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学びを形に...初めての出版体験(19)

2016-12-24 | ã‚­ãƒ£ãƒªã‚¢ãƒ»ä»•äº‹
私が、本を出版できるようになるまでの道のりを、忘れないように残しておこう。
もうすぐクライマックス。


前回からの続き。


2015年も師走にかかる季節だった。

送られてきたゲラの原稿(厚さにすると3-4センチくらい)の重みをひしひしと感じながら、私と共著の山崎さんは何度も何度も原稿を読み返した。

ちなみに、最初のゲラ時点では、本のタイトルや目次は全て仮称となっていた。(本のタイトルはここまでずっと「世界のエグゼクティブは何を学んでいるのか?」)


最初はまっさらな気持ちの読者として。


序章
・・・うんうん、すごくいい感じでよみやすい。私達がEMBAの学びを通じて一番体感した「高速回転学習(理論と実践を高速で回転することで知識と経験が知恵に変わること)を分かりやすく伝えられている。

本を手に取っていただいた方にはすでにお分かりだと思うが、私達の本は、序章が非常に長い。これはここに私たちの学びが全て集約されているから。

第1章(リーダーシップ)
・・・これもまずまずわかりやすい。でもいくつか修正が必要かな。特に英語の意図が日本語にすると分かりにくいところがあるかなあ。

第2章(ネゴシエーション)
・・・やや座学が多すぎるかな?もう少し実例を入れよう。

第3章(イノベーション)
・・・もう少しポイントを絞ったほうがいいかも。そうだ、私達のEMBAで学んだことの一つには「イノベーションを創る人材」もあった。それも入れよう。

第4章(マーケティング)
・・・巷にはマーケティング関連の本がたくさんあるので、私達の本ではエッジを利かせて本当に伝えたいことだけを伝えよう。

第5章(グローバル思考)
・・・「グローバルリーダー」と一言で言っても色々なパターンがある。私達も常に模索中だから、読者にも自分達のリーダーシップスタイルを追求してもらえるように最後は少し問題提起で終わろう。

おわりに
・・・共著だと二人の想いがたくさんあり、書きたいことはたくさん。でも、三浦さんには「短くお願いします」と言われていたので、最終的には「本を書くことになったきっかけ」だけに絞らなきゃ。


などなど。

読めば読むほど、「あー、あれも入れれば良かった。いや、もう少し的を絞ったほうがいい」など、頭の中を想いがよぎっていく。

私と山崎さんは議論をしながら、いくつかの修正パターンを編集者の三浦さんに送った。

はたして敏腕編集者の三浦さんはここからどんなふうに最後の仕上げをしてくれるのだろうか。


続く。。。








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