杉浦　ひとみの瞳

「憲法９条を守ってきた国民にノーベル賞を」とノルウェーのノーベル委員会に推薦した女性がいます。
そして、ノーベル委員会から推薦を受理したとの通知があったとの報道です。
http://www.asahi.com/articles/ASG422SDQG42UTIL008.html


ところで、ここでの 「９条」は
一般的な平和主義を謳った１項ではなく、交戦権を放棄した２項が核心となります。

自民党も「憲法９条１項は変えません」といっていますが
１項のような平和主義を謳っている国は世界にいくつもあります。
　でも、「戦争を放棄する」という憲法９条２項が日本の９条のキモなのです。


憲法９条
第1項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第2項
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


今回のノーベル委員会の推薦受理によって、憲法９条２項の戦争放棄は
世界的な平和の視点からも、平和に役立つもの捉えられていることを実感します。