを受け取ることで徐々に狂っていく様子を現実と妄想・虚構を織り交ぜて描いている。全編モノクロ。 第37回東京国際映画祭で「東京グランプリ」「最優秀男優賞」「最優秀監督賞」の3冠受賞。監督は「桐島、部活やめるってよ」などの吉田大八。 主演の長塚京三が、自然体でリアル。「パーフェクトデイズ」で役所広司が日本映画の賞レースで主演男優賞を受賞したが、長塚京三は、それに勝るとも劣らない演技を見せていて、記憶に残る。 【…

  • 映画「正体」(藤井道人監督、2024)横浜流星主演のサスペンスドラマ。

    「正体」(2024)は、染井為人の同名ベストセラー小説を、横浜流星の主演、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督のメガホンで映画化したサスペンスドラマ。 昨年11月29日に劇場公開されたばかりだが、早くもNetflixで配信が始まったので見た。ドラマ版を見ているので、劇場版も見られるならと速攻で見た(笑)。 冤罪と誤認逮捕の怖さ。 つい最近も冤罪による無罪が確定した袴田事件のニュースもあったが、約60年も死刑囚として扱われ、高齢になってから無罪でしたと言われても、失われた人生を取り返すことはできない。そこには、警察や検察による証拠の偽造や過酷な取調べなど、国家権力による人権侵害が疑われている…

  • 映画「2001年宇宙の旅」(原題:2001:A Space Odyssey, 1968)を再見。

    「2001年宇宙の旅」(原題:2001:A Space Odyssey, 1968)を再見した。所見は初公開から2,3年後だったが、SF映画で何を描いていたのか難しかった記憶がある。それにしても、猿人の描写がリアルなこと、「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」)などの音楽が強烈だったことなどの印象を残した。 映画で登場するコンピューター、「HAL」の反乱とは、機械頼りの発展が人類を後退させるだけでなく、むしろ機械によって滅ぼされかねないという懸念を切実に描いているということを考えると、数十年後を見通した先見の明があるともいえる。 人類の次なる進化を脅かす最大の宿敵は、皮肉にも我々…

  • 【訃報】英歌手・女優のマリアンヌ・フェイスフル(「あの胸にもういちど」)死去。78歳。

    アラン・ドロン主演の映画「あの胸にもういちど」で知られる英歌手で女優のマリアンヌ・フェイスフルが30日(日本時間31日)に死去した。享年78。フェイスフルの広報担当が23日にロンドン市内で亡くなったと発表した。 1946年12月29日、ロンドン生まれ。1964年に「涙あふれて(As Tears Go By)」で歌手デビュー。1960年代のロックスターのアイコンとしての地位を獲得し、1966~1970年までローリング・ストーンズのミック・ジャガーの恋人としても有名だった。 その美ぼうから映画などでも活躍。1968年公開の主演映画「あの胸にもういちど」では仏俳優で故アラン・ドロンと共演。この映画内…

  • 【2024年映画興収】「邦高洋低」:洋画は落ち込み、邦画は過去最高興収。

    昨年度(2024年)の映画界は「邦高洋低」だったようだ。邦画・洋画すべての2024年の公開本数は1190本で、前年から42本減となったが、その内訳をみて驚いた。 邦画の公開本数は685本と前年から9本増加したのに対して、洋画は51本減少の505本だったのだ。 日本映画製作者連盟(映連)が29日、2024年の映画の年間興行収入を発表したが、入場人員は1億4444万人で92.9%、興行収入は2069億8300万円で93.5%という結果だった。 これは現在の興収での集計が始まった2000年以降では11番目の数字という。ただし、邦画だけに限定すれば過去最高の1558億円を記録。これまでの邦画の売り上げ…

  • 【映画賞】ブルーリボン賞:「侍タイムスリッパー」が作品賞、主演男優賞(山口馬木也)の2冠。

    第67回(2024年度)ブルーリボン賞の各賞が28日決定した。作品賞は東京・池袋シネマ・ロサ1館で公開され、評判が口コミで広がり300館以上に拡大される大ヒットとなった「侍タイムスリッパー」が受賞。山口馬木也の主演男優賞と併せ2冠となった。 fpd.hatenablog.com 主演女優賞は「あんのこと」「ナミビアの砂漠」の河合優実が獲得。河合優実は第64回(2021年度)に「由宇子の天秤(てんびん)」などで新人賞に輝いてから、わずか3年で主演賞に上り詰めた。 河合優実 監督賞も「あんのこと」の入江悠監督が射止めた。 助演男優賞は「キングダム 大将軍の帰還」の大沢たかおが受賞。中国の春秋戦国時…

  • 【大相撲】豊昇龍が第74代横綱に昇進。モンゴル出身では6人目。口上は「気魄一閃(きはくいっせん)の精神」。

    日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を行い、大関豊昇龍(25)の横綱昇進を全会一致で承認した。 「第74代横綱豊昇龍」が正式に誕生した。この後、協会から送られた使者が東京・台東区の立浪部屋を訪れ、豊昇龍は昇進伝達式に臨んだ。 伝達式の口上では「横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進いたします」と大関昇進の際と同じことばで決意を述べた。 豊昇龍は昨年11月の九州場所で、大関琴桜との千秋楽相星決戦に敗れ、13勝2敗の優勝次点だった。 今月の初場所では12勝3敗で2度目の優勝。千秋楽の26日に日本…

  • 【コーヒーブレイク】フジテレビの10時間24分の異例の会見。6時間余り見てリタイヤ。

    「ニューヨーク・タイムズ」の問題を要約したCOURRIER JAPAN記事 昨日のフジテレビの再会見を6時間余り見た。10時間24分の日にちをまたいでの長時間の会見だった。経営陣の、とりわけ港社長ののらりくらりにはあきれたが、質問者のモラルにも問題が多かったようだ。1視聴者で、全く関係がないので、感想は控えます。 中居正広氏の女性トラブルとフジテレビの対応に関して、海外メディアはどう報じたか。 海外メディアは、国内メディアよりも踏み込んだ表現で強い調子で(日本のような)トラブルという表現は使わず「性加害問題(sexual assault)」として今回の事案を取り上げている。 記事は17日の閉鎖…

  • 【コーヒー・ブレイク】AC ジャパン広告:フジテレビのCM枠を席巻。東日本大震災以来の異様さ。

    フジテレビのCMがACジャパン広告一色となっている。異様としか言いようがない。少々古いが先日21日放送のフジテレビの情報「Live News イット!」はACへの差し替えが350本以上に上ったと報じた。 また「日刊スポーツ」によると、22日放送のフジテレビの朝の看板番組である「めざましテレビ」についてCM75本のうちACジャパンのCMが65本になったという。 現在、フジテレビのCM枠はほとんどがACジャパンの広告でたまに番宣がはいるという状態。 22日の「Live News イット!」でも、9本連続でACジャパンのCMが流れていた。さらに、1回のCM枠で「なかやまきんに君」が出演する日本心臓財…

  • 映画「バック・イン・アクション」(原題:Back in Action、2024)を見る(Netflix)。

    「バック・イン・アクション」(原題:Back in Action、2024)を見る(Netflix)。主演はキャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックス。共演はグレン・クローズ、カイル・チャンドラーなど。 家庭を築くためにCIAを引退した元エージェントの夫婦が、身元がバレたことによって再びスパイとしての活動に引き戻されていくというアクションコメディ。今のキャメロンにリンクするようなストーリー。主な舞台はロンドンで、追跡劇は迫力がある。 キャメロン・ディアスは「ANNIE/アニー」(2014)以来、10年ぶりの女優復帰となった。セス・ゴードン監督。タイトルの「Back in Action」は「活…

  • 【映画賞レース】第97回アカデミー賞のノミネート作品を発表。「エミリア・ペレス」が最多12部門13ノミネート。

    米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは23日(現地時間)、第97回アカデミー賞のノミネート作品を発表した。 最多ノミネートを獲得したのは、ジャック・オーディアール監督作「エミリア・ペレス」。作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞といった主要部門のほか、撮影賞、国際長編映画賞など12部門で13ノミネートを果たした。 スペイン語で展開される今作は、非英語映画としては歴代最多ノミネートとなる。主演のカルラ・ソフィア・ガスコンは、トランスジェンダーの俳優として史上初のアカデミー賞主演女優賞に名を連ねた。 <日本からは3作品がノミネート> 映像ジャーナリスト・伊藤詩織が性被害の告発後に自身に起…

  • 映画「ディックス‼ ザ・ミュージカル」(原題:Dicks: The Musical、2023)はトンデモ映画。

    映画「ディックス‼ ザ・ミュージカル」(原題:Dicks: The Musical、2023)を見た。「ラ・ラ・ランド」のスタッフが贈るミュージカルという宣伝文句につられて期待して観たが、トンデモな「金返せ映画」だった。MOVIXさいたまでは初回観客は4人。 これまで見た映画の中で、1,2位を争うほどの、とにかく下品で不適切にもほどがある、悪趣味でアクが強い映画だった。 嫌悪感を覚え、なんでこんな映画を作ったのか、と酷評しようと思ったが、一歩引いて見ると、痛烈なブラックコメディに思えてきたので、やや納得。 LGBTQを描く映画が昨今多いが、タブー視されてきた様々な形を理解しないのはいかがなもの…

  • 【賞レース】「第48回日本アカデミー賞」優秀賞、新人俳優賞などの受賞者・作品が発表。

    「第48回日本アカデミー賞」の授賞式に先立ち優秀賞および新人俳優賞などの受賞者・作品が発表された。低予算映画「侍タイムスリッパ―」も優秀作品賞に選出。最優秀作品賞は「ラストマイル」か?「夜明けのすべて」か? 授賞式は2025年3月14日(金)に開催され、15部門の「最優秀賞」が発表される。 「第48回日本アカデミー賞」受賞者・作品一覧 ■優秀作品賞「キングダム 大将軍の帰還」「侍タイムスリッパー」「正体」「夜明けのすべて」「ラストマイル」 ■優秀アニメーション作品賞「がんばっていきまっしょい」「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」「劇場版『名探偵…

  • 【大相撲初場所】優勝ラインが13勝なら金峰山、千代翔馬など平幕4力士が一歩リード。

    尊富士を下し全勝の金峰山(9日目)。 大相撲初場所も今日10日目を迎える。2敗までの好調力士は平幕の4力士。優勝ラインが13勝2敗なら、平幕4人に絞られる。 仮に12勝3敗とすると、大関の豊昇龍、大の里、関脇の大栄翔などにもチャンスがあるが、星のつぶしあいもあり、残り6番を全勝しなければならない厳しさがある。今のところ、金峰山、千代翔馬が有利か。3敗力士9人の内、2,3の力士が残り全勝したとしても…。 大相撲初場所 9日目終了時点 優勝ラインと残り勝敗 14勝1敗 13勝2敗 12勝3敗 11勝4敗 金峰山 9勝0敗 〇5勝1敗 〇4勝2敗 〇3勝3敗 〇2勝4敗 千代翔馬 8勝1敗 〇6勝0…

  • 映画「リベンジ・トラップ/美しすぎる罠」(原題:Return to Sender、2015)を見る。ロザムンド・パイク主演。

    「リベンジ・トラップ/美しすぎる罠」(原題:Return to Sender、2015)は「ゴーン・ガール」(2014)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイクが主演ということで見たが…(YouTubeで限定公開)。 ロザムンド・パイクが自分をレイプした男に接近するミステリアスな看護師役を体当たりで熱演したサスペンススリラー。 看護師の女性ミランダは、自宅を訪ねてきた見知らぬ男にレイプされ、心身ともに深い傷を負う。 ミランダは刑務所に収監されたレイプ犯ウィリアムに手紙を送り続けるが、その手紙は開封されないまま全て戻ってきてしまう(=Return to sender:原題)。…

  • 【救急車騒動】義母倒れ、緊急搬送を試みたが、20以上の病院で断られた顛末。

    絵:fpd 1月13日(祝日)に義母(ミワ:仮名)が家で倒れ、一時的にまったく動けなくなった。 心配だったので、青森の息子(次男マモル:仮名)に連絡し「スマホのLINE動画で激励するように」と依頼。義母は、息子の顔をみて、泣き叫ぶように 「マモルぅ、マモルぅ、マモルぅ、もうだめだ~、26日にこちらに来るということだが、それまで持たない。来なくていい。来るな、来るな。お金の無駄だ。」 と叫ぶ。 「いやいや、もう切符も買っているし、孫たちも行くつもりだ。とりあえず、病院に行ってみては…」とマモル氏。 さっそく119番に電話。 地元の救急隊が救急車で5分後にはやってきた。 救急車に乗り、問診やら脈拍…

  • 【ドラマ】「ホットスポット」(脚本・バカリズム×主演・市川実日子、第1話)を見る。

    ドラマ「ホットスポット」(第1話)を見る。脚本・バカリズム×主演・市川実日子の地元系エイリアン・ヒューマン・コメディ・ドラマ。バカリズムのストーリーはバカバカしさがあるが、それを大真面目に描くところがツボなのかもしれない。 ・・・山梨県、富士山の麓に広がるのどかな町で暮らす41歳の清美(市川実日子)は、地元のビジネスホテルで働きながら娘を女手一つで育てるシングルマザー。 同僚の由美(夏帆)、えり(坂井真紀)と淡々とフロント業務をこなすのが毎日のルーティンで、職場の人間関係にはストレスを感じず過ごしていた。 ある日、仕事帰りに自転車で家路を急いでいて交通事故に遭いそうになった清美は、間一髪のとこ…

  • 【訃報】米映画監督デヴィッド・リンチ(「エレファント・マン」「ブルー・ベルベット」)死去。78歳。

    映画「エレファント・マン」やテレビドラマシリーズ「ツイン・ピークス」などで知られる米監督のデヴィッド・リンチが死去した。家族がSNSで16日(日本時間17日)に発表した。78歳だった。 3日後の誕生日前に亡くなる。 デヴィッド・リンチは1946年1月20日、米モンタナ州ミズーリ生まれ。1967年に最初の短編映画を作成。 低予算で超現実的ホラー映画「イレイザーヘッド」(1977)で長編映画デビューし有名となり、1980年公開の「エレファント・マン」で米アカデミー賞作品賞など8部門でノミネートされ、一躍知名度を上げた。 「デューン/砂の惑星」(1984)は監督の意欲作だったが、ファイナル・カットの…

  • 【大相撲】3大関そろって土。綱獲りの豊昇龍が初黒星、琴桜は4連敗、大の里3敗目。

    豊昇龍が熱海富士に敗れ初黒星。 大相撲初場所は2横関が横綱に挑戦する場所として盛り上がりが期待されたが、5日目に大関・豊昇龍(25)が西前頭2枚目・熱海富士(22)に小手投げで敗れ、初黒星を喫した。 豊昇龍とともに横綱昇進に挑むも3連敗中の大関・琴桜は東前頭4枚目・正代と激突、寄り倒され1勝4敗となり、今場所後の横綱昇進を目指したが絶望的となったばかりか、勝ち越しをしないと来場所はカド番となる。 琴桜も4敗目。 もう一人の大関・大の里も勢いのある王鵬に敗れて3敗目となった。 横綱・照ノ富士はこの日から休場。結びの一番で対戦予定だった東前頭3枚目・豪ノ山は不戦勝となった。 全勝は40歳で元気な玉…

  • 【ドラマ】「阿修羅のごとく」(全7話、Netflixオリジナル)の第1話から3話まで見る。

    Netflixオリジナルドラマ「阿修羅のごとく」(全7話)の第1話から3話まで見た。「万引き家族」でカンヌ映画祭グランプリを受賞した是枝裕和監督の最新作。 数々の名作ドラマを執筆し、日本のホームドラマの礎を築いた不世出の脚本家、向田邦子の最高傑作として名高いドラマシリーズ「阿修羅のごとく」(1979~80年)のリメイク。 キャスティングが超豪華。物語の中心となる四姉妹を演じるのは、宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すず。3人の演技派大女優の末娘に広瀬すずって、広瀬すずの存在感もすごい。 4姉妹の母親役に松坂慶子。ほかに、是枝組の常連・夏川結衣のほか、本木雅弘、松田龍平、国村隼、内野聖陽など。 …

  • ドラマ「プライベートバンカー」(第1話、2025)を見る。新タイプのマネー・エンターテイメント・ドラマ。

    ドラマ「プライベートバンカー」(第1話、2025)を見る。 これまでの銀行モノとは異なるタイプの痛快マネー・エンターテイメント・ドラマ。詐欺、遺産相続、陰謀、愛人問題など様々なテーマを扱い、主人公の庵野(唐沢寿明)が解決に向けて取りまとめていく。 物語は、庵野が資産7000億という大富豪、天宮寺アイナグループの社長(橋爪功)からプライベートバンカーの依頼を受け、最初の要望に向けて動き出すところから幕を開ける。 その要望とは、社長がこよなく愛するだんご屋の窮地を救ってほしいというもの。しかし、だんご屋の社長・飯田久美子(鈴木保奈美)は店の存続が危ぶまれる中、金融知識が全くないがために投資詐欺に引…

  • 【大相撲初場所】あす初日。琴桜、豊昇龍による55年ぶり横綱同時昇進なるか。

    日本相撲協会はことし財団法人設立100周年を迎える。初場所はあす12日開幕。相撲協会は初日と2日目の取組を決めた。琴桜、豊昇龍の両大関による「横綱同時昇進」に期待がかかる。実現すれが55年ぶりとなる。 琴桜の初日の相手は平幕・隆の勝。豊昇龍は霧島と対戦。春日野事業部長(元関脇栃乃和歌)は「同年代の2人が引っ張っていくのが理想だ」と語った。 横綱昇進なるか? 初場所は「横綱候補の2大関」に加えて、大関2場所目の大の里、2場所全休だった照ノ富士の復帰などがあり、楽しみな場所となる。 「四丁目」の予想合戦にも拍車がかかる。 ghidorahcula719.hatenablog.jp 優勝額の写真撮影…

  • 【映画賞】快挙!米ゴールデングローブ賞テレビ部門で「将軍」が作品賞、主演男優賞など4冠達成。

    2025年ゴールデングローブ賞のテレビ部門で作品賞のほか、真田広之が主演男優賞、浅野忠信が助演男優賞、アンナ・サワイが助演女優賞を受賞した。ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞を日本人俳優が受賞するのは史上初の快挙。4ノミネートすべてで受賞した。 ライバルと目された韓国の「イカ・ゲーム2」を抑えてのアジア勢の受賞だった。「SHOGUN 将軍」は、真田広之がプロデュースのひとりを務め、日本からもスタッフを呼び寄せたことで、オーセンティシティ(本物らしさ)をもったハリウッドによる時代劇として評価されてきた。 真田広之を見ていると往年の世界のミフネを彷彿とさせる貫禄すらある。 テレビ部門の助演男優賞は…

  • 【コーヒーブレイク】パソコンが瀕死状態で昨日パソコンをネットで注文しました。

    猛威を振るっているインフルのようです。2日間、風邪で寝込んでしまい、ブログから遠ざかっていました。 パソコンも瀕死の状態です。パソコンも今使っているデスクトップパソコンが到着したときから電源を入れると下のほうがチカチカと接触不良の状態だった。 外国製(中国?)にようで、メールでサービス部門に連絡したがラチが空かず、だましだまし使ってきた。 その前のノートパソコンまでも取り出してきましたが、それも限界。 激安パソコンがあったので注文。明日くらいに届く予定です。 相撲予想には参加できそうです。 ランキング参加中 映画 ■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。 https://movie…

  • 【映画賞】「第67回ブルーリボン賞」の各部門ノミネート決定。授賞式は2月中旬。

    昨年の「第66回ブルーリボン賞」では山崎貴監督(左)の「ゴジラ-1.0」が作品賞、神木隆之介が主演男優賞、浜辺美波が助演女優賞に輝いた。 東京映画記者会(在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が投票で選ぶ「第67回ブルーリボン賞」の各部門ノミネートがこのほど決まった。キネマ旬報ベスト・テン名dと比較すると小さな規模の賞。作品賞、監督賞だけ予想:〇がfpd予想(太字は見た作品) 【作品賞】「あんのこと」「帰ってきた あぶない刑事」「カラオケ行こ!」「52ヘルツのクジラたち」〇「侍タイムスリッパー」「十一人の賊軍」「正体」「夜明けのすべて」「ラストマイル」「ルックバック」 【外国作品賞】「哀れな…

  • 【コンサート】「ハリウッド・フェスティバル・オーケストラ」ニューイヤー・コンサートに参加。

    「ハリウッド・フェスティバル・オーケストラ」(指揮:ロイド・バトラー)のニューイヤー・コンサートに3日、行ってきた。会場は大宮(埼玉県)のソニックシティ・大ホール。チケット申し込みがやや遅れたので、S席(8800円、1階の前半分の席)が完売で、A席(7800円)をゲットしたが、最後列だった。それでもB席(2階席)よりはましか(笑)。 ヴォーカルとして、ビリー・キング(ルイ・アームストロングの雰囲気)さんと、スペシャルゲストとして八神純子(「思い出は美しすぎて」「みずいろの雨」)が参加。休憩15分を挟んでそれぞれ1時間の計2時間、圧倒的な音楽演奏を堪能できた。 演奏は「ミッション・インポッシブル…

  • 【箱根駅伝】総合優勝は2年連続の青山学院大でした。予想結果をお知らせします。

    関東の大学対抗で競う新春恒例の「箱根駅伝」は3日、復路のレースが行われ、往路で優勝した青山学院大がリードを守り抜き、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8回目の総合優勝を果たしました。 総合2位には復路を大会新記録で制した駒沢大が入りました。 箱根駅伝予想結果は以下の通りです。 【復路結果】 優勝 10点 青山学院…ジーナさん、浮遊人さん 2位 9点 駒澤大…fpd 3位 8点 国学院大…えみこさん、モモタロウさん、およやんさん4位 7点 早稲田大5位 6点 中央大6位 5点 城西大7位 4点 創価大8位 3点 東京国際大9位 2点 東洋大 10位 1点 帝京大 法政大…tosaさん 往…

  • 【太陽がいっぱい】テーマ曲の日本語カバー曲を聴いた(正月歌謡特番「アラン・ドロンを偲んで」コーナー)。

    きのうのテレビ特番「日本歌手協会 新春12時間歌謡祭」の中で「アラン・ドロンを偲んで」というコーナーがあった。 アラン・ドロン主演作の「太陽はひとりぼっち」(1962)は園まりがカバーして歌っていたのは知っていたが「太陽がいっぱい」(1960)の日本語カバー(歌詞)は知らなかった。ソプラノ歌手SACHIA、森昌子など何人かがカバーしているようだ。昨日は「太陽がいっぱい」を田辺靖雄(日本歌手協会会長)が、「太陽はひとりぼっち」を毛利ゆきが歌っていた。 ソプラノ歌手SACHIAの歌声がすばらしいのでついでにアップ。 www.youtube.com 「太陽がいっぱい」を歌った田辺靖雄によると、アラン…

  • 【箱根駅伝】予想クイズ途中経過:「往路優勝」は2年連続の青山学院大学。皆さんの予想は?

    第101回「箱根駅伝」(東京箱根間往復大学駅伝競走)往路は青山学院大が2年連続7度目の往路優勝を果たしました。タイムは5時間20分02秒。2年連続8度目の総合優勝に向け好スタートです。 1区で中央大の吉居駿恭(3年)がトップを走り続け、青山学院は10位と出遅れましたが、2区で黒田朝日(3年)が7人抜きの激走。さらに4区で太田蒼生(4年)が2年連続区間賞で2位に浮上。 山登りの5区(20.8km)、トップの中央は最初で最後の箱根駅伝となった園木大斗(4年)、追う青学は去年、5区で区間新をマークした若林宏樹(4年)、3.5㎞付近で54秒と差が少し開きました。 7㎞付近で前半ハイペースで入った中央大…

  • 【謹賀新年】fpdブログ20年(開設2005年~2025年)を迎えます。

    昨年1年間、ありがとうございました。 本年もよろしくお願いいたします。 ことしはブログ開設「20周年」(2005~2025)の節目。 2024年はfpd史上初が多かった。Netflixドラマで全96話を6月から7月上旬にかけての1カ月半で完走した。旅行では「初・北海道(札幌)」「大阪・USJ(ユニバーサル・スタジオ」など「初」があった。ブロードウエイ・ミュージカルの日本公演(「プリティ・ウーマン」)、映画音楽コンサートなども印象に残る1年だった。 まずはドラマ。 2024年の5話以上のドラマ鑑賞は以下の通り。8話~10話前後が多いが、最高はシーズン1~3まで計96話という「ペントハウス」(韓国…

  • 【ロサンゼルス・タイムズ】2024年映画ベスト・テン(1位「デューン 砂の惑星 PART2」2位「ANORA アノーラ」)

    米ロサンゼルス(LA)タイムズが2024年の映画ベストテンを発表した。1位になったのは、ドゥニ・ビルヌーブ監督のSF超大作「デューン 砂の惑星 PART2」。この作品はゴールデン・グローブ(GG)賞作品賞(ドラマ部門)にもノミネートされている。 2位はショーン・ベイカー監督の「ANORA アノーラ」でゴールデン・グローブ賞作品賞(コメディ・ミュージカル部門)にノミネート。 3位にはローズ・グラス監督の「ラブ・ライズ・ブリーディング(原題)」が続いた。ベストテンの作品のうち、7本が新人、あるいは2作目の監督によるフレッシュな作品であるのも特徴。 また、ホラー映画の続編「スマイル2」も10位にラン…

  • 【四丁目ギドラ城クイズ代行】第100回箱根駅伝の優勝と順位を予想して下さい。

    2025年の「ALWAYS四丁目 ギドラのお城」予想クイズの第1弾です。お正月の風物詩となった箱根駅伝は101回目となりまです。出場校は20校(シード校10校+予選会高10校)+関東学生連合。 総合優勝と往路優勝、復路優勝の3校、または1位~3位の3校を当てて下さい。両方を予想しても構いません。 青山学院大、國學院大、駒澤大が"3強"と呼ばれています。 このところ、青山学院大と駒澤大が交互に優勝していますが、ほかの高校にもチャンスがあるのか。ドラマに期待します。 参考までに過去10年の結果をお知らせします。 2024 総合優勝 青山学院大学 往路 青山学院大学 復路 青山学院大学2023 総合…

  • 【訃報】女優・オリビア・ハッセー(「ロミオとジュリエット」)死去。73歳。

    映画「ロミオとジュリエット」のジュリエット役などで知られる女優のオリビア・ハッセーが、27日に死去していたことが28日、分かった。死因は癌とみられる。73歳だった。 オリビア・ハッセーは1951年4月、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。8歳でイギリスに渡り、ロンドンの舞台に立っていたところをフランコ・ゼフィレッリ監督に見出され、1968年、ウィリアム・シェイクスピア原作の映画「ロミオとジュリエット」で人気女優となる。ニーノ・ロータの音楽が忘れがたい。オリビアは撮影当時16歳。 www.youtube.com fpd.hatenablog.com fpd.hatenablog.com 「暗闇…

  • 【2024年大相撲回顧】「第13回日刊スポーツ大相撲大賞」大の里、初土俵7場所で幕内優勝;尊富士、110年ぶり新入幕優勝。

    2024年の大相撲を振り返ると、初土俵から所要7場所での幕内優勝、同9場所での大関昇進など、最速記録を次々と更新した大関大の里が登場するなど近年まれにみる多くの出来事が起こった。 このほか、もうかなり前のような印象だが、尊富士(たけるふじ)の110年ぶり新入幕優勝も今年前半、相撲界をにぎわせた。 「第13回日刊スポーツ大相撲大賞」が発表された。これは今年全6場所で幕内を務めた29人の力士を対象とした年末恒例のイベント。 Yahooニュース記事から、一部引用する。 初土俵からわずか7場所で幕内優勝の大の里。 ■「大相撲大賞」…大関大の里。最速記録を次々更新。 ■「まばたき厳禁で賞」…大関大の里。…

  • 映画「劇場版 Doctor-X Final」(2024):最高峰医療ドラマの集大成。

    12年間続いた医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子」の映画版で完結編となる「劇場版 Doctor-X Final」をMOVIXさいたまで見る。集大成という意味ではうまくまとまっていて劇場で観る価値がある作品だった。 米倉涼子は大門未知子は分身と語っていたが、その圧倒する存在感を見せているほか、今風の合理主義的な若手の天才医師を演じる染谷将太が2役を好演している。 ドラマは東帝大学病院を舞台に昔も今も変わらないと言われる院長を頂点とした”白い巨塔”の世界が描かれてきたが、若い院長が乗り込んできたことで、老害や院長の後に大名行列が続く総回診などの悪しき慣習に「メス」が入ることになるのだが…。…

  • 【大相撲初場所】若元春が関脇、若隆景が小結へ。琴桜、豊昇龍は綱取りへ。

    大相撲初場所(来年1月12日初日・両国国技館)の番付で、若元春が関脇に、若隆景が小結にそれぞれ昇格となった。日本相撲協会が23日、発表した。 若元春は先場所、東小結で10勝を挙げた。若隆景も東前頭2枚目で10勝を挙げ技能賞だった。 兄弟が同時に三役を務めるのは、2023年の夏場所以来10場所ぶり。若隆景の三役復帰も10場所ぶりとなる。 九州場所で大関に昇進したものの9勝で終わった大の里は、先場所と変わらず西の大関のまま。 高安は、先月の九州場所で8日目から5連勝をあげる活躍をみせて8勝7敗と勝ち越し、初場所の番付では、3枚上げて東の前頭6枚目となった。 また、金峰山と伯桜鵬が再入幕を果たした。…

  • 映画「6888 郵便大隊」(原題:THE SIX TRIPLE EIGHT、2024)を見る。感動的な実話。

    映画「6888 郵便大隊」(原題:THE SIX TRIPLE EIGHT、2024)を見る(Netflix)を見る。監督・脚本は「グレイス -消えゆく幸せ-」などのタイラー・ペリー。 第2次世界大戦下にアメリカ陸軍で活動した黒人などの有色人種女性部隊の実話を基に映画化した戦争ドラマ。有色人種女性によって結成された郵便管理大隊が各地で任務を遂行する様子が描かれている。 指揮官を「ジャンゴ 繋がれざる者」などのケリー・ワシントンが演じる。共演はエボニー・オブシディアン、ミローナ・ジェマイ・ジャクソン、サム・ウォーターストン、オプラ・ウィンフリーなど。 ・・・第2次世界大戦下のアメリカ。アメリカ陸…

  • 【有馬記念】衝撃走る!断然の1番人気馬ドウドュ―ス(武豊騎手)が出走取消し。

    有馬記念で最有力馬で1番人気が予想されたドウデュースが出走取り消しとなり、衝撃が走った。日本中央競馬会(JRA)が20日発表した。理由は、右前肢跛行(はこう)のためという。 GⅠ5勝のドウデュースは、有馬記念を最後に引退することが決まっており、レース後の引退式も中止となった。 競走馬登録抹消後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。JRA通算13戦8勝で、獲得賞金は17億5347万9000円(付加賞含む)。 ドウデュースは今年、秋の天皇賞とジャパンカップを強烈な末脚で連勝。史上3頭目の「秋古馬3冠」と、史上5頭目となる有馬記念での連覇が期待されていた。有馬記念のファン投票…

  • 映画「あなたの番です 劇場版」(2021)を見る(Netflix)。ドラマ版初回以降のパラレルワールド。

    「あなたの番です 劇場版」(2021)を見る(Netflix)。映画は、2019年のドラマ版の初回で描かれた年の差カップルの手塚菜奈と翔太の引っ越しの日を起点としたパラレルワールドとして描いている。 クルーズ船で連続殺人事件が起こるが、様々な人物の話を薄っぺらく広げ過ぎて詰め込み過ぎている印象。怪しい人物が多数登場し、最後に真犯人が明らかになるがすっきりしない終わり方なのが残念。 監督は映画「悪夢ちゃん The 夢ovie」の佐久間紀佳。企画・原案はドラマに続き秋元康。 主演はドラマ同様、田中圭と原田知世。ドラマからの出演では西野七瀬、奈緒、竹中直人、横浜流星、田中要次、木村多江、袴田吉彦、片…

  • 【年末グランプリ】競馬の祭典「有馬記念」喧々諤々大予想。「四丁目ブログ」で予想開始!ドウデュースで”鉄板”か?

    いよいよ、競馬界最大のお祭りで現役屈指のスターホースが一堂に会する暮れの大一番、有馬記念が22日開催される。昨年は単勝オッズ5.2倍(2番人気)のドウデュースが優勝を果たした(1番人気ではなかった!)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「四丁目ブログ」での「有馬記念予想クイズ」は先ほど記事がアップされました。今年の有力馬についての下馬評(まさに”馬”評価?)やらを検討してみる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ghidorahcula719.hatenablog.jp <優勝するのはこの馬だ、ドウデ…

  • 【賞レース】第82回「ゴールデン・グローブ(GG)賞」ノミネート発表。大本命なしの混戦?

    「リアル・ペイン~心の旅~」(ミュージカル・コメディ部門) 第82回ゴールデン・グローブ(GG)賞」映画部門ノミネート作品が発表された。アカデミー賞の前哨戦ともいわれるが、昨年度の「オッペンハイマー」のような超話題作がなく、今回は混戦模様になりそう。GG賞授賞式は、2025年1月5日(日)(現地時間)に行われる。 「ミュージカル・コメディ部門」で「Emilia Perez(原題)」が最多8部門10カテゴリーでノミネートされてるのが目立つ。ほかでは「ANORA アノーラ」「チャレンジャーズ」などが有力とみられる。 <ドラマ部門>●作品賞『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』『教皇選…

  • サイレント映画「結婚哲学」(原題:The Marriage Circle、1924)(弁士・楽団付き)を見る。江東シネマフェスティバルで。

    「結婚哲学」(原題:The Marriage Circle、1924)を第18回江東シネマフェスティバルで見る。1924年に公開されたエルンスト・ルビッチ監督によるアメリカのサイレント映画。弁士(澤登翠)・楽団(フルート、ギター奏者)付きの上映。 原作はロタール・シュミットの戯曲「Only a Dream」。脚本はパウル・ベルン。ワーナー・ブラザース作品。二組の夫婦の浮気をめぐる騒動をコミカルに描く。 エルンスト・ルビッチ(1892年1月28日 - 1947年11月30日)は、ドイツ出身の映画監督、映画プロデューサーで、「結婚哲学」以前の作品では「カルメン」(1922)「ファラオの恋」(192…

  • 【映画イベント】第18回「江東シネマフェスティバル」(13日~15日)開催中。ぴくちゃあさんも協賛、映画パンフを無料配布。

    第18回「江東シネマフェスティバル」が13日から始まり明日15日まで開催されていますが、ぴくちゃあさんも所蔵の映画パンフレットを多数無料配布する目的で、7年ぶりに参加しています。 コロナ前までは毎回参加していたシネマフェスティバル開催期間中のぴくちゃあさんによる「シネマバザー」ですが、今回は無料配布を行い好評という。 江東シネマフェスティバルの詳細はこちら↓。 www.kcf.or.jp hati8823.hatenablog.com hati8823.hatenablog.com 参加できる人へおススメ。 ■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。 https://movie.bl…

  • 【ドラマ】「全領域異常解決室」(水曜午後10時)の第1話から第9話まで見た。

    藤原竜也主演のフジテレビ系ドラマ「全領域異常解決室」(水曜午後10 時)の第1話から第9話まで見た。残るは「全てが覆る」という最終回(18日)を残すのみとなった。 「全領域異常解決室」略して「全決」という特別な国の知られざる外郭機関。全決のメンバーが、殺人予告をし実行する「ヒルコ」を名乗る者の正体を突き止める攻防を描く。藤原竜也と広瀬アリスが取り組むバディ・ドラマでもある。 第1話で、警視庁音楽隊カラーガードの小夢(広瀬アリス)が、突然「全決」への出向を命じられる。そこで室長代理の興玉(藤原竜也)、局長の宇喜之(小日向文世)と出会うところから物語は始まる。 警視庁の総務のような部署にいた小夢。…

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