「ファッションを論じるという形で人生の新たな視座を提示」する!雑誌『imaginary』創刊に対するはてなブロガーの思い。

imaginary VOL.01 (夢眠舎)

「imaginary」とは―― 水野しず、ゆっきゅんの2人がW編集長体制で立ち上げた新しいカルチャーマガジン。 「どれもこれも気に入らなかった人が最終的に手に取るしかないマガジン」 をテーマに、夢でもいいからどうしても見たかった、心が踊らないものが全然載っていない最高の雑誌を創る為編集部発足。夢眠舎より年2回発行予定。
(公式ホームページより)

「バズり貧乏鍵垢富豪」「実力のブーム」などのパンチラインを連発し、迫力のあるアートワークがB4サイズの大きな誌面を埋め尽くす雑誌『imaginary』が、2021年12月に夢眠舎より創刊されました。

本誌が掲げるテーマは「どれもこれも気に入らなかった人が最終的に手に取るしかないマガジン」。

そんな『imaginary』創刊号を実際に手に取ったはてなブロガーから、思いの詰まった記事が投稿されました。

"ファッションを論じるという形で人生の新たな視座を提示している雑誌だから。"

jewel-m-pride.hatenablog.com

自分の取っていたファッション生存戦略に「パフェライク」という名前がつけられたことにより、自分以外にもこの生存戦略に舵を切っている人がたくさんいると知った。でも誌面のパフェライクな人々を見て、私にはまだ足りないものがあると痛感した。

えっ、これってファッションっていうか人生の話じゃん。でも人生の話なんだよな。ファッションを論じるという形で人生の新たな視座を提示している雑誌だから。

「『ギリ分かりそう』な情報がこれでもかと言うほどギッシリ詰まっている」と本誌を表現する むらさき (id:JEWEL_m_PRIDE)さん。引用のセンスの総体に固有の魅力が見出されるパフェになぞらえた「パフェライク」という概念から、自らのファッション戦略を考えます。

「国会図書館利用のハウツー」「疲れたら寝ろ」「読まない権利」

baby99sb.hatenablog.com

♡山口の文芸博物館?みたいなところで出会ったガラスケースの中にある多田智満子の『薔薇宇宙』が読みたくて読みたくて、でも今日本でそれを読むには30,000円でオークションで買うか国立図書館で読むしかないことを知って国立図書館に本当に感謝したことを思い出しました 国立図書館は最高

♡いろんなページに「疲れたら寝ろ」と書いてあったのがうれしかったです

♡本当に読みたい人にしか読ませないという意思が見て取れ、最高にゾクゾクしました。ビビットピンクの背景に水色のちっちゃくてほそーーーい明朝体、外で撮影したであろう写真を背景に白フチなしの黒字の文章
視認性はただの親切であり、主張とは両立しない 私達には読む権利と、読まない権利だけがある

感想をハートマークの箇条書きで挙げていく 九九(id:BABY_THE_99S_SHINE_BRIGHT)さん。希少な書籍を閲覧できる国会図書館の利用についての特集や、「締め切りを過ぎていたとしても夜は疲れているので、一旦寝た方が効率が良い」などのアドバイス、そして誌面デザインの独自性などについて語ります。

B4サイズの巨大な誌面が圧倒

tropical-haka.hatenablog.com

B4サイズの巨大な誌面が全然読み終わらなくて(写真やイラストも大きくてパワーがあり……)さらにぐさぐさと刺してくる言葉とそれに対する自分の気持ちと格闘するのはとても時間がかかって苦しくて楽しかった。雑誌でそれができること、そういう雑誌を企てる人が同時代に生きていることが本当に嬉しくなってしまった。

教科書を読むように受容するのではなく(「泥棒」になるのではなく)時間をかけて、頑張って自分の言葉で応答したい。何度も読み返して、その度にぶつけられたエネルギーを何かで発露したくてたまらなくなり、何かをしたい!

「早く脱出したい」と思っている地元の書店で『imaginary』を発見した けむり(id:tropical_haka)さん。本誌はすでに通販で入手していましたが、入荷を決定した担当者に「『ここにいるよ』というレスポンスがしたくて」、もう1冊購入したといいます。「自分の言葉で応答したい」「何かをしたい!」と、受け取ったエネルギーの大きさを表現しました。

”鍵垢富豪という概念はすごく自分の魂にフィットしている感じがして嬉しい。”

miokiroku.hatenablog.jp

『imaginary』という雑誌を読んで鍵垢富豪クリエイト欲がふつふつ湧いてきたのにうまく絵が描けなくてかなしい。デッサンとかたくさんやりたいしやろうと思うけどうまくなったからと言って別に頭の中のイメージに手が追いついていないとかでもなく頭の中がぐちゃぐちゃすぎて描きたいものは感覚でしかないのでやっぱり絵に向いていないのかもしれない。思想のあるものにお金を払おうとも思った。というか鍵垢富豪という概念はすごく自分の魂にフィットしている感じがして嬉しい。1対1で愛してもらえることを一番の目的にしたって別にいい。

「他人の間で流行るより、自分の中でバズりたい」という言葉とともに本誌で提唱されている「鍵垢富豪」の概念が「すごく自分の魂にフィットしている感じ」がするという Lacky(id:miomel25)さん。日記の中に『imaginary』から受けた影響をつづります。


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