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【司法後進国】琵琶湖畔放射能汚染木材チップ事件、「風評被害」理由で搬出先市町村を不開示とする最高裁。

2015-12-17 17:10:59 | ç¦å³¶ç¬¬ä¸€åŽŸç™ºã¨æ”¾å°„能
滋賀県琵琶湖畔に放置された放射能汚染木材チップ。

事件は解決しましたが、滋賀から搬出された汚染チップがどこに運ばれたのかを開示しないという異常な状態が許容されています。

この事案に関しては、裁判所のスタンスはおかしなことが実は多くあり、主犯格の元総務省官僚の判決公判を膨張しても、日本の裁判官の意識を疑うような文言が、平気で使われている状態を地裁でも確認しました。

一般論として社会関係が希薄な状態にある裁判官は、全員では有りませんが、その思考範囲に限界にあることは、皆さんも認識したほうが良いと思います。

そして、今回の搬出先に関しては、最高裁が市町村名を不開示とする判決を平気で出しました。地裁どころの話ではありません。

捜査報告書に関して、地裁では認められた市町村名を含んだ部分の閲覧が、最高裁では認められないということです。

驚愕の判決です。

こんな基本的な事実確認すら認めずに、「風評被害」的な話を日本の司法が優先するということに他なりません。

情報公開なんて、この国では本質的に夢物語ということで、僕はあきれ果てて物が言えない感覚に近いです。

最高裁は、一般論として国家体制側に近い判決を出す性質が強いことは、一般常識と思います。

しかし、最低限の情報公開や事実確認に関しても、門戸を平気で閉ざすという信じ難い対応をおこなう機関に過ぎないことは、また確認しておいたほうが良いです。

市町村名すら開示しないのですから。

こんな馬鹿げた判断を、政治を優先して法的におこなう国に、僕らは住んでいることは確認してください。

ここは、法的な観点で先進国と言えるのかどうか、日本で最も多く法曹を排出している大学で法学をまなんだ人間として、根幹的に疑問に感じています。

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