IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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寝てても600万入ってくる方法は知らんけど400万くらいなら実例出せるという話

先に断っておきますが、楽して稼げる方法とか、たった5分の作業でウン十万の収益が!などという怪しい話ではありません。まぁ怪しい人は自分のことを怪しい人だなんて言わないので、なんだこいつ怪しいな、と思いながらこの記事を読むのは大正解。

今朝、何気なくニュースを眺めていたら初任給ランキングの1位が50万円と発表されていて、うわぁ…すげぇなぁ…と思うと同時に、そうか新社会人が最初の給料をもらう時期なんだなぁ。

今頃、死んだ目で

こんな生活を一生続けるなんて絶対無理…

とガチで自殺が頭をよぎっている人もいるかもなぁ、と。そんなふうに思ったら、こんなおかしな生活スタイルのおじさんもいるから、思いつめるなよ!サラリーマンだけが仕事じゃないぞ!と無性に書きたくなってしまいました。

サラリーマンを辞めたきっかけ

根本的にサラリーマンが肌に合わないと感じたからです。

ぼくは学生の頃からプログラミングが大好きで、ヒマさえあればプログラムを作っていたし、はじめての面接のときから24本の作品を持ち込めるくらいプログラムを溜め込んでいたのは以前の記事で書いたとおり。

会社に所属することで、自分が作りたいモノをなかなか作れないというジレンマはありましたが、数年も働けば慣れるもの。17歳で働き始めたので、新卒扱いとして正社員採用された20歳の頃には、「残業キツいけど大好きなプログラミングしながら金がもらえるのは恵まれているほうだろう」と考えるくらいには丸くなっていました。

…だがしかし、なぜ同僚の3~5倍の成果を出しても給料は同じなのだろうか、という不満がずぅ~っとありました。

当時いた会社では事務処理系のソフトウェアを開発していたのですが、画面プログラムは1本5日、帳票プログラムは1本3日で仕上げるという達成目標がありました。

ぼくは試用期間のときこそ、その会社独自のコーディングに面喰って帳票プログラムを完成させるのに1週間ほどかかりましたが、バイト採用時点でノルマは達成できるようになっており、20歳になった頃には帳票は1日に2本、画面プログラムは1日1本こなせるようになり、まわりの先輩や上司からなぜそんなに早いのかコツを聞かれるまでになっていました。子供の頃からモノグサで単純作業が大嫌いなのでプログラマーは天職だったのだろうと思います。

しかし、ノルマを達成したからと言って家に帰れるわけでもなく、終わったなら次の仕事が積まれるだけ。あれ?全力でやるの馬鹿らしくね…?と思い始めます。

ここで本来ならほどほどに手を抜くか、給料UPの打診をするところなのかも知れませんが、前者は人生の貴重な時間を浪費するようにしか思えませんでしたし、後者についても20歳になったばかりのコゾーが給料交渉なんて出来るはずもありません。

本題とズレるので詳細は端折りますが、その後、紆余曲折あって独立の道を歩むことになります。

毎月決まったお給料がもらえるのは安心感に繋がるのかも知れませんが、ぼくは自分が働いた分の正当な報酬をもらえればそれで良いので、人の3倍稼ぐより、一生働く時間を3分の1にしたいと思ったのです。

(おおむね)寝てても入ってくる年収400万円の内訳

とりあえず、ぼくのスタンスを語ったので、現在の不労(?)所得のざっくりとした内訳を掲載しておきます。

まぁ、実際寝ててもお金が入ってくるというのは誇張です。月に4時間くらいは(請求書発行等の事務作業で)働いていますし、気が向いたら1日何時間も作業する日だってあります。しかし、仮に今すぐぼくが寝たきりになったとしても最低数年間は入ってくるであろう金額が以下のとおり。

種別月額年額
家賃収入180,000円2,160,000円
アフィリエイト80,000円960,000円
月極広告52,250円627,000円
Webシステム利用料50,000円600,000円
法人格の活用30,000円360,000円
合計392,250円4,707,000円

案外ショボいし、どれもこれも前提条件が必要なものばかりで、さあ真似しよう、とはなかなかならないことでしょう。

でも現実はこんなもんじゃないかなぁ。極一部の有名配信者とか除けば、Webで稼いでるなんて言ってオンラインサロンに誘導しようとする人たちの収入なんて嘘っぱちでしょ? 後述しますが、ぼくもガチでWeb運営していた頃は月100万まではいきましたけど、それを簡単だなんて口が裂けても言えないなぁ。Webプログラミングとマーケティングの両方に精通していてなんとか、くらいに思います。

ともあれ、このくらいの数字で構わない、という人なら、収入源を増やすきっかけになるかも知れないので、ひとつひとつ解説してみようと思います。

家賃収入について

それなりにお歳を召された方には釈迦に説法になりそうで恥ずかしいのですが、新社会人の目にも留まるかも知れない、という前提で説明します。ざっくり言うと年収400万円と勤続年数3年以上くらいの信用があれば住宅ローンは組めます

実例としてぼくは25歳の頃、年収600万円、勤続年数3年の状態で、4,160万円の住宅ローンを組むことが出来ました。自分でもびっくりです。

会社が有名だったことも関係しているようですが、これは都市銀の例なので、地方銀行とかもっと審査緩いところを探せばたぶん同条件での借り入れは可能かと思います。

ぼくが購入したのは東京23区内で駅徒歩10分ちょいの駐車場付き3LDK建売住宅。

実は住宅ローンが通ると思っていなかったので、冷やかし半分で不動産屋に行った感じだったのですが、一応最低限の打算はありました。
(年収440万くらいの頃に別の不動産屋で物件購入を勧められたこともあるため)

当時、今から20年ほど前ですが、物件の地価を調べたところ、1坪あたり約140万円だったんですね。購入物件は22坪ちょっとの小さな土地ですが、それでも土地だけで3,000万円程度の価値があるということです。

土地建物、税込みで4,380万円(内借入4,160万円)だったので、建物は1,300万円くらいの価値しかありません。仮に建物が全壊しても全焼しても3,000万円ほどの資産は残ります。ここが戸建物件とマンションの大きな違いです。

当時は月10万円ちょっとのアパートに住んでいましたし、ローンの支払いも月11万円+ボーナス時22万×2(ボーナスなしだと月14万円)くらいだったので、それなら資産が残ったほうが良いか、と購入に踏み切りました。

地価も金利も下がり続けている状況でしたし、少子化問題もあるし、需要はどんどん下がって、不動産の価格はもう上がらないだろう、いま不動産買うやつなんて馬鹿だ、賃貸物件に住み続けるのが大正義だ、なんて言う人も大勢いました。

うーん、そんなこと言われても土地だけで3,000万円の価値があるのは確かだし、このまま地価が下がって1坪100万円くらいになったとしても、35年後に2,200万円の資産が手元に残ってるならプラスじゃないのかな? この人たちは何を言っているのかな?と不思議な気持ちでした。

つまり、わかりやすいようにボーナスなしのパターンで計算しますが、毎月14万円の住宅ローン×12か月×35年=5,880万円。4,380万円の物件を買うのに5,880万円払うのは、なるほど、一見バカバカしいかも知れません。

しかし、35年後に2,200万円残るというなら、5,880万円-2,200万円=3,680万円が35年分の家賃と考えれば良いわけですよね。だったら、月換算87,600円です。近隣で駐車場付き3LDKの家賃相場は月20万円くらいなのに、月87,600円で新築が借りられてしまうと考えることもできます。

仮に地価が下がらず、35年後も3,000万円の価値が残るとしたら、月額68,500円ということですよ。めっちゃ安くないですか?

もちろん35年も使えばボロも出てきて100万200万の修繕費用も必要となるでしょう。でも、月1万円くらい(=35年で420万円)の積み立てをしておけば十分じゃないですかね。1,300万円の建物に対して修繕費として420万円も見込んでおけば十分でしょう?

こんなふうに計算すると、どう転んでもお得にしか思えませんでした。

そして実際に自分で住んだのは10年ほどで、後は貸家にしているのですが、最初は築浅だったので月19万円。築20年を超えたのを機に月18万円にして、9年くらい家賃収入を得ている現状です。

尚、住宅ローンについては既に期限前完済してあるため、家賃収入が丸々収益となります。
参考記事:住宅ローンの期限前完済と抵当権抹消を自分でやったら案外簡単だった

更には面白いことに、近隣の土地価格が上昇しており、1坪140万円だった土地が今は1坪170万円になっています。土地だけで+700万円くらいですかね。

昨今なにかと不動産買うやつは馬鹿、特に新築買うやつは終わってる、一生賃貸が大正義、などと言われますが、ケースバイケースである、ということを覚えておいたほうが良いかと思います。

個人的にはある程度まとまったお金があるなら、中古物件を買ってリフォームして貸し出すのが最も効率的と思います。

アフィリエイト

アフィカスwwwと馬鹿にされたり毛嫌いされることの多いアフィリエイトですが、商品を紹介して実際に売れたら、売上金から数%支払われる、という仕組み自体はとてもまっとうなサービスです。まとめサイトとか他人様の著作権を侵害して金儲けしようとする輩がクソなだけで。

ぼくがアフィリエイトをはじめたのはたしか2005年頃だったと思うので、今から17年も前になりますか。

内容を聞いて二度見しました。3%という収益率の高さに、です。

1,000円売って30円かよ、ショボwwwと思われるかも知れませんが、紹介するだけですよ。梱包も発送もサポートもしない。売るだけで3%。

実家が洋服店をやっていたのですが、仕入れ値は定価の7割でした。しかも30着とかまとまった数を仕入れないといけません。

定価ではとても売れないので、通常の販売価格の時点で1割引き、セール時は2割引3割引もあります。

すると利益率は10%にも満たないのに、仕入れ、在庫リスク、店舗の維持費用、クレーム対応などなど、まったく、これっぽっちも、儲かりゃしません。仕方ないので洋服のお直しサービスで利益を上げてなんとかかんとかやりくりする始末。

それがアフィリエイトだと、在庫リスクなし、店舗の維持費用なし、クレーム対応なんて全くなし、それで3%ももらえるの…?

すぐに飛びつきました。

ゲームが好きでしたから、ゲームを紹介するページを作り、ゲームソフト販売店へのリンクを貼り、売れたら1~3%ちゃりんちゃり~んと入ってきます。

たしかはじめた頃はまだサラリーマンをしていて、片手間でWebサイトを運営していたので、あぁこれを本業に出来ねーかなー、そのほうが楽しいのに~、などと悶々としながら通勤電車に揺られていたのを覚えています。

だから、ここでも効率化を考えました。

ゲームの紹介とかレビューといったコンテンツを書くにはある程度の文章力が必要ですし、かなり手間もかかります。

一方で、ゲームの攻略情報、特にデータベース的なモノ、例えばゲームに登場する武器の一覧、魔法の一覧、職業の一覧などなど、昔なら攻略大辞典と題した分厚い本で売られるような情報なら、思考に割く時間が必要なくなるのではないか。

ついでにソート機能や検索機能を付ければ紙の攻略本よりずいぶんと便利だし。そう思って、MMORPGのデータベースサイトを作ってみたら、これが大当たり。

連日すごい人数の訪問者があるし、これだけの訪問者があるなら、データベースの編集機能も開放して、みんなで更新してくれれば更に手間がかからないのでは?

そうやって、wikiも浸透していない時代に、ユーザー参加型のゲーム攻略情報サイトを作ったのが最初のWebサイト運営でした。

月極広告

そうしてアクセス数が増加すると、儲け話は勝手に向こうからやってくるようになります。

ゲーム攻略サイトを運営しつつ、Amazonや楽天の広告を貼ってちょこまか小さい売上はありましたが、月50万PVを超えてもアフィリエイト収入はイマイチでした。

そりゃそうです。なにしろ「ゲーム」を「攻略する」情報を集めているサイトなのですから、訪問者は新しいゲームは滅多に買いません。攻略本だって買いません。

代わりに、PCゲームだったので、たまにグラボやPCパーツなどが売れることはありました。このへんはワリと予想外。それでも月に1~2万円くらいの収益だったでしょうか。手間がかかったのは最初にシステムを作った1~2週間で、後はほとんど放置でWeb運営できていたので十分っちゃ十分なのですが…もう少し稼げないものなのか。

そう考えていたときに広告業者からメールが届きました。いわく、月額でお金を払うから広告バナーを載せてくれないか、とのこと。OKなら金額を提示してくれ、というのです。

はじめてのことだったので、どのくらいを提示すれば良いかわかりませんでしたが、ググってみると1PV=0.5~1円くらいが相場とのこと。

え、50万PVあるから25~50万円!? …………あぁ、それを広告枠数で割るのか。

バナーなら10枠分くらい並べられるから、1契約2万円/月くらいかなぁ。そんなにくれるのかなぁ…。

恐る恐る2万円を提示してみたら、即OKの返事。

1つのバナー広告が掲載開始されると、うちもうちも、とライバル業者からの問い合わせがきて、あっという間に10枠が埋まり、1サイトで毎月20~30万円の収益が上がるようになりました。

同じような規模のサイトをもうひとつ作り、調子の良いときはWebサイトからの収益だけで毎月100万円以上あったのですが、良いときはあまり続かないもので、1~2年くらいでこのフィーバータイムは終了を迎えます。

というのも、その広告というのがRMT(リアルマネートレード)業者のモノだったんですね。いわゆる現金でゲーム内のお金を買う、という行為に需要があったわけです。

RMT自体が出てきたばかりで、個人的には良いイメージも悪いイメージも特にありませんでした。そういうことする人もいるんだねー、程度の認識。

ところが、これを親の仇のように嫌うユーザー層がいて、運営側も対応せざるを得なくなり、公式にRMTを禁止するところが増えていったんですね。

ちなみに、それまでは運営側とRMT業者はけっこう仲良しだったようですよ。ちみちみ、あまり大っぴらにやらないでくれたまえよ、くらいのノリで。RMT業者から聞いた話なのでどこまでホントかは怪しいですが、要するに運営側にもちょっと分け前よこせ的な話もあったとかなかったとか。

ともあれ、ユーザーからの猛反発もあり公式にRMTは禁止となった関係で、我こそが正義なり!とでも思ったのかRMT業者の広告が貼ってあるWebサイトへの攻撃がはじまりました。DDoS攻撃です。

おかげさまでぼくが運営していたWebサイトはつぶされました。いえね、うちのWebサイトへのアタックなら排除できるんですが、貼ってある広告へのアタックは防げないッス。そして、異常な不正クリックがされたと判断したGoogle様がAdSenseのアカウントを停止するんですよ。おかげで数十万円の収益が一瞬で消えました。

すごいですよねー。正義マンは正義のツルギ(DDoS攻撃ツール)をもって、気にくわない悪のWebサイトのAdSenseを攻撃し、アカウント停止に追い込むんですから。16年くらい前のことですが、これはAdSense狩りと呼ばれ、某匿名掲示板でたいそう流行っておりました。

気にくわないWebサイトなら見なきゃ良いのです。右上に[X]という閉じるボタンがあるじゃありませんか。それなのに彼らはわざわざ気にくわない敵を探し出して狩ろうとするのです。正義を振りかざすのって気持ち良いらしいですからね。

ともあれ、このせいでやめていったWebサイト運営者は数多くいることでしょう。うちもそのひとつでしたが、最近は時間があまって暇で暇で仕方ないので、またちょいちょいWebサイトを作って運営していたら、月8万円くらいの収益がコンスタントにあがるようになった、という感じです。
(例によって最初にガッと作って後は放置するWebサイト)

ほとんどはAmazonとAdSenseですかね。ちなみに、このブログでの収益も公開していますが、月2~3万円くらいです。文字を書くのが趣味なのでやっていますが、現時点で474記事投稿していて月2~3万円の収益というのは、たぶん、普通は割に合わないと感じるのではないかな?

ボケ防止にちょうど良いし、年金の足しくらいにはなるので、インターネット老人会の住人こそブログやれば良いのに、と思いますけどね。

あ、このブログでの収益は不労所得と言えないから、アフィリエイト8万円/月のうちホントに何もしないで入ってくる分は5万円くらいかなぁ。でもでも、このブログ1年近く放置しても収益減らなかったし、やっぱり不労所得の一種…なのか…? 定義がわからぬ…

Webシステム利用料

だいぶ長くなって面倒になってきたな…。あと2つ、ササっと済ませましょうか。

ぼくがWebシステムのプログラミングをはじめて知ったのはサラリーマンは自分には合わん!と退職して、次に勤めた会社でのことです。

………………我ながら何言ってんだって話ですが、サラリーマンをやめて独立しようとしたものの、そう簡単に仕事が取れなくて、結局もう一度サラリーマンをやったってだけの話。

でも、そのときは、これからはプログラミングはほとんどWebになるだろう、Webシステムが作れないと話にならない、という確信がありました。それまでは業務系のプログラミングや、データベース系の処理のプロフェッショナルとして働いており、エンタープライズ系の実務に強い自信がありましたが、WebのUI部分、いわゆるフロントエンドには全然触れてきませんでした。

だから、まったく、コレっぽっちもWebプログラミングのやり方がわからなかったので、不動産関係のWebシステムを作っていた開発会社へ就職、そしてざっくりとセオリーだけ学んで1か月で辞めました。…………………最低だw

いやぁ…想像以上に簡単な作りだったんですよね…。

書籍で学んだとしたら、もっとずっと時間がかかったとは思いますが、業務として携わる場合、目の前に実際に動いているシステムとソースコードという”答え”が出ているので、飲み込むのは本当に一瞬。プログラマーの引き抜きや転職がなくならないはずだよなぁ、などと他人事のように思いつつ、辞めたのでした。

とはいえ、ここでも喧嘩別れなどはせず、きっちりやることはやって、やりたいことができたから辞める、と誠心誠意伝えることで円満に退職することができました。

そのおかげもあり、退職後にも関わらず、上司だった人からネットショップの開発/運営について相談されました。軽い気持ちで話を聞きに行ったのですが、このネットショップとはその後18年にわたってお取引させて頂くことになります。

あれよあれよという間に話が進み、ネットショップ用のシステム開発を任され、そのシステムの利用料として毎月5万円×12か月×18年間=1,080万円もの売上を頂くことになったのです。現在進行形で契約が続いているので元を取ったなんてレベルじゃないですね。

このシステムも開発に要したのは2週間くらいでしょうか。途中、消費税の変更や軽減税率の対応といったシステム改修は何度かやりましたが、毎月の保守作業はほとんど自動化してあるので、月に1時間も作業しているかどうか、というところ。

月5万円の保守料というと同業者からは鼻で笑われてしまうのですが、時給5万円ってけっこうすごいと思うんだけどなぁ。

不労所得とはちょっと言いづらいけれども…ぼくの感覚としてはほとんど働かずに入ってくるお金なんだよなぁ。

法人格の活用

このブログでも何度か書いていますが、”一応”株式会社を持っています。

元々は個人事業主として独立した際、大手SIerから、「今後、個人事業主への発注はしづらくなるから出来れば法人化してほしい」と頼まれたので会社を作ったのが経緯です。

当時は資本金必須でしたし、諸費用で38万円ほどかかったのも痛手でしたが、大手からの仕事は喉から手が出るほど欲しかったので、がんばって法人化しました。

しかし、会社設立して2~3年ほどはそこからの仕事が定期的にありましたが、ある日突然、「なるべくグループ内で仕事をまわせ、という話になって外注しづらくなってきた。ごめん」と仕事がなくなりました。

まぁそんなもんっすよねー。

その時点で会社を畳むつもりだったのですが、知り合いの個人事業主が「法人としか契約できない仕事があって…」となんだかうちと同じような経緯の話を持ってきたので、あぁ、じゃあうちの会社に所属する?ということで、雇い入れ、うちの社員として働いてもらうこととしました。

つまり、実質的には知り合いの個人事業主がとってきた仕事であって、うちは会社という箱を貸しているようなものなわけですね。なので、うちとしては事務手数料的なものを取って、残りをぜんぶ給料として支払うわけです。

そういった案件がいくつかあり、それが月5~6万円になるのかな? そのうち税理士費用や、法人税分を差し引いて、実際のぼくの取り分としては3万円くらい。

人によっては要するに中抜き業者じゃないか、と思われる方もいるかもですが、法人間の契約締結や、なにかあったときの責任など、わずか3万円の手数料ではデメリットのほうがずっと大きいので、よほど信頼できる相手でなければおすすめはできません。

まとめ

よくこんなところまで読みましたね…?

いったい何を聞かされているのだろう、って感じだと思うのですが…。

ぼくが28歳くらいの頃、たぶん、人生でもっとも精神的に追い詰められ、何もかも嫌になっていた時期があります。

通勤が辛い、朝起きれない、サラリーマンが辛い、仕事で疲れて帰っても嫁さんと喧嘩ばかり、辛い、仕事したくないでござる、仕事したくないでござる、仕事したくないでござるゥ…………!!

しかし、独立してはじめて気が付きました。仕事が辛いんじゃなくて毎日毎日会社で同僚や上司の顔色を気にしたり、仕事の押し付け合いをする様を見るのが心底気持ち悪いだけで、仕事自体は別に嫌いでもなんでもなかった、と。

同じような人、案外いるんじゃないかなぁ。

何だかんだ細く長い付き合いもあるので、単発の開発案件が飛び込みで入ってきたり、ファンドやCFD投資での収益も馬鹿にならない額が入ってくるので、先述した不労(?)所得だけで生活してるぜ!というわけではないのですが…

世の中にはこんな生活スタイルの人もいるし、収入の柱が増えれば増えるほど、人生の選択肢が増えるよ~、ってことを、初任給のニュースを見て唐突に書きたくなったのでした。

以上、よくわからないおじさんのよくわからない日記でした。

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