ゲームに関するテーマで、ゲストのかたと、テキストチャットを使って対談した内容をお送りいたします!
今回、第3弾になります。
対談ラジオだと「自分の声が公(おおやけ)に出るのが恥ずかしい」けど、こっちなら…という人からの提案で、大昔に実施していたテキストチャットでの対談を復活。
不定期更新でお送りしております。
第3回目となるテーマは、「ゲームのチラシ」についてです。
(対談した日 : 2022年7月24日(日))
※参考画像を引用※
ゲストは、ツイッターでフォローしていただいている「あかみどり」さんです。
◆ご本人からの紹介メッセージ
ファミコン発売時は小学生。
その頃からもらったチラシを集めるというか捨てられなくて、気がついたら未だに(ユルく)集めています。
↓あかみどりさんのツイッター
https://twitter.com/akamid83
あかみどりさんは、ツイッターで様々なゲームのチラシを投稿したりリツイートされていたりします。
ということで、ゲームのチラシについて詳しいあかみどりさんに、チラシの知識はそこまで無い私が、色々と聞いてみる形で対談してみました。
ということで、ここから、対談した内容をお送りしていきます!
partygame : 本日は、よろしくお願い致します。
あかみどりさん : こちらこそ、よろしくお願いします。
partygame : 今回、あかみどりさんがよく話題に挙げていらっしゃる、ゲームのチラシについてのお話ということで。
私がなかなか詳しくないので、色々お尋ねする感じになるかもしれませんが、 私としても、新しい発見があると嬉しいので、色々聞かせていただければと思います。
あかみどりさん : はい、了解です。逆によく分からない人のほうが多いと思うので、そういう視点での意見を楽しみにしています。
partygame : ありがとうございます。
◆チラシを集め始めた話
partygame : まず、あかみどりさんは小さい頃からチラシを集めるようになったと聞きましたが、きっかけみたいなものは、あったりしたのでしょうか?
あかみどりさん : 特にきっかけというのは思い当たらないですが、「ファミコン」登場前に友だちの家で「カセットビジョン」に触れてテレビゲームに興味を持ってから、その前に情報収集の為にチラシを…という感じでしょうか。
その時に「ぴゅう太」などのチラシも集めていましたが、残念ながらいくつか引っ越しで処分してしまいました。
※カセットビジョン = 1981年7月30日発売の家庭用ゲーム機
※ぴゅう太 = 1982年8月20日発売のゲームパソコン
partygame : カセットビジョンに、ぴゅう太。ともに、1980年代前半の古いゲーム機ですね。
その時代は、インターネットどころかゲーム雑誌なんてものも無かったでしょうから、チラシが貴重な情報源だったのでしょうね。
あかみどりさん : ちょうど第二次テレビゲームブームですね。まあ、チラシは無料だから、子どもの手に取りやすい情報源です。
partygame : 確かに。無料で手に入るというのは、大きいですね。
あかみどりさん : 情報源というと、あとは友だちの間だったり、近所の書店で立ち読みしたり…ですかね。
partygame : ファミコンが登場し始めてから、ゲーム雑誌というものが徐々に浸透していきましたが、立ち読みはできても、持ち帰りはできませんからね(笑)
チラシだけでなく、ゲーム雑誌を見ることも多かったのでしょうか?
あかみどりさん : 買うこともありましたが、まだ「ゲーム雑誌」というものは登場していないですね。
ちょっと時代が変わりますけど、「ベーシックマガジン」はゲームソフトをメインにした付録が付いていたので、時々買っていました。
※マイコンBASICマガジン = 1982年から2003年まで展開していたパソコン雑誌
partygame : なるほど。
私の場合は、中学の頃…ニンテンドウ64やPS1とかの時代ですけど、それくらいになってようやくゲーム情報を見るようになってきましたが、そもそもあまりゲームを買ってもらえなかったことや、ゲームショップに立ち寄ること自体が滅多に無かったので。
情報源はゲーム雑誌くらいしか知らず、 店頭で無料のチラシがあるというのを知ったのは、さらに後になります。
それこそ、チラシの存在を知らなかったものですから、中学・高校の頃とかは、ゲーム雑誌を切り抜いてノートに貼り付けて、情報をまとめていたりしたものです。
※私が初めて買ったゲーム雑誌は「64ドリーム」(現在の「ニンテンドードリーム」)
あかみどりさん : 1980年代当時の雑誌は、パソコンゲーム/アーケードゲーム/家庭用ゲームなんかの情報が載っていましたが、そのなかでもメインはパソコン/アーケードのほうでした。
コンシューマーゲーム機に注目が集まるのは、やっぱりファミコンブーム以降ということになります。
partygame : たしかに1980年代以前は、ゲーム=パソコンでっていう印象が強いですね。私も小学生の頃というと、学校にあった「PC-98」でよく遊んでいました。
あかみどりさん : チラシは、デパートの売り場のガラス棚に置いてあった印象が強いですね。普通に目にしていました。
partygame : 私の場合、とりあえず置いてあるゲームを遊んだり、友達から借りたゲームを遊ぶことが多くて、 それこそデパートに行くことすら滅多にないほど田舎でしたので。もう、ゲームショップに立ち寄れること自体が”憧れ”っていうくらいでした。
だから、なかなかチラシの存在に気づけなかったんでしょうね…。いま考えてみれば、もったいない思いをしていたのかもしれません。
あかみどりさん : 自分は、その点でラッキーだったのだと思います。都会ではないにしても、子どもの行動範囲内にそうした場所があったわけで。ちなみに、今もあります。
partygame : あ~、なるほど。
今でも、そういう場所が近くにあるというのは、ちょっとうらやましいかも?です(笑)
◆ゲームチラシの「変化」
partygame : ちょっと話題を変えてみましょうか。
ファミコンブームが起こって、いわゆるテレビゲーム専用機のチラシというのも増えてきたと思います。
それ以降も、あかみどりさんは色々とチラシを集めてこられたとのことでしたが、ずっと集めてきたからこそ感じる、ゲームチラシの「変化」みたいなものって、ありましたか?
あかみどりさん : チラシの「定義」が、どんどん変わっていったように思います。特に、2000年代に入ってからですね。
partygame : 2000年代となると、PS2やゲームキューブくらいの頃かな…。私が、ようやくゲームチラシを目にするようになってきた頃くいらです。
あかみどりさん : ちょうどファミコンがブームになる頃に引っ越をしてきたのですが、それからはチラシを集めることが定点観測(変化に対しての観察)のようになっています。
あかみどりさん : 2000年代になると、特に3DSがそうでしたが、コラボなどでゲームショップ以外でもチラシを目にすることが多くなりました。
partygame : いわゆるメディアミックスですね。確かに、そういった活動はどんどん盛んになっていった印象です。
ファミコンブームの熱がある頃は、魅力的なゲームが出れば、それだけで買ってくれたものですけど、どんどん「面白いゲームを作っても、知ってもらえないまま陰に隠れていく」という時代になっていったので。 様々な手段で、情報が目に触れる環境を広げていくようになっていきました。
あかみどりさん : ゲームショップがチェーン店になったり、大型家電店が身近になったりして、それぞれがチラシを作るようにもなっていきました。今はネットに置き換わってしまいましたが。
partygame : なるほど…ゲームメーカーではなく、販売店がチラシを作るようになっていったというのは、大きな変化かもしれませんね。
あかみどりさん : そういえば、スクエニ・テクモ・バンダイナムコなど、各ゲームメーカーが刊行物を出すようになってきたのも、同じくらいの時期でした。これらも多くがネットの波に…。
とにかくあちこちで、独自のメディアを持つようになったのは面白かったです。これらの変化は、ネットとの端境期(はざかいき=入れ替わり)だったのでしょうね。
partygame : 最初は定番となるゲーム雑誌が生まれて、そこから徐々に各自で独自の展開をするようになってきて。
しかしそこに、インターネットの波がやってきたことで、そういった紙媒体の情報源が減っていくことになる、
そして先ほどおっしゃっていたように、メディアミックスなどによって情報源が違う角度から広がるようになってきて、今に至る…って感じですね。
あかみどりさん : 流れとしては、そんな感じです。それによって、チラシも全体量が減っていきましたしね。
◆ゲームチラシの「価値観」
partygame : ゲームチラシといいますと、これらって基本は期間限定でしか発行されないものばかりだと思うんですね。 なので、けっこうオークションサイトとかで、昔のチラシが高値で取引されている光景を見かけたりします。
正直、こういうのってどうなんだろう?って思ってしまうのですが…まあ、希少価値があることは間違いないのでしょうから。「なるべくしてなった」って感じなのでしょうね。
※某オークションサイトから引用した一例
あかみどりさん : ちょうどDSブームの頃からですね。ブームって様々な所から意外な形で起こって、ゲームチラシもそのブーム乗っかって色々と生まれたので…。
チラシは基本、発売前に配布されて、なくなった時点で終了ですね。中には再配布したり、発売後に新しいチラシが配布されたりするものもありますが、基本的には「限定の非売品」という立ち位置なので。特にファミコン時代は、レトロゲームブームもあって、より希少価値が高くなりがちです。
個人的には、コンプリートは気にしないのでオークションで売買したりはしませんが。
partygame : キレイな状態で保存しておくのは、大変そうな気がするのですが…あかみどりさんは、どのように管理していらっしゃるのでしょうか?
あかみどりさん : ファイルに入れたり、年度ごとにまとめて段ボールにという感じです。手袋を付けてとか、そこまで神経質にできません。というか、気にしてたら続けられないです(汗)
partygame : まあ、そうですよね~(笑)でも、年度ごとに分けていらっしゃったりするんですね。
あかみどりさん : ここ10年分くらいは。
partygame : 私は、本当に一時期、Wiiくらいの頃かな…。それこそブログを始めた頃くらいに少し集めていた時があったのですが、自分に、整理する能力があまり無く、適当にまとめて容器などに入れていただけなので。
後から見返しても、よく分からなくなってしまって、結果、続かなかったですね…。
あかみどりさん : Wiiの頃というと、マイナーなタイトルでもチラシが配布されていて面白かったですね。やはりブームというのは大きいです。
partygame : ま、私はブログの整理で精いっぱいだった、ということで。ご勘弁ください(笑)
◆思い出の1枚
partygame : 最後に。
あかみどりさんが見たり集めたりしてきたチラシのなかで、特に印象に残っている一枚があったら、教えていただけると嬉しいです。
あかみどりさん : それまでは、任天堂ハードのチラシをメインに集めていたのですが、ゲームキューブの頃かな?マルチタイトルが増えてきてPS2のチラシはあるのにゲームキューブは無い…なんてことが、目立つようになりました。
それで、任天堂ハードだけでは片手落ちかなと思って、他のハードのチラシも集めようってなりまして。そのきっかけとなった1枚は、『グランド・セフト・オート3』でした。カッコいいのもあったし。
※参考画像から引用
あかみどりさん : このチラシはこのお店で貰ったな~とか、チラシによってそういうのを思い出すこともあります。
partygame : 印象に残るものとの出会いって、そのものだけでなく、その場所も思い出に残ったりするものですからね。素敵な話です。
あかみどりさん : 昔のアルバムを開いて、当時を思い起こすみたいなことがチラシを集めて続けて時折あるのが続けている理由のひとつかも知れませんね。
partygame : 1枚1枚は無料でもらえるチラシですけど、写真などと同じで、その瞬間を象徴する貴重な資料ですからね。
思い出とともに大事にしていただき、そしてこれからも、思いが続く限り集めていってください。
あかみどりさん : ありがとうございます。
partygame : ツイッターでの紹介も、楽しみにしています。
あかみどりさん : 気まぐれですが。
partygame : いえいえ。気まぐれで続けるくらいが、ちょうどいいんじゃないかと思います。あまりこう、「集めなきゃ!」と思って続けると切羽詰まりますので。
あかみどりさん : ですよね。
partygame : では、ここらでお開きにしたいと思います。
本日は、貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました!
あかみどりさん : こちらこそ、ありがとうございました。
…ということで、対談は以上になります。
今回も2時間ほどでしたが、テーマやお話する内容が少しマニアックではあったので、物量としては、そこまで多く話せませんでした。また、多少カットしてあります。
しかし、こういう話題って、続けてきた人からしか聞けないことも多いものですから。個人的には、有意義な時間でした。
もし、「ラジオでの対談はイヤだけど、テキストチャットならいいかも…」という人がいらっしゃいましたら、ツイッターのダイレクトメールや、ブログ用の「お問い合わせメールフォーム(https://form1ssl.fc2.com/form/?id=231a449103c7c2d4)」などでご連絡いただけたら嬉しいです。
次回の対談も、どうぞお楽しみに!!
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今回、第3弾になります。
対談ラジオだと「自分の声が公(おおやけ)に出るのが恥ずかしい」けど、こっちなら…という人からの提案で、大昔に実施していたテキストチャットでの対談を復活。
不定期更新でお送りしております。
第3回目となるテーマは、「ゲームのチラシ」についてです。
(対談した日 : 2022年7月24日(日))
※参考画像を引用※
ゲストは、ツイッターでフォローしていただいている「あかみどり」さんです。
◆ご本人からの紹介メッセージ
ファミコン発売時は小学生。
その頃からもらったチラシを集めるというか捨てられなくて、気がついたら未だに(ユルく)集めています。
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あかみどりさんは、ツイッターで様々なゲームのチラシを投稿したりリツイートされていたりします。
ということで、ゲームのチラシについて詳しいあかみどりさんに、チラシの知識はそこまで無い私が、色々と聞いてみる形で対談してみました。
ということで、ここから、対談した内容をお送りしていきます!
partygame : 本日は、よろしくお願い致します。
あかみどりさん : こちらこそ、よろしくお願いします。
partygame : 今回、あかみどりさんがよく話題に挙げていらっしゃる、ゲームのチラシについてのお話ということで。
私がなかなか詳しくないので、色々お尋ねする感じになるかもしれませんが、 私としても、新しい発見があると嬉しいので、色々聞かせていただければと思います。
あかみどりさん : はい、了解です。逆によく分からない人のほうが多いと思うので、そういう視点での意見を楽しみにしています。
partygame : ありがとうございます。
◆チラシを集め始めた話
partygame : まず、あかみどりさんは小さい頃からチラシを集めるようになったと聞きましたが、きっかけみたいなものは、あったりしたのでしょうか?
あかみどりさん : 特にきっかけというのは思い当たらないですが、「ファミコン」登場前に友だちの家で「カセットビジョン」に触れてテレビゲームに興味を持ってから、その前に情報収集の為にチラシを…という感じでしょうか。
その時に「ぴゅう太」などのチラシも集めていましたが、残念ながらいくつか引っ越しで処分してしまいました。
※カセットビジョン = 1981年7月30日発売の家庭用ゲーム機
※ぴゅう太 = 1982年8月20日発売のゲームパソコン
partygame : カセットビジョンに、ぴゅう太。ともに、1980年代前半の古いゲーム機ですね。
その時代は、インターネットどころかゲーム雑誌なんてものも無かったでしょうから、チラシが貴重な情報源だったのでしょうね。
あかみどりさん : ちょうど第二次テレビゲームブームですね。まあ、チラシは無料だから、子どもの手に取りやすい情報源です。
partygame : 確かに。無料で手に入るというのは、大きいですね。
あかみどりさん : 情報源というと、あとは友だちの間だったり、近所の書店で立ち読みしたり…ですかね。
partygame : ファミコンが登場し始めてから、ゲーム雑誌というものが徐々に浸透していきましたが、立ち読みはできても、持ち帰りはできませんからね(笑)
チラシだけでなく、ゲーム雑誌を見ることも多かったのでしょうか?
あかみどりさん : 買うこともありましたが、まだ「ゲーム雑誌」というものは登場していないですね。
ちょっと時代が変わりますけど、「ベーシックマガジン」はゲームソフトをメインにした付録が付いていたので、時々買っていました。
※マイコンBASICマガジン = 1982年から2003年まで展開していたパソコン雑誌
partygame : なるほど。
私の場合は、中学の頃…ニンテンドウ64やPS1とかの時代ですけど、それくらいになってようやくゲーム情報を見るようになってきましたが、そもそもあまりゲームを買ってもらえなかったことや、ゲームショップに立ち寄ること自体が滅多に無かったので。
情報源はゲーム雑誌くらいしか知らず、 店頭で無料のチラシがあるというのを知ったのは、さらに後になります。
それこそ、チラシの存在を知らなかったものですから、中学・高校の頃とかは、ゲーム雑誌を切り抜いてノートに貼り付けて、情報をまとめていたりしたものです。
※私が初めて買ったゲーム雑誌は「64ドリーム」(現在の「ニンテンドードリーム」)
あかみどりさん : 1980年代当時の雑誌は、パソコンゲーム/アーケードゲーム/家庭用ゲームなんかの情報が載っていましたが、そのなかでもメインはパソコン/アーケードのほうでした。
コンシューマーゲーム機に注目が集まるのは、やっぱりファミコンブーム以降ということになります。
partygame : たしかに1980年代以前は、ゲーム=パソコンでっていう印象が強いですね。私も小学生の頃というと、学校にあった「PC-98」でよく遊んでいました。
あかみどりさん : チラシは、デパートの売り場のガラス棚に置いてあった印象が強いですね。普通に目にしていました。
partygame : 私の場合、とりあえず置いてあるゲームを遊んだり、友達から借りたゲームを遊ぶことが多くて、 それこそデパートに行くことすら滅多にないほど田舎でしたので。もう、ゲームショップに立ち寄れること自体が”憧れ”っていうくらいでした。
だから、なかなかチラシの存在に気づけなかったんでしょうね…。いま考えてみれば、もったいない思いをしていたのかもしれません。
あかみどりさん : 自分は、その点でラッキーだったのだと思います。都会ではないにしても、子どもの行動範囲内にそうした場所があったわけで。ちなみに、今もあります。
partygame : あ~、なるほど。
今でも、そういう場所が近くにあるというのは、ちょっとうらやましいかも?です(笑)
◆ゲームチラシの「変化」
partygame : ちょっと話題を変えてみましょうか。
ファミコンブームが起こって、いわゆるテレビゲーム専用機のチラシというのも増えてきたと思います。
それ以降も、あかみどりさんは色々とチラシを集めてこられたとのことでしたが、ずっと集めてきたからこそ感じる、ゲームチラシの「変化」みたいなものって、ありましたか?
あかみどりさん : チラシの「定義」が、どんどん変わっていったように思います。特に、2000年代に入ってからですね。
partygame : 2000年代となると、PS2やゲームキューブくらいの頃かな…。私が、ようやくゲームチラシを目にするようになってきた頃くいらです。
あかみどりさん : ちょうどファミコンがブームになる頃に引っ越をしてきたのですが、それからはチラシを集めることが定点観測(変化に対しての観察)のようになっています。
あかみどりさん : 2000年代になると、特に3DSがそうでしたが、コラボなどでゲームショップ以外でもチラシを目にすることが多くなりました。
partygame : いわゆるメディアミックスですね。確かに、そういった活動はどんどん盛んになっていった印象です。
ファミコンブームの熱がある頃は、魅力的なゲームが出れば、それだけで買ってくれたものですけど、どんどん「面白いゲームを作っても、知ってもらえないまま陰に隠れていく」という時代になっていったので。 様々な手段で、情報が目に触れる環境を広げていくようになっていきました。
あかみどりさん : ゲームショップがチェーン店になったり、大型家電店が身近になったりして、それぞれがチラシを作るようにもなっていきました。今はネットに置き換わってしまいましたが。
partygame : なるほど…ゲームメーカーではなく、販売店がチラシを作るようになっていったというのは、大きな変化かもしれませんね。
あかみどりさん : そういえば、スクエニ・テクモ・バンダイナムコなど、各ゲームメーカーが刊行物を出すようになってきたのも、同じくらいの時期でした。これらも多くがネットの波に…。
とにかくあちこちで、独自のメディアを持つようになったのは面白かったです。これらの変化は、ネットとの端境期(はざかいき=入れ替わり)だったのでしょうね。
partygame : 最初は定番となるゲーム雑誌が生まれて、そこから徐々に各自で独自の展開をするようになってきて。
しかしそこに、インターネットの波がやってきたことで、そういった紙媒体の情報源が減っていくことになる、
そして先ほどおっしゃっていたように、メディアミックスなどによって情報源が違う角度から広がるようになってきて、今に至る…って感じですね。
あかみどりさん : 流れとしては、そんな感じです。それによって、チラシも全体量が減っていきましたしね。
◆ゲームチラシの「価値観」
partygame : ゲームチラシといいますと、これらって基本は期間限定でしか発行されないものばかりだと思うんですね。 なので、けっこうオークションサイトとかで、昔のチラシが高値で取引されている光景を見かけたりします。
正直、こういうのってどうなんだろう?って思ってしまうのですが…まあ、希少価値があることは間違いないのでしょうから。「なるべくしてなった」って感じなのでしょうね。
※某オークションサイトから引用した一例
あかみどりさん : ちょうどDSブームの頃からですね。ブームって様々な所から意外な形で起こって、ゲームチラシもそのブーム乗っかって色々と生まれたので…。
チラシは基本、発売前に配布されて、なくなった時点で終了ですね。中には再配布したり、発売後に新しいチラシが配布されたりするものもありますが、基本的には「限定の非売品」という立ち位置なので。特にファミコン時代は、レトロゲームブームもあって、より希少価値が高くなりがちです。
個人的には、コンプリートは気にしないのでオークションで売買したりはしませんが。
partygame : キレイな状態で保存しておくのは、大変そうな気がするのですが…あかみどりさんは、どのように管理していらっしゃるのでしょうか?
あかみどりさん : ファイルに入れたり、年度ごとにまとめて段ボールにという感じです。手袋を付けてとか、そこまで神経質にできません。というか、気にしてたら続けられないです(汗)
partygame : まあ、そうですよね~(笑)でも、年度ごとに分けていらっしゃったりするんですね。
あかみどりさん : ここ10年分くらいは。
partygame : 私は、本当に一時期、Wiiくらいの頃かな…。それこそブログを始めた頃くらいに少し集めていた時があったのですが、自分に、整理する能力があまり無く、適当にまとめて容器などに入れていただけなので。
後から見返しても、よく分からなくなってしまって、結果、続かなかったですね…。
あかみどりさん : Wiiの頃というと、マイナーなタイトルでもチラシが配布されていて面白かったですね。やはりブームというのは大きいです。
partygame : ま、私はブログの整理で精いっぱいだった、ということで。ご勘弁ください(笑)
◆思い出の1枚
partygame : 最後に。
あかみどりさんが見たり集めたりしてきたチラシのなかで、特に印象に残っている一枚があったら、教えていただけると嬉しいです。
あかみどりさん : それまでは、任天堂ハードのチラシをメインに集めていたのですが、ゲームキューブの頃かな?マルチタイトルが増えてきてPS2のチラシはあるのにゲームキューブは無い…なんてことが、目立つようになりました。
それで、任天堂ハードだけでは片手落ちかなと思って、他のハードのチラシも集めようってなりまして。そのきっかけとなった1枚は、『グランド・セフト・オート3』でした。カッコいいのもあったし。
※参考画像から引用
あかみどりさん : このチラシはこのお店で貰ったな~とか、チラシによってそういうのを思い出すこともあります。
partygame : 印象に残るものとの出会いって、そのものだけでなく、その場所も思い出に残ったりするものですからね。素敵な話です。
あかみどりさん : 昔のアルバムを開いて、当時を思い起こすみたいなことがチラシを集めて続けて時折あるのが続けている理由のひとつかも知れませんね。
partygame : 1枚1枚は無料でもらえるチラシですけど、写真などと同じで、その瞬間を象徴する貴重な資料ですからね。
思い出とともに大事にしていただき、そしてこれからも、思いが続く限り集めていってください。
あかみどりさん : ありがとうございます。
partygame : ツイッターでの紹介も、楽しみにしています。
あかみどりさん : 気まぐれですが。
partygame : いえいえ。気まぐれで続けるくらいが、ちょうどいいんじゃないかと思います。あまりこう、「集めなきゃ!」と思って続けると切羽詰まりますので。
あかみどりさん : ですよね。
partygame : では、ここらでお開きにしたいと思います。
本日は、貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました!
あかみどりさん : こちらこそ、ありがとうございました。
…ということで、対談は以上になります。
今回も2時間ほどでしたが、テーマやお話する内容が少しマニアックではあったので、物量としては、そこまで多く話せませんでした。また、多少カットしてあります。
しかし、こういう話題って、続けてきた人からしか聞けないことも多いものですから。個人的には、有意義な時間でした。
もし、「ラジオでの対談はイヤだけど、テキストチャットならいいかも…」という人がいらっしゃいましたら、ツイッターのダイレクトメールや、ブログ用の「お問い合わせメールフォーム(https://form1ssl.fc2.com/form/?id=231a449103c7c2d4)」などでご連絡いただけたら嬉しいです。
次回の対談も、どうぞお楽しみに!!
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私、ゲームのチラシって見たことないですね…
私の守備範囲のお店達には置いて無かったような…
もしかすると目に入らなかっただけかもしれませんが。。
自分の大好きなあのゲームやこのゲームのチラシ、あったら欲しいですねー。
なので、目にするきっかけが少ないかもしれません。宣伝のためのチラシですのにね…。