カメムシの仲間は外敵からの攻撃を受けると悪臭を放つことで「屁こき虫」などとも呼ばれ
昆虫の中の”嫌われものランク”ではかなり上位をしめているのではないでしょうか。
しかし、悪臭を放つのは外部から刺激を受けた場合だけで、普段、大人しくしている時は
近付いて臭いを嗅いでみてもほとんど無臭です。
それに、サシガメなどの一部のものを除けば、ハチやアブなどのように、直接人体に危害を
及ぼすようなことはほとんどありません。
外観的には幾何学的な模様や色彩の美しいものが多く、本質的には美麗な昆虫なので
被写体としても中々興味深いものがあります。
画像のカメムシは、我国で見られる種類では最大級のもので、体長は23㍉ほどあります。
元々は南西諸島や台湾などに生息する亜熱帯性のカメムシですが、温暖化の影響か、次第に
生息域を北に広げ、最近では京都府南部の八幡市や城陽市でも普通に見かけるようになりました。
主に、モミジバフウなどの街路樹や、サクラなどの公園樹の幹に群れていることが多いようです。
キマダラカメムシ <カメムシ目 カメムシ科>
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