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2017年09月06日、X9.3とX2.2の太陽フレアが発生で地球への影響に懸念、Xクラスは大震災前日にも

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2017年09月06日 X9.3とX2.2の太陽フレアが発生で地球への影響に懸念、Xクラスは大震災前日にも

9月6日の日本時間夕方から夜にかけて、X2.2とX9.3という巨大な太陽フレアが発生、地球への影響が懸念され始めているようだ(画像はNASAより)。

これは9月6日の17:50にX2.2、そして20:53にはX9.3という太陽フレアが観測されたもので、Xクラス自体が珍しいことに加えて、今回のX9.3という規模が1976年以降の観測データでも上位にランクするほどであること、また同規模の太陽フレアとしては2006年12月5日のX9.0以来約10年ぶりであることから話題になっている。

太陽フレアはA・B・C・M・Xの5クラスに分類され、Xクラスは最大級である。過去には更に強いケースもあったとされているが、観測データ上最も大きなフレアだったのは2013年11月4日のX28。地球への影響についてWikipediaの「太陽フレア」の項目にこう記載されている。

「2008年に全米科学アカデミーによる「激しい宇宙気象――その社会的・経済的影響の把握」報告書が出されている。それによると、強力な太陽フレアが地球の磁場を混乱させ、強力な電流によって高圧変圧器が故障(規模によっては溶融)し、電力網が停止する可能性について検討されている。通信ケーブル、放送、携帯電話は脆弱である。もしそうなれば、米国だけで最初の1年間で1兆〜2兆ドルの被害が出て、完全復旧には4年〜10年かかる。もし1859年規模のフレアが起これば、社会に大混乱が生じ文明は19世紀初頭に戻ると予想された。大型の変圧器は調達に年単位の時間がかかり、電力網が世界規模で破壊された場合に生産はほとんど出来ないとされる。また超高圧送電線の敷設にも時間がかかる」

太陽フレアと地震の関係については、太陽フレアの影響を受ける電離圏における電子数の増減が強い地震の前に確認されている。これまでにもM8クラスなどの巨大地震で検知されていた他、2016年4月の熊本地震前にも見られていたことが2017年に判明しており、因果関係は不明だが東日本大震災の前日にもX1.5という規模の太陽フレアが発生していた。

地球への様々な影響については地球方向に向かってCME(コロナ質量放出)が確認されるかどうかもポイントとされているが、9月8日以降何らかの影響が出る恐れへの懸念も出ているようだ。

 

 


11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生


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