17日に投開票が行われた兵庫県知事選挙で、前知事の斎藤元彦氏(47)が111万3911票を獲得し、再選を果たしました。開票結果が確定し、2位の稲村氏に13万票以上の大差をつけての勝利となりました。
■支援者から“斎藤コール”斎藤氏「オール兵庫で県政を前に進める」
17日午後9時40分すぎ、神戸・元町商店街の事務所前に多くの人が集まる中、斎藤氏が姿を見せると、『斎藤コール』沸き起こりました。
斎藤氏は「まずは多くの皆様にご支援いただき心から御礼申し上げます。改めて、文書問題で県民の皆様に県政への不安を与えたことは大変申し訳なく思います」と述べた上で、「県政運営はこれからが本当に大事。様々な批判や指摘も謙虚に受け止めていきたい。県職員との関係の再スタートし、県議会のみなさんと政策をしっかり前に進めていく。首長との信頼関係をもう一度講じていく。あらゆる県民の皆様と『オール兵庫』で県政を前に進めるのが大事だ」と抱負を語りました。
また、SNSで選挙戦が盛り上がったことについて、「もともとコメントが厳しくて好きではなかったが、(支援が)こんなに広がり、SNSのプラスの部分を感じた。県民の一人一人が『何が真実なのか』『どうあるべきか』というのを判断頂いた。まさに県民一人一人の勝利だと思う」と語ると、集まった支援者たちから歓声が上がりました。
■“パワハラ”疑惑の百条委・第三者委の調査は継続中…不信任決議の議会との向き合いが課題
斎藤氏は、2021年の知事選に自民・維新の推薦を受けて出馬して初当選しましたが、県の元幹部職員が告発した“パワハラ”などの疑惑をめぐり、県議会の不信任決議を受けて、9月に失職し、無所属での出直し選挙に挑んでいました。
知事選には過去最多の7人が立候補し、斎藤前知事に国会議員・市長経験者ら6人の新人が挑む構図となり、3年間の斎藤県政への評価や告発文書問題への対応の是非が主な争点となっていました。前回選挙とは異なり、斎藤前知事に政党からの支援はありませんでしたが、「県政改革を止めてはいけない」などとアピール。ネット上で支援の輪を広げるなど、終盤にかけ支持を拡大しました。
一方で、“パワハラ”などの疑惑をめぐる県議会の百条委員会や第三者委員会の調査は継続中で、当面はこの問題への対応や、全会一致で不信任を決議した県議会との向き合い方が課題となります。
投票率は55.65%で、前回の知事選に比べ、14.55ポイント上昇しました。
■兵庫県知事選の開票結果(投票率55.65%・開票率100%)
斎藤元彦氏(前知事・47歳) 111万3911票
稲村和美氏(前尼崎市長・52歳)97万6637票
清水貴之氏(前参院議員・50歳)25万8388票
大沢芳清氏(医師・61歳)7万3862票
立花孝志氏(政治団体党首・57歳)1万9180票
福本繁幸氏(会社経営・58歳)1万2721票
木島洋嗣氏(会社経営・49歳)9114票
(https://news.yahoo.co.jp/articles/dc916e2ebe2912ad3ece8890485e1ecf61020105)
これが民意です。
議会はこの民意をしっかりと受け止めなければなりません。
斎藤知事、がんばってください。
5909号
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます